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夏本番を迎えた鳳凰山へ!

薬師ヶ岳、観音ヶ岳、地蔵ヶ岳( 南アルプス)

パーティ: 1人 (kisuke007 さん )

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行程・コース

天候

初日:曇り、2日目:快晴

登山口へのアクセス

バス
その他: 山梨交通・広河原線にて夜叉神峠登山口下車

この登山記録の行程

【1日目】
夜叉神峠登山口(10:26)・・・夜叉神峠(11:09)[休憩 4分]・・・杖立峠(12:15)[休憩 10分]・・・苺平(13:31)[休憩 2分]・・・南御室小屋(13:55)

【2日目】
南御室小屋(03:41)・・・薬師岳小屋(04:30)[休憩 15分]・・・観音岳(05:18)[休憩 8分]・・・アカヌケ沢ノ頭(06:08)[休憩 5分]・・・鳳凰小屋(06:46)[休憩 9分]・・・五色ノ滝(07:20)[休憩 3分]・・・南精進ノ滝(08:51)[休憩 14分]・・・青木鉱泉(10:16)

コース

総距離
約17.5km
累積標高差
上り約2,010m
下り約2,291m
コースタイム
標準13時間20
自己8時間54
倍率0.67

高低図

標準タイム比較グラフ

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登山記録

行動記録・感想・メモ

ようやく週末の天候に恵まれそうだったので、鳳凰三山を縦走してきました。

甲府駅より広河原行きのバスにのり、夜叉神峠登山口で下車、まずは夜叉神峠へ向かいました。樹林帯をつづら折りで40分登ると夜叉神峠に到着、北岳の眺望を期待したのですが・・・天気予報通り雲の中でした。

一服して杖立峠へ向かいました。危険な箇所はありませんでした。唯々、傾斜がきつくなったり緩くなったりの繰り返しで、先に進みます。山火事後から少しガスが出てきましたが道迷いするほどではありませんでした。

登り始めて3時間で苺平に到着しました。南御室小屋まで30分の案内がありましたので、小休止して先に進み、休憩入れて3時間半で小屋に到着しました。テント泊装備の割には、ペース良く登れるコースでした。

東側の空では入道雲がどんどん大きくなるのが見えてきて、西の空は元々掛かっていたガスの色が白から灰色に変わって、雷鳴も遠くから聞こえてきたので、いよいよかなぁ?と覚悟していたのですが、幸い、南御室小屋付近は振られずに済みました。テント場は8割方埋まっていて、遅くに到着した方は、張る場所に困っているようでした。16時までには着きたいですね。

ラジオで翌日も雷注意報が出ているを聞いたので、午前中に青木鉱泉まで下りてしまうことにしました。2時起き4時デッパ、久しぶりです。。。

予定より少し早く3時40分過ぎから登り始めました。テント場を出てすぐの急登、舐めてました。砂地が滑りやすく、懐電行動には少々きつい。しばらくすると、一旦傾斜がゆるくなり、樹林帯を素進みます。岩場が多くなってくると、いよいよ砂払岳に飛び出し、一気に視界が開けます。4時20分頃に到着し、日の出を待ちました。しかしながら、雲がかかっているので少し時間が掛かりそうでしたので、薬師岳まで進むことにしました。薬師岳小屋にも沢山の方が泊まっていたらしく、皆さんご来光目当てに山頂を目指していました。先に進んでいるうちに、日が出てしまっていたので、山頂から少し進んだところで小休止しました。

薬師岳から地蔵岳までの稜線は、砂地、岩、ハイマツの繰り返し、多少変化がありつつも、景色を楽しみながら進むことができる、気持ちの良いコースでした。ただ、砂地のところは道迷いしやすいようです(鹿の足跡を辿りそうになったところも)。テント場を出てアカヌケ沢ノ頭まで2時間半、気持ちがいいとペースが速くなってしまうようです。

地蔵岳のオベリスクは、アカヌケ沢ノ頭から眺めるにとどめて、鳳凰小屋を目指しました。アカヌケ沢ノ頭からの急降下、足場は相当悪いです。火山で良く見る砂礫よりは少しグリップしますが、ゆっくりと下りた方が無難でしょう。

南御室小屋を出て3時間で鳳凰小屋に到着しました。朝の忙しいところで申し訳なかったのですが、お手洗いをお借りしました。小屋の主人に声を掛けていただいたのですが、今年は週末の天候不順でお客さんは少ないようです。「どこから?」と聞かれ「南御室小屋からです」と答えると「早いな!」と言われてしまったのですが、早出早着を考えない人が増えてしまったのかもしれないですね。懐電行動はちと行き過ぎかもしれませんが。

青木鉱泉まではドンドコ沢を降りることにしました。ご主人の勧めで滝を全部制覇しようと思ったのですが・・・すみません南精進ノ滝を通り過ぎてしまいました。一方で、登山道の状況ですが・・・五色ノ滝から下は要注意です。倒木あり、土砂崩れ箇所の迂回あり、滑りやすい岩場ありなので、慎重に進んだ方が良いでしょう。また、標高差の割にコースタイムが長いのが気になっていたのですが、下り上りが多いので、正直、下りている気がしません。

とはいいつつも、鳳凰小屋を出てから休憩入れて3時間半で青木鉱泉につきました。もちろん、青木鉱泉では温泉をいただき、汗をしっかり流して(蚊に刺されて)、バスで韮崎に向かいました。

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フォトギャラリー:15枚

夜叉神峠からの北岳を期待したのですが・・・残念ながら雲の中でした。

杖立峠のケルンです。

苺平のケルンです。

南アルプスらしい樹林帯が続きます。

15時前、入道雲が発達してきました。このあと雷がゴロゴロと・・・

2日目早朝、砂払岳で日の出を待ちます。

雲に隠れて中々出てこなかったので、先に進むと、出てしまいました。。。

雲上からのご来光はいいものですね。

振り返ると・・・白根三山のモルゲンロート。あまり色は濃くなかったです。

北岳をアップ。スマホなので画素が粗いです。

観音岳付近から薬師岳までの稜線と富士山です。

観音岳付近から地蔵岳までの稜線と、左に甲斐駒ヶ岳、右に八ヶ岳連峰です。

アカヌケ沢の頭まで来ると、すっかり日が昇り白根三山もくっきりと。

地蔵岳のオベリスクと八ヶ岳です。

鳳凰小屋の主人に進められて滝に立ち寄ってみました。五色ノ滝では虹が掛かっていました。

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装備・携行品

シャツ アンダーウェア ダウン・化繊綿ウェア ロングパンツ 靴下 レインウェア
登山靴 バックパック スタッフバック スパッツ・ゲイター 水筒・テルモス ヘッドランプ
タオル 帽子 グローブ サングラス 着替え 地図
コンパス ノート・筆記用具 腕時計 カメラ 登山計画書(控え) ナイフ
修理用具 ツエルト 健康保険証 ホイッスル 医療品 虫除け
ロールペーパー 非常食 行動食 テーピングテープ GPS機器 ストーブ
燃料 ライター クッカー

みんなのコメント

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  • 素晴らしい写真ですね! 初心者質問で申し訳ないのですが、雷注意報がでている時、しかもテント泊の時はどんな備えをされるのですか?僕は同じ週末、怖じ気づき山行を取りやめました。

  • 昨日も北岳で亡くなった方がいらっしゃいました。基本的に近づかない、しかないと思います。携帯の電波が届くのであれば、レーダーや雲動き、雷情報を調べて、今いるところ、これから移動するところが危ないかどうかを、自分で判断するしかないのではないと思います。
    気象予報士の方がコラムに書かれていることが参考になるのではないでしょうか。
    https://www.yamakei-online.com/yama-ya/detail.php?id=768

  • 有難うございます!勉強します!

  • お互い気をつけて山行を楽しみましょう!

登った山

鳳凰山 地蔵岳

鳳凰山 地蔵岳

2,764m

鳳凰山 観音岳

鳳凰山 観音岳

2,841m

鳳凰山 薬師岳

鳳凰山 薬師岳

2,780m

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