行程・コース
天候
15日:晴れのち雨、16日:晴れ
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
中央道駒ヶ根IC=菅ノ台バスセンター駐車場=(バス)=しらび平ー(
ロープウェイ)ー千畳敷
駐車場は一回500円と良心的。観光シーズンの日中は満車になるが、夕方には空く。
バス・ロープウェイも混雑し、1~2時間待ちも発生するようだ。
この登山記録の行程
15日:
千畳敷駅(6:16)・・・極楽平(6:37)・・・島田娘(6:44/6:57)・・・濁沢大峰(7:39/7:49)・・・檜尾岳(8:33/8:49)・・・熊沢岳(9:44/10:09)・・・東川岳(11:07/11:31)・・・木曽殿山荘(11:47)
16日:
木曽殿山荘(5:45)・・・空木岳(6:40/7:19)・・・駒石(7:35/7:49)・・・空木平分岐(8:07)・・・迷尾根(8:44/8:52)・・・池山小屋分岐水場(9:47/9:58)・・・林道終点(10:37/10:41)・・・遊歩道途中(11:05/11:15)・・・駒ヶ根高原スキー場(11:30)・・・菅ノ台バスセンター(11:45)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
15日:
午前3時頃から駐車場で車中泊した登山者達が起き出し、4時にはザックでバスの順番取りをした上でチケット売り場に並び出す。4時半にはチケット販売が始まり、5時に始発が発車する頃には長い列が出来ていた。しらび平駅には先にタクシーで来た登山者が多くいて、ロープウェイは始発に乗れず2番手になった。
6時に千畳敷に到着。快晴でカールから宝剣岳が綺麗に望めるが、霞がかかっていて南アなどは見えなかった。4年前は大荒れの天気でそのまま引き返したが、リベンジ出来そうだ。
ほとんどの登山者は木曽駒方面に向かうようで、極楽平に向かうのはほんの数組。極楽平に着くと、正面に三ノ沢岳が大きく立ちはだかり、南にはこれから進む稜線の先に空木岳と南駒ケ岳が聳えていた。
島田娘から一旦大きく下り登り返すと濁沢大峰。次の檜尾岳に着く頃には雲が多くなり、強い日射しが避けられて歩きやすいものの、天気予報通り下り坂になるか心配になる。
大滝山付近でニホンザルの群れに遭遇。こちらに気づいても動かないので身構えたが、近づくと岩稜帯とハイマツの中を飛ぶように逃げた。5、6匹見かけたが、後から来た人は30匹位とボス猿らしい一際大きい猿を見たと話してた。
細かいアップダウンを繰り返し、巨岩が立ち並ぶ熊沢岳に着く頃にはガスが上がってきて、東川岳ではガスの合間から空木岳の綺麗なピラミダルが垣間見れるくらいになってしまった。
天気のせいもあり木曽殿山荘には予想外に早く到着してしまい、一番乗りだった。木曽義仲の力水までは行き5分帰り8分、意外と冷たくないが、充分水が補給できた。午後からポツポツ雨が降り始め、一時は本降りとなり、星空を観ることが出来なかった。
山荘はご夫婦で切り盛りされておりアットホームな雰囲気。1階が談話室兼食堂、2階が大部屋の寝室とザック置き場。消灯は8時。50人位の宿泊で、敷布団は3人で2枚、掛け布団は1人1枚で、窮屈な感じはしなかったが、人が歩くと床が軋むのであまり寝付かれなかった。
16日
5時前に朝食、その後小屋の前から御来光を眺める。天気は良さそうだ。
朝一の急登はキツいが、やがて花崗岩の巨岩が点在する空木岳に到着。素晴らしい天気で、北ア・穂高連峰から、乗鞍、御岳、南アと360度のパノラマが広がっていた。特に南アは鋸岳から光岳まで全山が望め、ほとんど踏破しているだけに感慨深かった。富士山は見えなかった。南駒ケ岳も姿良く、登高意欲をそそられた。
小ぢんまりだが綺麗な駒峰ヒュッテは素泊まりだが、アルファ米やカップラーメンも販売していた。駒石まではハイマツと花崗岩の間を縫うように歩く最高に快適なルート、ついつい立ち止まって景色を堪能したくなる。振り返ると、空木岳の花崗岩の白、ハイマツの緑、青空の青のコントラストが美しい!
駒石を過ぎると潅木帯となり、展望がほとんど見えなくなって下るのみだ。小地獄・大地獄は鎖や梯子があり、スパっと切れているわけでもないので、特に危険は感じなかった。家族連れも結構登って来ていたし、基本的な三点支持が出来れば全く問題ない。
池山小屋分岐の水場の流れは細いが、喉を潤すには充分だ。なおも下ると唐突に林道終点に出る。駐車場には20台以上停まっており、満車状態だった。トイレもあった。
ルートは蛇行する林道を2回横切り、遊歩道も突っ切るとスキー場に飛び出した。菅ノ台バスセンターの駐車場が満車で、ロープウェイに向かう観光客のマイカーがここまで誘導されており、いきなり下界に引き戻された気分となる。懐かしい灼熱地獄の車道を下ると駐車場に着いた。少し前までの静寂が夢のような喧騒であった。
近くの「こまくさの湯」で汗を流した。1階の浴場は混雑していたが、2階の休憩室は空いており、のんびり睡眠出来た。
フォトギャラリー:34枚
装備・携行品
シャツ | ダウン・化繊綿ウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア | 登山靴 |
バックパック | 水筒・テルモス | ヘッドランプ | タオル | 着替え | 地図 |
コンパス | ノート・筆記用具 | 腕時計 | カメラ | 登山計画書(控え) | ナイフ |
健康保険証 | 医療品 | ロールペーパー | 非常食 | 行動食 | テーピングテープ |
ライター | |||||
【その他】 昼食、半袖シャツ、ラジオ、エマージェンシーシート |