行程・コース
この登山記録の行程
【1日目】
美濃戸口(09:05)…美濃戸(09:37)[休憩 10分]…堰堤広場(10:15)[休憩 5分]…赤岳鉱泉(11:03)[休憩 20分]…赤岩ノ頭(12:20)[休憩 5分]…硫黄岳(12:36)…硫黄岳山荘(12:52)
【2日目】
硫黄岳山荘(06:16)…横岳(奥ノ院)(06:49)[休憩 12分]…横岳(三叉峰)(07:06)…赤岳天望荘(07:43)[休憩 10分]…赤岳(南峰)(08:11)[休憩 25分]…中岳のコル(09:15)[休憩 5分]…行者小屋(09:48)[休憩 30分]…美濃戸(11:34)[休憩 8分]…美濃戸口(12:10)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
今回は毎年恒例の南八ヶ岳を縦走登山してきました!
人気登山口の美濃戸(美濃戸口)から北沢を通り、硫黄岳から横岳を経て赤岳と中岳を縦走し、南沢から下って美濃戸に周回してきました。
一昨年、去年とマイナーな危険コース続きで、久々に美濃戸口から登りましたが、改めてこのコースが人気な理由が解りました。アクセス・アプローチがとても良く、各所に山小屋が充実していて水場は豊富にあります。登山道は歩きやすく、美しい緑のコケと透き通ったキレイな沢の水で癒されます。
今回は赤岳鉱泉まで北沢ルートを通り、赤岳鉱泉から赤岩ノ頭・硫黄岳に登って硫黄岳山荘に泊まりました。翌日、山荘から横岳、赤岳に縦走し、中岳のコルの分岐から行者小屋に下り、南沢コースを通って美濃戸口に戻りました。
このコースは赤岳に向かう途中に赤岳鉱泉や行者小屋があるので休憩場所として最適です。山小屋越えて地蔵尾根や文三郎尾根に入ると岩が多くなり危険度が増しますが、よく整備されているので落石に気を付ければ問題ないと思います。
天気は大荒れまでではなかったですが、晴れたり曇ったりガスだらけになったりと終始安定してませんでした。
1日目は最初晴れてましたが、赤岩ノ頭付近から一面ガスまみれになり、硫黄岳の山頂付近は強風が吹いていました。午後一時的に晴れましたが、ずっと強い風が吹いてる状況でした。
翌日は早朝から前がまともに見えないほどガスまみれでしたが、横岳の稜線入るとガスが抜けて晴れてきました。ただ、風は強く赤岳の稜線抜けるまでずーと強風が吹き荒れてました。さらに、行者小屋に着く頃に小雨も降ってきて、天候安定しない状況でした。
風は強かったですが、南八ヶ岳の稜線歩く時は天気に恵まれ、八ヶ岳の各峰や奥秩父、南アルプス、富士山、遠い雲の先に御嶽山・中央アルプス、北アルプスも見えました。
▼アクセス・アプローチ
南八ヶ岳エリアで一番人気のある美濃戸口の登山口を利用しました。
公共交通機関であれば、茅野駅からアルピコ交通バスが出ています。マイカーの場合、八ヶ岳山荘の駐車場(500円/1日)が利用できます。駐車料金は山荘の受付で払います。
八ヶ岳山荘は仮眠室や浴室もあり、深夜到着時は便利だと思います。登山届ポスト、トイレ、自動販売機も利用可能です。
詳細は、下記サイトに詳しく載っているのでご参照ください。
https://www.yamakei-online.com/trailhead/detail.php?id=1003
美濃戸口から約1時間歩くと美濃戸に着きます。美濃戸には、やまのこ村、赤岳山荘、美濃戸山荘があり、ここまで車で行くことも出来ますが、砂利道の未舗装道のため車高が低い車は止めた方が良いと思います。ここの駐車場利用する場合も料金掛かります。なお、バスは通っていません。
美濃戸の各山荘にも水汲み場やトイレがあります。水場の利用は無料です。トイレはこの先、赤岳鉱泉までないのでここで済ませておくと良いと思います。
登山口は美濃戸山荘のすぐ手前にあります。北沢・南沢とコースが分かれているため、間違えないように注意してください。
▼~赤岳鉱泉
美濃戸の登山口からしばらく北沢の沢沿いを登っていきます。赤岳鉱泉まで標高差500m以上ありますが、急坂はなく緩やかな登りが続いていきます。
何度か沢を渡りますが、橋があるので渡渉する箇所は殆どありません。ただ台風後は増水するとのことで巻き道を利用することもあります。
堰堤広場まで車が通れそうな比較的緩やかな道が続きます。堰堤広場からいよいよ登山道ぽくなってきます。赤岳鉱泉まで八ヶ岳特有のコケが群生する地帯が続きます。透き通ったキレイな沢の水と、緑美しいコケで癒されます。真夏でも涼しく気持ちの良いコースです。赤岳鉱泉の手前辺りで、向かう方面に横岳の岩峰(大同心)が見えてきます。
沢を渡ったり、緑苔が群生する樹林帯を歩いたりして、北沢沿いをどんどん進んでいくと赤岳鉱泉に着きます。赤岳鉱泉は広く開けていて展望が良く、横岳が良く見えます。山小屋の軽食が充実しているのでこの辺りで昼休憩取るのが良いと思います。たくさん種類があるカレーライスがオススメです!また、豊富に湧き出ているキレイな水も汲めます。
硫黄岳や赤岳に向かう場合、赤岳鉱泉が中継地点となるためここでしっかり休憩しておくと良いと思います。
▼~硫黄岳
今回のルートは硫黄岳から時計回りに赤岳、中岳まで縦走し美濃戸に周回します。まずは赤岳鉱泉の分岐から硫黄岳方面に入り、樹林帯の坂を登り赤岩ノ頭の分岐を経て硫黄岳山頂を目指します。
赤岩ノ頭・硫黄岳に登るコースはジョウゴ沢を抜けると薄暗い樹林帯に入ります。明瞭で特に危険個所はありません。地図では100分掛かると書いてありますが、正直そんな掛からないと思います。
ぐいぐい登っていくと森林限界になり、赤茶色の土地帯に入ります。「赤岩の頭」の道標があるところまで登ると一気に視界が開け展望が良くなりますが、この日は残念ながら霧まみれで一面真っ白でした。なお、赤岩ノ頭のピークは道標があるところから、峰の松目側にちょっと登ったところにあります。
ここから硫黄岳山頂部まで視界の開けた稜線を登っていきます。山頂付近は岩でガレているので、落石に注意しながら登ります。この日は風がとても強く、登りでかいた汗のせいで寒さも感じました。8月下旬でも風があると南八ヶ岳の山頂部は寒いです。
ガレた岩の坂を登り、硫黄岳の山頂に着きましたが残念ながら一面ガスで真っ白でした。硫黄岳の山頂は360度の大パノラマで広々としています。(晴れていれば)とても展望が良く北八ヶ岳方面の天狗岳や蓼科山まで見渡せます。南八ヶ岳方面は横岳が良く見えます。迫力満点の爆裂火山も見どころです。と、絶景を堪能したかったですが、ガスが晴れる気配もなく強風も吹いていたので、早々と硫黄岳山荘まで下りました。
硫黄岳山荘までケルンが並ぶただっ広い斜面を下っていきます。ガレた石が多くどこが道か解らなくなりますが、ロープ沿いを歩くと良いと思います。
硫黄岳山荘は稜線からちょっと外れたところにあり、茅野方面から吹く風が当たりにくくなっています。山荘付近に花畑があり花畑を周回できます。この小屋は硫黄岳山頂と横岳山頂の間の稜線上にあり、どちらの山頂にも近く早朝から登頂アタックするのに最適な山小屋です。内装はよく整備された清潔でとてもキレイです。トイレはなんとウォシュレット!さらにお湯が出るシャワーもあります。沢から汲んでる水も豊富です。ただ10月中旬くらいになると凍結したりします。料理も美味しく布団ふかふかで気持ちよく寝れました。南八ヶ岳エリアで大変気に入っている山小屋のひとつです^^
▼~横岳・横岳トラバース
翌日、早朝から一面ガスまみれで不安な状況でスタートしました。硫黄岳山荘から横岳に登るときはガスと強風が吹き荒れていました。この状況で横岳のナイフリッジ地帯をトラバースすると思うと気が引けてきます。
八ヶ岳の神様・地蔵様にこれ以上天候が荒れないよう祈りながら登って、横岳の奥ノ院に着く頃に次第に雲が晴れてきました!願いが通じたようです^^ 奥秩父の山域に美しい雲海が広がり、その先に富士山も見えました! トラバースを抜けて鉄梯子登り切り横岳の山頂に着くと、赤岳、横岳・阿弥陀岳に掛かっていたガスが一気に抜け、南八ヶ岳の壮大な絶景を見ることが出来ました!この日の横岳の山頂は誰も居なく、強風に吹かれながらも何とか絶景を堪能出来ました^^
横岳は奥ノ院から地蔵の頭分岐手前まで複数の峰が続いている岩稜地帯です。全てのピークを通ることはないです。トラバースするところもあります。杣添尾根の三叉峰分岐を抜けると鎖場や鉄梯子・ルンゼがあります。目の前に大迫力の赤岳が見え景色は抜群ですが、滑って滑落しないよう注意しながら進んでいきます。
▼~赤岳
地蔵尾根の地蔵の頭の分岐でお地蔵様に挨拶して、赤岳展望山荘まで下ります。赤岳展望山荘は赤岳と横岳のコル部にあります。赤岳山頂は目の前ですが、この先厳しい急坂を登ることになるため、ここでいったん休憩取ります。
山荘から赤岳山頂までは急坂の登り返しになります。急斜面のガレ場でとても滑りやすいです。また、地蔵尾根から登ってくるハイカーと、山荘で泊まっていたハイカー、さらに赤岳反対側から登ってくるハイカーで渋滞しごった返すこともあります。特にこの急坂は落石に注意して登らないといけません。
岩がガレた急坂を慎重に登っていくと、赤岳頂上山荘が見えてきます。赤岳頂上山荘は山頂にある山小屋で南峰側にあります。ちなみに赤岳の山頂は「北峰」側です。
赤岳の山頂は360度のパノラマで一面壮大な景色が広がっています。反対側の権現岳、手前の中岳、阿弥陀岳、通ってきた横岳とその先にあるなだらかな山頂の硫黄岳。権現岳方面に富士山と南アルプス、諏訪の街の先に雲海の中央アルプス、御嶽山、北アルプスが見えます。その反対側は金峰山等の奥秩父の山が見渡せます。アルプスや奥秩父の絶景ももちろん素晴らしいですが、何より赤岳から見る南八ヶ岳の景色は壮大で迫力があります。南八ヶ岳の険しさがよく解ります。もう幾度となく登頂している赤岳ですが、何度来ても飽きない本当に素晴らしい絶景です!
▼~中岳・中岳のコル
恵まれた天気で絶景堪能できましたが、風は相変わらず強い状況でした。絶景を惜しみながら文三郎尾根を下っていきます。
赤岳の山頂付近は険しいですが、各所に鎖が設置されています。このコースは登ってくるハイカーも多いので、落石に気を付けながら分岐まで下ります。分岐から直接行者小屋に行くことも出来ますが、今回は中岳まで縦走します。分岐から少しだけ登り返しますが標高差と距離は大したことないです。中岳の山頂は大して広くないですが、この山頂も景色抜群です。中岳から見上げる赤岳が最高です!
阿弥陀岳も険しく、毎年滑落事故が起きる危険な山です。阿弥陀岳の山頂から御小屋尾根を通って美濃戸口に下山することも出来ますが、今回は阿弥陀岳は登らず、中岳のコルから行者小屋に下って南沢から下山します。
中岳道は今回初めて通りました。中岳のお腹辺りを通る道で、樹林帯に入るまで景色が良く赤岳から横岳、硫黄岳を見渡せます。樹林帯に入り浅道を抜け文三郎尾根と合流します。分岐から数分で行者小屋に着きます。
▼下山(行者小屋~南沢コース)
行者小屋で最後の休憩取り下山準備します。行者小屋の一帯はとても広く休憩地点として最適です。景色も良く見上げると横岳や赤岳が見えます。
この山小屋も水が豊富です。足りなくなったらここで汲んでおくと良いと思います。軽食は名物のおでんやラーメンがオススメです!
美濃戸までは南沢コースを下っていきました。北沢コースと比べるとちょっと急斜面なところもありますが、歩き慣らされていて危険個所は少ないです。北沢の方が比較的安定しています。このコースも緑苔がとても美しくコケマニアには堪らないと思います。
中間地点に巨大な岩と祠があります。この地点過ぎると南沢の沢沿いを歩いていきます。沢を渡渉するとこもあるので、増水時は気を付けてください。
沢沿いの道をどんどん下っていくと美濃戸山荘に着きます。美濃戸からは来た道を戻ります。美濃戸にある各山荘で軽食摂ったり休憩していくのもオススメです。
念のため、虫除けや日焼け止め持っていきましたが、全く使いませんでした。八ヶ岳の季節変わりはとても早いです!また、山頂部は気温低く風が吹くととても寒く感じます。防寒着や厚手のグローブを持参しておくと良いと思います!
写真アップしきれなかったので、こちらからご覧ください!
https://photos.app.goo.gl/MUNgo3qavcACbEaS9
フォトギャラリー:120枚
美濃戸口の八ケ岳山荘からスタートします。駐車料金は山荘の受付で払います。この小屋は仮眠室や風呂もあって、前泊に便利です!
美濃戸まで未舗装の砂利道を登っていきます。美濃戸までここを車で通っていくこともできますが、車高が低い車だとキツイと思います。
美濃戸に到着。美濃戸には3つ小屋があります。水補給とトイレはここで済ませておきましょう。
八ヶ岳の天然水!南八ヶ岳は水が豊富で、透き通っていてとてもキレイです。
美濃戸登山口前にある美濃戸山荘。ここから赤岳鉱泉・行者小屋まで山小屋はないので、ここでしっかり準備しておきましょう。
美濃戸登山口。
北沢コースと南沢コースの分岐点。間違えないように!
堰堤広場までなだらかな坂を登っていきます。美しい緑の苔があちこち群生しています。
堰堤広場に到着。ここまで車でも通れそうな平らな道でしたが、堰堤から先は登山道ぽくなります。
何度か北沢を渡ります。橋が架かっていて渡渉する箇所はほぽありません。
北沢、南沢コースは緑苔が美しいです。
赤岳鉱泉まで沢沿いを登っていきます。
横岳の岩峰(大同心)が見えてきました。
北沢コースは緑苔と沢の水で癒されて、急坂や危険個所もなく歩きやすいです。
北沢を抜けて赤岳鉱泉が見えてきました。
赤岳鉱泉周辺は視界が開けていて広々としています。手前に横岳も見えます。
赤岳鉱泉に到着!ここで昼休憩取ります。水は豊富に湧き出ています。
赤岳鉱泉の分岐から硫黄岳に向かいます。
分岐は赤岳鉱泉の小屋の目の前にあります。
ジョウゴ沢を渡り薄暗い樹林帯をぐいぐい登っていきます。人気のない道ですが、一本道で明瞭です。
登山道が赤茶色になってきました。ここ抜けると森林限界です。
赤岩の頭分岐に到着。ここから視界は開け展望良くなりますが、この日はあいにく一面ガスまみれで何も見えません…
強い風が吹いていて、たまーにガスが晴れるときもありました。硫黄岳が見えました。
ガスの稜線を登り硫黄岳の山頂に到着。時折、吹き飛ばされそうな強い風が吹いています。本来、展望の良い山頂ですがこの日は残念ながらガスまみれで強風も吹いていたので早々と硫黄岳山荘に避難します。
硫黄岳山頂からケルン地帯を下り硫黄岳山荘に到着。
時折、晴れるときもありましたが、風は強いままでした。この日は天候が安定しません。
翌日早朝、硫黄岳山荘からスタートし横岳目指します。一面ガスまみれで強風が吹き荒れてました。
山頂に近づくにつれ、ガスが抜け始め瑞牆山、金峰山側に見事な雲海が見えてきました。
雲の先にうっすら富士山!
雲の間から日差しが差し込んで雲に反射しています。幻想的な光景です。
横岳山頂手前の鎖トラバース。風が強いので慎重に渡ります。このトラバースを抜けて鉄梯子登ると横岳山頂です。
横岳山頂に到着!山頂は風が穏やかでした。
茅野と中央アルプス方面。
赤岳と阿弥陀岳も山頂に掛かっていた雲が抜けてきました。
横岳山頂から見た富士山。
瑞牆山、金峰山方面は雲海。
キレイに雲が抜けた南八ヶ岳の名峰赤岳!中岳の稜線と雲が掛かっているのは阿弥陀岳、その後方に権現岳と南アルプスも見えてきました。
横岳から赤岳の稜線。風吹いてますが気持ちの良さそうな稜線です。
富士山もくっきり見えてきました。
赤岳あっぷ。
阿弥陀岳あっぷ。
その間にある中岳と中岳のコル。奥に見える峰が権現岳、さらに奥に南アルプス。
三叉峰(さんじやほう)の杣添尾根(そまぞえおね)分岐。
北アルプスもくっきり!尖がった山頂の槍ヶ岳も見えます。
中央アルプス方面。
赤岳の美しい稜線!これが南八ヶ岳の絶景稜線歩きです!
横岳は複数の峰がある岩稜地帯で鎖やルンゼが連続します。
奥秩父側は美しい雲海です。
地蔵尾根のお地蔵様。ここまでの無事と絶景堪能できたことに感謝!(-人-)
赤岳展望山荘に到着。
赤岳の急登。
赤岳、中岳、阿弥陀岳の稜線。
赤岳展望山荘から硫黄岳、天狗岳側。
赤岳の急坂を登っていきます。ガレた急坂で落石注意箇所です。慎重に登っていきます。
右側に美しい阿弥陀岳の稜線が見えました。
赤岳頂上山荘(北峰)に到着。
赤岳の南峰山頂に到着!幾度となく登頂した赤岳ですが、この日は抜群の天気で大絶景です^^
山頂から北八ヶ岳方面。横岳、硫黄岳、天狗岳が見えます。眼下の小屋は赤岳鉱泉と手前は行者小屋。
硫黄岳、横岳と赤岳頂上山荘がある赤岳の北峰。
奥秩父側。
一昨年、去年に登った真教寺尾根と県界尾根。鎖だらけの険しいコースでした。
権現キレットと権現岳。奥の山は南アルプス。
山頂でお祈り(-人-)
文三郎尾根から下れます。
赤岳山頂部は鎖場の岩場です。この尾根は地蔵尾根に次いで人気のあるコースでハイカーが多いです。滑落と落石に注意しながら下ります。
目の前で見る阿弥陀岳は迫力があります。赤岳に負けず劣らず険しい峰です。
横岳から硫黄岳、天狗岳。中岳辺りから見上げる横岳は美しい山容です。
雲の先に最北端にある蓼科山も見えてきました。
中岳と阿弥陀岳の稜線。この稜線もお気に入りです。
何度も見入ってしまう横岳。南八ヶ岳の各峰は山容が美しく迫力があります。
振り返って赤岳。
文三郎尾根の分岐。中岳・阿弥陀岳に登らない場合は、ここから行者小屋に下ります。
分岐まで下り、中岳に登り返します。見た目より大した距離・急坂ではないです。
稜線の絶景堪能しながら中岳山頂に到着。中岳の山頂も360度のパノラマで絶景が広がっています。ただ山頂部は狭いので団体が居る場合は要注意。
中岳のコルまで下りました。振り返って中岳と赤岳。
横岳、硫黄岳側。今日はこの稜線を通ってきました。
硫黄岳と北八ヶ岳側。
目の前に大迫力の阿弥陀岳。険しい山で滑落事故が絶えません。
富士山ともここでお別れです。手前は権現岳。
中岳のコルからここから阿弥陀岳に登ることもできますが、今回はパスします。
中岳道を通り、行者小屋まで下山します。中岳道は中岳の山腹を通ります。樹林帯に入るまで、赤岳から硫黄岳の美しい山容を見ながら歩きます。
樹林帯を抜け文三郎尾根の分岐に合流しました。行者小屋までもう少し。
行者小屋に到着。この山小屋は敷地が広く休憩場所として最適です。水も豊富で軽食のおでんやラーメンがオススメです!
南沢コースから下って美濃戸口に戻ります。
南沢コースも緑苔がキレイです。八ヶ岳の苔群生地帯は緑豊かでとても癒されます。
沢を何度か渡ります。北沢コースと比較するとちょっと解りにくいとこもあります。
祠の置かれた露岩。
八ヶ岳を流れる沢は透き通っていてとてもキレイな水です。どの沢も水量は豊富です。
美濃戸まで下山しました。南八ヶ岳の稜線周回完了です!ここから美濃戸口の八ヶ岳山荘まで来た道を戻ります。
装備・携行品
シャツ | アンダーウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア | トレランシューズ |
バックパック | ヘッドランプ | タオル | 帽子 | グローブ | サングラス |
着替え | 地図 | コンパス | 腕時計 | カメラ | 登山計画書(控え) |
健康保険証 | ホイッスル | 医療品 | 虫除け | 熊鈴・ベアスプレー | 非常食 |
行動食 | テーピングテープ | トレッキングポール | GPS機器 | ||
【その他】
水 2.0ℓ+ペットボトル550m ウィダーインゼリーx1(非常用)、プロテインゼリーx1(下山後用) ※地図、コンパス、時計、GPS、カメラはスマフォアプリ ※トレッキングポールは折り畳み式非常用(未使用) |
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