行程・コース
この登山記録の行程
猪苗代スキー場(05:45)・・・一合目(天ノ庭)(06:40)[休憩 7分]・・・沼ノ平・・・分岐・・・弘法清水(07:52)・・・磐梯山(08:10)[休憩 55分]・・・弘法清水(09:17)[休憩 6分]・・・分岐・・・沼ノ平・・・一合目(天ノ庭)(10:14)[休憩 10分]・・・猪苗代スキー場(10:58)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
もともとはテント泊登山を狙っていたが、一日だけ天気がもちそうなので、都内から何とか日帰りで行ける磐梯山へ。会津といえば、猪苗代湖と磐梯山、そして喜多方ラーメン。そして、福島は秘境の温泉。欲望に忠実に一路北へ。
磐梯山は登山の標高差が1,000mくらいあるので、日帰りではしっかり登る山のイメージ。猪苗代スキー場の登山口からアプローチしたが、行ってみると、標高差の半分くらいは延々とスキー場の横を登る道である。これが結構ツライ。他の登山者に会わないなか、草むらをかき分けて登っていくと、ほんとにこの道で正しいのかどんどん不安になります。更には、スキー場の草むらを歩くと跳ねる殿様バッタ。まさにgrass hopperそのもの。見たこともないくらい大きな殿様バッタと一生分?くらいお会いしました。それにしても、シーズン中のスキー場は華やかですが、シーズンオフのスキー場を歩くのが、こんなにツライものだとシミジミと思いました。
スキー場を登りきると、ようやく登山道へ。登山道が無性に懐かしく、なぜかほっとする瞬間です。登山道をしばらく登ると、「天の庭」と称する一合目付近へ。ここから、赤埴山の巻き道を通って、湿地帯を抜けて、磐梯山をぐるっと裏にまわり込みます。平坦な道でスピードマックスで突進。
沼の平あたりから微妙な香りが。何とも言えない臭気なのですが、どうやら硫黄の模様。沼の平あたりが臭いマックスです。沼の平には、火山活動が現在進行形なので登山道を離れるべからずとの看板がありました。
沼の平あたりまで単調な道が続くのですが、沼の平を越えて、ようやく磐梯山の最終アプローチにとりかかろうかというところで、裏磐梯の絶景が目の前に広がる。火山で出来た湖と森のコントラスト、さらには爆裂火口の荒々しさが興を添えます。
裏磐梯方面への分岐を過ぎると、磐梯山頂上に向けて稜線を上がっていきます。このあたりがこのコースのハイライトでしょうか。稜線を登りきると、弘法清水小屋に到着。ピンバッチにラーメン、ビール等が手に入ります。登った時はほとんど人がいませんでしたが、復路で通ったときには20人くらいが休憩していました。
弘法清水小屋から磐梯山山頂は近いです。山頂は生憎の曇り。それでも、眼下に広がる猪苗代湖と会津盆地は風光明媚の一言に尽きる。その一方、360度の眺望と引き換えに、頂上はふきっさらしなので、寒い寒い。夏なのにガタガタ震えて、少し早めの昼食であるおにぎりとラーメンを食べました。
帰りは往路と同じ道をくだる。天の庭まで順調にぶっ飛ばしていたが、天の庭付近で膝に違和感+不整脈で呼吸困難に。あぁ、悲しいかな、アラフォーの現実が磐梯山より高く立ちはだかります。ここからは呼吸を整えて、膝をかばいつつ、ほうほうのていでの下山でございやした。
下山後の恒例の温泉は、南会津で結構距離が離れているが、二岐温泉へ。自噴している岩風呂が有名な大丸あすなろ荘は、秘湯を守る会の会長さんです。透明なアルカリ泉ですが、温泉特有のぬるっと感があり、なおかつ、木の掘立小屋にある岩風呂が何ともいえない風情を醸し出しています。他に客もいなかったので、湯につかったり、岩風呂の縁で寝そべったり、40-50分はデトックスしてました。やっぱ登山&温泉は最高やな!
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