行程・コース
天候
初日:曇り時々晴れ、時折ぱらつく。稜線上では15m/s前後の強風、2日目:曇り時々晴れ
登山口へのアクセス
バス
その他:
仙流荘⇔北沢峠 南アルプス林道バス
\1,340/片道
広河原→北沢峠のバスは土日と平日の運行時間が異なるので要注意
この登山記録の行程
【1日目】
北沢峠(06:21)・・・五合目(大滝ノ頭)(08:07)[休憩 10分]・・・小仙丈ヶ岳(09:25)[休憩 15分]・・・仙丈ヶ岳(11:00)[休憩 20分]・・・伊那荒倉岳(14:25)[休憩 5分]・・・野呂川越(16:40)・・・両俣小屋(17:24)幕営
【2日目】
両俣小屋(05:40)・・・野呂川出合(08:22)・・・北沢峠(09:26)
※野呂川出合からバスのつもりが運行時間を勘違いしていてバスを逃してしまったため、北沢峠まで歩いた。
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
北沢峠~仙丈ケ岳
経験の浅い人でも登れる。特に報告すべき状況はないが小仙丈ケ岳から仙丈ケ岳に向かう下りにちょっとした狭い岩場があり、初心者の団体とのすれ違いに少し時間を要した。先導していた?と思われる首から何かカードを提げた年配者の上から目線のもの言いに少々気分を害した。
岩場を過ぎて直ぐのところから富士山、中ア、乗鞍、北ア、立山、剱、後立、白馬まで見えた。
仙丈ケ岳~大仙丈ケ岳
一人通るのがやっとの狭い稜線の道。360度抜群の眺望。ちょっとした岩もあって楽しい。
強風(15m/s前後)の予報だったのでヤッケを着たが、秋の冷たい強風に体感気温は零下。
鼻水が止まらなかった。
大仙丈ケ岳~苳ノ平
いかにも仙塩尾根らしい巻道的な縦走路が続く。ハイマツ帯、疎林、樹林と植生が変化する。
苳ノ平は名前通り、マルバダケブキの無残に枯れ果てた姿が広がっていた。
花期が終わって枯れたのか、それとも何か異常現象なのか判らないが、異様な枯れ方に思えた。
伊那荒倉岳~野呂川越
伊那荒倉岳は眺望なし。下ると高望池。池の右手にあると思われる水場への道はトラロープで封鎖されていて踏み跡も消失していた。池の手前の高いところにロープが張られていて地面には割れたビンや錆びて朽ちたガス缶の破片が埋まっていた。ゴミが残されたかつての幕営地に心が痛む。
独標への登り返しでは、森が台風?か何かで根こそぎ、広範囲になぎ倒されていた。
独標からの下りはちょっと嫌らしい。尾根から横に90度、切れ落ちた急斜面に向かって下るので勢い余って落ちないように木や岩、摑まれるものに摑まりながら慎重に下る。道は直ぐに尾根と平行するが、細く油断できない状況が続く。やがて鞍部で植生が変わり、コメツガ?かカラマツ?の樹林帯に入ると倒木がさらに増えてアスレチックになる。横川岳頂上で左Uターンに近い方向転換、倒木だらけでおまけに濡れた木の根がやたらに滑る、細く曲がりくねった道を下る。野呂川越までが遠く感じられた。
野呂川越~両俣小屋
今回の縦走でこの区間が最も難路だった。急な斜面を急降下する。何回か倒木を乗り越えねばならず、さらに木の根が濡れていてやたらと滑り、数回、危ない思いをした。
※2019.10.06 通過時には倒木は除かれ、整備されていました。下が乾いていて慌てずに下れば
難路ではなく、良い道だと思いました。
両俣小屋~野呂川出合
両俣小屋の指定幕営地はとても良い。左俣沢登山道は荒廃のため、通行禁止。
野呂川出合までの林道は、所々上部からの崩れた岩で埋まっていたりして荒れていた。
途中、釣装備の人、計5人とすれ違う。
※2019.10.06 通過時には両俣小屋の車(軽ワンボックス)が入れるまでに修復されていました。
オリジナルサイズの写真です。是非大画面でご覧ください。
https://www.flickr.com/photos/tok2009/albums/72157710686219552
フォトギャラリー:24枚
小仙丈ケ岳からの仙丈ケ岳
左奥:笠を被った富士山、左:北岳、右:間ノ岳、右奥:塩見岳~悪沢岳
中央奥:鳳凰三山、右奥:富士山
小仙丈ケ岳から仙丈ケ岳への稜線。
写真中央のあたりからの眺望が素晴らしかった。
左奥:穂高連峰、中央奥の奥:立山、劔、右奥:後立、白馬
中央奥:南八ツ、手前:鋸岳の稜線
手前右:甲斐駒(東駒)
中央奥:鳳凰三山。左奥に地蔵ヶ岳のオベリスクが判る
左奥:富士山、右手前:北岳
左:北岳、右:間ノ岳
手前:仙塩尾根、左奥~中央奥:南ア中部の主脈
右手前:甲斐駒(東駒)、左手前:鋸岳、左奥:南八ツ
大仙丈ケ岳への稜線縦走路
大仙丈ケ岳への稜線縦走路
中央奥:鳳凰三山
手前:仙塩尾根、左奥:北岳、中央奥:間ノ岳、右奥:塩見岳
やや右奥:鳳凰三山
背が低く、20-40cm程度で、茎頂上のみに花が付いているのでエゾオヤマリンドウっぽいが何リンドウだろう?
苳ノ平。異様に立ち枯れたマルバダケブキが広がる。
伊那荒倉岳
高望池
独標手前、なぎ倒された森
独標
装備・携行品
シャツ | ダウン・化繊綿ウェア | レインウェア | 登山靴 | バックパック | 水筒・テルモス |
ヘッドランプ | タオル | 帽子 | グローブ | 着替え | 地図 |
コンパス | ノート・筆記用具 | 腕時計 | カメラ | 登山計画書(控え) | ナイフ |
修理用具 | 健康保険証 | ホイッスル | 医療品 | 虫除け | 熊鈴・ベアスプレー |
ロールペーパー | 非常食 | 行動食 | テーピングテープ | トレッキングポール | GPS機器 |
ストーブ | 燃料 | ライター | カップ | クッカー | カトラリー |
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