行程・コース
天候
晴れ
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
大駐車場には数百台止められます。無料です。スキーシーズンでも無料です。
この登山記録の行程
大駐車場(9:54)・・・:水神(10:43)・・・泉ヶ岳山頂 (11:39)【休憩10分】・・・三叉路(12:32)・・・北泉ヶ岳山頂(13:03)【休憩5分】・・・水神(14:12)(14:27)・・・お別れ峠・・・大駐車場(14:55)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
今年最後の山歩きは泉ヶ岳から北泉ヶ岳の周回コースと決め、天気予報を窺っていた。「てんくら」の予報では、25日の午前中がB、正午あたりがAで、気温も高く、風もない、絶好のコンディションとなった。「てんくら」は、山頂付近の予報も出してくれるため、今や私には欠かせない情報収集の手段になっている。
朝の8時に家を出て、泉ヶ岳が見える場所で何度か車を止め、写真を撮る。山の上空には雲があるが、次第に晴れてくるだろう。泉ヶ岳大駐車場に着くと、止めてある車は10台弱しかない。昨晩、4、5センチほど降ったようだが、スキーができる状況にはない。
今日は水神コースを歩き、泉ヶ岳山頂から北泉ヶ岳に向かい、三叉路からブナの原生林を歩いて北泉ヶ岳に至る予定である。北泉ヶ岳の山頂を踏んだら、三叉路、水神まで戻り、お別れ峠を経て駐車場に戻ってくることにしよう。いつも歩いている、勝手知ったるコースである。
水神までは雪も深くなく、4、5センチの新雪を踏みしめて歩く。12月の空は、吸い込まれそうな深い青色である。ミズナラと赤松の林を過ぎ、坂道を歩いていくと、葉の落ちたカラマツ林に入った。クマザサの緑が新鮮に映る。50分ほどで水神に着き、ヒザ川の状況を確認して登山道に戻った。ここから先は急な登りとなり、雪も十数センチの深さになってきた。今日は長靴で正解のようだ。
大岩を過ぎ、膝下まで雪がある吹き溜まりを過ぎて、さいの河原に着く。ここからの眺めは素晴らしく、蔵王連峰から面白山までが逆光に霞んでいる。視線を右手に移すと、遠くに朝日連峰が白く輝いている。さらに右手には、後白髪山、三峰山、船形山が大きく見えていた。ここから山頂まではあと少しである。山頂にはひとりの男性がザックを下ろしていた。
山頂では休まず、北泉ヶ岳に向かう。少し進んだところに、絶好の展望地があるのだ。山頂部の雪は10数センチだが、踏み跡がしっかりついていた。展望地からは、蔵王連峰、大東岳、面白山がはっきり見え、その後ろに飯豊連峰を確かめることができる。朝日連峰は、空に浮き上がるように迫り、船形山の山頂部の小屋も確認できた。正面に大きい北泉ヶ岳の右手には、翁山、神室連峰、栗駒山が見えていた。ここで小休止。コーヒーを飲み、あんこやのどら焼きを食べてくつろいだ。
三叉路に向かう下りは雪が深く、数十センチもあった。ツボ足での歩行は難しく、長靴出なければ簡易アイゼンが必要である。ここからはブナとダケカンバが目立ってくる。泉ヶ岳にはブナが少ないが、北泉ヶ岳には小規模ながらブナの原生林が広がっている。
三叉路から北泉ヶ岳に向かうと、ミズナラとブナの巨木に出会う。このあたりの雰囲気は最高である。しばらくブナと青空を楽しみながら登り、13時3分に北泉ヶ岳山頂に着いた。灌木が伸びたため眺めは得られず、わずかに神室連峰と栗駒山の姿を見ることができる。
山頂を踏んで、来た道を引き返す。三叉路から水神に向かい、右手に泉ヶ岳を見ながら下る。空は青く、風もない。雪と青、太陽のオレンジの光が美しく、このまま下山するのが勿体無い感じである。
水神からカラマツ林を抜け、お別れ峠まで進んで、ここから大駐車場に下っていく。雪も少なくなり、濡れた落ち葉で滑らないように注意しながら登山口に戻った。駐車場には、3台の車が残っていただけである。登山者がやけに少ないなと思っていたが、そういえば、今日は平日だった。
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