行程・コース
この登山記録の行程
槇之口登山口(07:35)・・・林道出合(08:33)・・・五合目下登山口(08:53)・・・造林小屋(09:14)[休憩 3分]・・・九合目(09:57)・・・市房山(10:19)[休憩 36分]・・・九合目・・・造林小屋(11:25)・・・五合目下登山口(11:39)・・・林道出合・・・槇之口登山口(12:20)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
三連休第二弾の市房山。
九州山地の奥深いところにあるので予定に入れにくかったが,思い切って行ってみた。
人吉市での車中泊時に寒くて目が覚め,車載温度計はマイナス2℃。
山間部の路面凍結が心配だったが登山口までドライで問題なく,見る限り路肩にも雪は無い。
登山口手前のバス停(名称は登山口)横の駐車場(10台分ぐらい)で身支度し出発。
登山口で入山者名簿に記入した。名簿を見る限りでは日にちが離れた記載などであまり入山者はいない感じ。
コースはいきなり林間の急登,明るく日が差す緩斜面,時折林道歩き,鹿除け柵のネットを開けたりくぐったり。
合目表示が1合目毎にあり,それぞれに励ましや気晴らしの言葉が添えてあって感じがいい。
5合目下の駐車場には数台駐車があり,皆ここからスタートするようだ。
確かにこれまでの登山道の傾斜と単調な林間歩きを考えると,ここからの方が快適に登山が出来ると思う。
5合目表示の先から暫く(1キロぐらい)林道歩き。形のいい市房山が見え,時折ショートカットして造林小屋に出る。
この小屋はトイレ併設でいい休憩所になっている。
ここから再び樹林下歩きで,開けたところが馬酔木の森。次第に急登になり,振り返ると常緑の馬酔木の森と,霞気味だが奥深い山並みが見えた。
山頂からは人吉方面や市房神社方面の直下や遠く九州山地の連なった山々が見えて,高度感のあるいい眺めだった。
山頂の奥3分の所に,“心見の橋”なるものがあると表示板があったので行って見ると,岩の裂け目に割れた岩が挟まっていて,その岩を橋に見立てて呼んでいる様だ。またその下は断崖絶壁で落ちたら命は無い高さなので,その“橋”は度胸試しの意味もあって名付けたのかとも思う。
折角来たので記念に渡って来た。
また,この周りは露岩帯なので少しの距離だが岩掴みも出来てワクワクした。
また山頂に戻ると神社側から数名が到着。その中のお姉さん方に声を掛けられ話していたら同じ北九州の同じ区から来たとか。ウーンこんな遠くで・・・元気だな。
予定より長く山頂に居たので早く帰らねばとスタスタ下山した。
そんな中,5合目駐車場手前でサングラスを拾ったので5合目の登山届のBOX内に入れて来た。
二百名山とは言え,この山は正直言ってインパクトに欠ける山だったのだが,登ってみて,形良し,眺め良し,登り応えありで印象が良い方向に大きく変わった。
帰りは椎葉村,阿蘇,日田市と下道を通って来た。
椎葉村では幅の広い蕎麦(十割蕎麦の感じ)を食べつつ,観光の目玉が無く過疎化が進む現状を憂う店の婆ちゃんと話をし,秋の平家祭りにまたいらっしゃいと言われ,阿蘇では次週の野焼き情報を得,なかなか楽しいロングドライブだった。