行程・コース
天候
晴れ
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
笹雁新道の林道には空きスペースが何カ所かあります。数台ずつ止められます。
この登山記録の行程
笹雁新道登山口(6:17)・・・象ヶ沢清水(7:03)【朝食・休憩16分】・・・風衝地帯(8:33)・・・1410mピーク(9:32)・・・【花の写真撮影10分】・・・雁戸山山頂(10:34)【休憩15分】・・・・南雁戸山山頂(11:27)【昼食・休憩33分】・・・・雁戸山山頂(12:50)・・・カケスガ峰(13:40)【休憩10分】・・・笹谷古道分岐(14:45)・・・笹谷古道登山口(15:21)・・・笹雁新道登山口(15:57)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
雁戸山は
1 秀麗な山容で登高意欲をそそる
2 山頂からの360度の展望が素晴らしい
3 白い木肌のブナの美林で癒される
4 雁戸山から1410mピークの鞍部や南雁戸山の岩場の花々が美しい
5 象ヶ沢清水は清涼感満点で、その湧水はとてもおいしい
という、魅力満載の山である。
コースはいくつかあるが、私が好んで歩くのは笹雁新道コースだ。距離が長く、累積標高差も多いため、歩く人は多くはない。しかし、笹谷峠からの往復では上記の魅力を全て味わうことはできず、やはり、笹雁新道を歩くより方法はないだろう。
今日は快晴である。風が強いものの、絶好の登山日和となった。
今回も笹雁新道を歩き、雁戸山・南雁戸山の山頂を踏む予定だが、ちょっと趣向を変えて、往復ではなく、蟻ノ戸渡からカケスガ峰を経て、笹谷古道を歩くという周回コースにした。このコースは約16kmと長く、歩き甲斐があある。
いつもの杉林の駐車スペースに車を止めて、6時13分に出発した。
春の花は終わり、今はタニウツギが満開である。最初は杉林の林道を50分ほど歩く。
崩落箇所が三つほどあったが、通行に支障はない。
象ヶ沢清水で朝食を摂った。
この清水周辺は空気が清涼で、マイナスイオンがたくさん出ているようだ。
ここで水を補給して、再び歩き始める。
砂防ダムの先は、ブナの美林帯になる。
あまり太くはないが、白い木肌が美しく、私の好きな場所である。
ここを抜けると急な登りになり、登りきって風衝地帯に出る。一気に展望が広がる爽快な瞬間である。ここからは二口山塊、船形連峰、月山、葉山、鳥海山などを見ることができる。
さらに登って、台地状の稜線に出ると、雁戸山や南雁戸山の頭が見えてきた。
稜線をゆっくり歩いて1410mピークに着くと、目の前に雁戸山がどんと聳えている。左手に南雁戸山、奥に熊野岳、屏風岳と、まさにここは絶景ポイントである。
いったん下って鞍部に至る。ここは花の宝庫で、キクザキイチゲ、ツバメオモト、シラネアオイ、ミネザクラ、オオバキスミレなどが咲いている。サンカヨウはまだ蕾だった。
鞍部からの登り返しは100mほどあって、ここがきつい。登り切ると、目の前に南雁戸山が大きくなる。雁戸山山頂へは、もうわずかの距離である。
しばらく休んで 南雁戸山へ向かう。南雁戸山は岩の山で、岩場を登っていく。この岩場に一カ所、ミヤマキンバイが咲いているところがある。今年も小さな花を咲かせていた。そこを過ぎると、アズマシャクナゲやミネザクラが現れる。アズマシャクナゲはまだ咲き始めである。
南雁戸山山頂で昼食を摂り、雁戸山へ戻る。登ったり、下りたりと、足に負担がかかるが、今日は、比較的快調である。自転車通勤に変えたのがよかったのだろうか。
雁戸山からは笹谷峠に向かい、そこから笹谷古道を下って、出発点に戻った。
夏を思わせる青空と白い雲を見ながら、笹谷の集落を過ぎる。集落の庭先には夏の花が咲き始め、一瞬、夏休みの匂いを嗅いだような気がした。