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雁戸山・南雁戸山(笹雁新道から笹谷古道を周回)2023

雁戸山・南雁戸山( 東北)

パーティ: 1人 (ブナ太郎 さん )

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行程・コース

天候

晴れ

登山口へのアクセス

マイカー
その他: 林道のスペースに5、6台駐車できる箇所が数箇所あります。

この登山記録の行程

Start(06:47)・・・砂防ダム(07:38)・・・西茶畑(ニセ雁戸)(09:32)・・・雁戸山(10:06)・・・南雁戸山(11:01)・・・南雁戸山(11:51)・・・雁戸山(12:17)・・・滑川コース分岐(13:08)・・・分岐(13:28)・・・有耶無耶関跡(14:31)・・・化け石(15:00)・・・笹谷古道入口(15:18)・・・笹雁新道入口(15:50)・・・Goal(15:59)

コース

総距離
約15.9km
累積標高差
上り約1,616m
下り約1,615m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

 先日の初冠雪で山頂部の紅葉は終わったものの、ブナの黄葉が中腹に降りてきていると予想し、笹雁新道を周回で歩くことにした。笹雁新道から雁戸山、南雁戸山、戻って雁戸山からカケスガ峰経由で笹谷古道を下って出発点に戻る。最後に車道歩きがあるが、雁戸山を存分に味わい尽くすコースである。
 笹雁新道の入り口付近は藪が濃くなっているという情報があったが、1週間ほど前に刈り払いが行われたようで、雁戸山山頂まで登山道は綺麗に整備されていた。聞けば、北蔵王一帯に刈り払いが入ったようで、南雁戸山から名号峰までの藪ルートも快適に歩けるという。刈り払いされた方々に感謝しながらの山歩きとなった。
 紅葉は中腹部が見頃で、砂防ダムの先にあるブナの二次林が素晴らしく、黄金色のシャワーを心ゆくまで浴びた。途中、カモシカに遭遇した。ここからカラマツ林を抜け、崩落地から風衝地帯に出ると、展望が広がる。冠雪した月山が、紅葉の尾根の向こうに見え、思わず歓声を上げる。二口山塊の色づきも見事で、山形神室岳、仙台神室岳の山頂付近一帯は真っ赤に染まっている。
 風衝地帯からは再び急な道となり、登り切ると茶畑と呼ばれる台地状の稜線に出る。ここはドウダンやミネカエデの枝が張り出して歩きにくかったのだが、ここにも刈り払いが入っていて快適に歩けた。ただ、先日の降雪で一気に落葉が進み、紅葉はわずかに残るだけとなっていた。
 茶畑からニセ雁戸山に進むと、対岸に雁戸山、南雁戸山が大きく見えてくる。ここからは一旦鞍部に下り、そこから急斜面を雁戸山に直登する。この日は、降雪の影響が残っており、登山道が滑りやすくなっていた。
 雁戸山の山頂手前に乗り上げると、そこからは南雁戸山と熊野岳が近く見える。一旦、雁戸山の山頂を踏んでから、南雁戸山に向かう。山頂部の紅葉は終わってしまったが、蔵王ダムに下る尾根の紅葉が見事である。雁戸山からは一旦鞍部に下り、そこから登り返し、岩場をよじ登って稜線に出ると、南雁戸山山頂は間近である。
 南雁戸山山頂で休み、雁戸山に戻る。来た時と同じように、一旦下って登り返すが、急な道は濡れていて滑りやすくなっていた。雁戸山山頂で昼食をとった後は、笹谷峠に向かって下る。切り立った蟻の戸渡は、風のない日は怖くはない。そこからカケスガ峰に至るトラバースは、登山道に横たわる木々や木の根が多く、歩きにくくなっている。
 カケスガ峰から笹谷峠までは木の根の張り出した道を下る。ここもなかなか歩きにくい道である。ブナの森は笹谷峠が近くなると黄葉の色合いが濃くなり、いい雰囲気だ。笹谷峠からは笹谷古道を下っていく。古道はよく手入れされ、その上、傾斜が少ないため、とても歩きやすく、ここはもっとスポットライトを浴びてもいいルートだと思っている。
 笹谷古道入り口からはしばらく車道を歩いて出発点に戻る。退屈な道だが、笹谷街道沿いの集落は何か懐かしい空気を纏っていて、ちょっと好きな場所である。そこを過ぎると、廃業した一乃湯の建物が見えてくる。そこから右折して駐車した場所に戻った。

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装備・携行品

登った山

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雁戸山

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