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カムイエクウチカウシ山

カムイエクウチカウシ山( 北海道)

パーティ: 6人 (TOM さん 、ほか5名)

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行程・コース

天候

晴れのち曇り。山頂はガスで、遠くの景色が見えませんでした。

登山口へのアクセス

マイカー
その他: 登山ガイドの車で、帯広駅→とかち帯広空港→道の駅「なかさつない」経由で、札内川ダムの先の幌尻ゲートまで移動。

この登山記録の行程

7/3、幌尻ゲート(11:14)→七ノ沢出合(12:49/13:13)→八ノ沢出合テント場(15:35)、
1日目行動時間4時間21分(含休憩)
7/4、八ノ沢出合テント場(4:08)→三股(7:50/8:04)→八ノ沢カール手前水場(8:40)→八ノ沢カール(8:50)→コル(9:55/10:01)→山頂(10:41/11:04)→コル(11:38)→八ノ沢カール(12:23)→八ノ沢カール手前水場(12:41)→三股(13:28/13:38)→八ノ沢出合テント場(17:20)、
2日目行動時間13時間12分(含休憩)
7/5、八ノ沢出合テント場(5:31)→七ノ沢出合(7:22/7:44)→幌尻ゲート(9:22)、
3日目行動時間3時間51分(含休憩)

コース

総距離
約29.2km
累積標高差
上り約1,800m
下り約1,800m

高低図

GPX ダウンロード KML ダウンロード

登山記録

行動記録・感想・メモ

ガイドツアー(P.Z.)に参加。前日まで雨で、徒渉での水量が股上の場合、登山を1日延期し、札内川の水量が下がるのを待つとの事。幸い、沢の深いところで膝上位で、登山を決行。
林道に熊の糞が4、5個あり、熊の多い事を物語っていました(今回、熊には遭遇しませんでした)。七ノ沢出合まで、林道歩きで、問題なし。七ノ沢から徒渉が始まり、(上流から見て)左岸を進みました。所々に赤布やケルンがあるものの、登山シースン初めだからか?マーキングを見つけるのが非常に難しく、個人ではルートファインディングだけで相当な時間がかかると思いました。渡渉では、バランスをとる為に登山用ストックと、濡れた石でも滑りにくい渓流シュースが必携です。昨年も同じガイドツアーに参加した人の話では、昨年と川の流れが全く違うとの事。林道にコンクリートブロックが流れついており(写真あり)、札内川が荒れた時の流れの激しさを物語っています。八ノ沢出合のテント場は、無理すれば10張位張れそうです。
例年より雪が多く残っており、ガイドの方も「10年前から来ているものの、これ程雪が多いのは、初めて」というくらい今回雪が多かったです。今回、軽アイゼン(6本爪)で対応したものの、12本爪アイゼンでも良かったかも、と思う位です。三股付近で、草を掴んで這い上がる様な場所があり、滑りにくいグローブも必携です。
八ノ沢上部の三股手前までは(上流から下流を見て)左岸側を進むのですが、途中進行方向の左へ急に曲がり、涸れ沢に出る箇所(写真あり)があります。ピンクテープのマーキンブがあるものの、見つけづらく、踏み跡も薄い為、注意が必要です。また、下山時も三股から涸れ沢を下って来て、進行方向左へ急に曲がる為、注意が必要です。
これを書き終えた(7/21)頃には、雪が無くなっていると思います。これを書いていて思ったのは、6月末の残雪期にアイゼンを使って登ると楽に登れるのでは?と思いました。
今回、テント担ぎ,渡渉,アイゼン歩行,藪漕ぎ等があり、登山の総合力(体力、技術、経験)が試されるもので、さすが日本二百名山の中でも難関の山であると実感しました。
追記、カムエク山頂でソフトバンク、NTTドコモは電波が入りました。AUは向きにより電波が入る状態でした。

ガイドの玲奈さんのHP(ガイド事務所やまっこのレポート)
http://yamakkoguide.sunnyday.jp/2020/07/13/%e5%8c%97%e6%b5%b7%e9%81%93%e3%80%80%e3%82%ab%e3%83%a0%e3%82%a4%e3%82%a8%e3%82%af%e3%82%a6%e3%83%81%e3%82%ab%e3%82%a6%e3%82%b7%e5%b1%b1/

P.Z.のHPがリニューアルされた際、理由は不明ですがこのツアーレポートが無くなっていました。このツアーとは関係ありませんが、取り敢えずP.Z.のツアーレポートのリンクを下記に紹介します。(2022年8月12日)
https://www.powerzone.co.jp/reports/

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フォトギャラリー:75枚

幌尻ゲートのかなり手前にある札内川ヒュッテ。非常に綺麗。

幌尻ゲート手前駐車場。登山準備するガイドの高橋夫妻。

熊の糞。林道に4~5個あり。

林道歩き

林道脇の沢に雪が現れる。

夫恋覆道内。札内川からの土砂を除いてあり、歩き易い。

天狗橋災害復旧工事中。

舗装された滝見橋

札内川から流れてきたコンクリートブロック。昨年までなし。

七ノ沢出合の河原。下流遠くに12号砂防えん堤が見える。

七ノ沢出合から徒渉開始。

徒渉で、背の低いガイドの玲奈さんの股位の水量。

(上流から下流を見て)左岸の笹藪。

(上流から見て)左岸から右岸への徒渉始まり。

八ノ沢出合。テント場はこれより少し上流にあり。

八ノ沢(上流から見て)右岸から左岸へ、本日最後の徒渉。

八ノ沢出合のテント場

2日目。八ノ沢出合テント場から(上流から見て)左岸を進み、最初の徒渉。

しばらく進むと、八ノ沢正面にカムエクが見える。

(上流から見て)左岸への徒渉。雪が現れる。

大きなフキの葉と、ガイドの玲奈さん。

(上流からみて)左岸への徒渉で、雪。

また、徒渉。

カムエクが見える。

カムエク拡大

沢の中を進む。

八ノ沢を雪が覆う。

八ノ沢を覆う雪の上を歩く。

カムエク山頂が雲に隠れ始める。

八ノ沢の下流を見た所。ピラミダルな1628峰が見える。

沢の脇を登る。

涸れ沢の登り。

登り途中から進行方向の左横に進み、また涸れ沢に出て進む。下山時、この地点から左横に進む為、直進しない様に注意する為の×印。

三股直前のロープ。

三股。雪で覆われている。

三股(上流から見て)左の沢をつめる。

沢沿いの急な登り。

八ノ沢カール手前の水場。冷たくて、非常に美味しい水。

八ノ沢カール

コルの手前の雪。

コルからカムエク方面の眺め。

稜線から八ノ沢カール。

稜線上のお花。

稜線上の岩場。

稜線上にあったよく分からない多量のブツブツ。

カムイエクウチカウシ山。頂上にある一等三角点

山頂から、登山道とピラミッド峰。

1917峰方面の眺め。

山頂から下山直後に見えるコイボクカール。

登山道からピラミッド峰の眺め。

ピラミッド峰(左)と1823峰(右)

八ノ沢カール(左奥:十勝幌尻岳、手前のピラミダルな山:1628峰、右奥:岩内岳)

コルからカムエクの眺め。

コルからピラミッド峰と1823峰

稜線から急な下り。

カール下り。

八ノ沢カール

八ノ沢カール手前の水場

水場からの眺め(左奥:十勝幌尻岳、中央:1628峰、右奥:岩内岳)

三股で休憩。ガイドの高橋夫妻。

沢の脇の急な下り。

涸れ沢の急な下り。

笹藪の中

沢上の雪の上を進む。正面1628峰。

八ノ沢上部を見る。

何故か?行者にんにくの株が雪の上に転がり落ちており、それをひろうガイドの玲奈さん。後で玲奈さんに料理して頂き、美味しく頂きました。

徒渉開始。

カムエクの最後の眺め。

八ノ沢出合のテント場着。

3日目。出発。

七ノ沢出合の最後の徒渉。

七ノ沢出合の河原の12号砂防えん堤

林道と曲がったゲート

札内川から流れてきたコンクリートブロック。

幌尻ゲート終点

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装備・携行品

シャツ アンダーウェア ダウン・化繊綿ウェア ロングパンツ 靴下 レインウェア
登山靴 バックパック スタッフバック スパッツ・ゲイター 水筒・テルモス ヘッドランプ
タオル 帽子 グローブ サングラス 着替え 地図
コンパス ノート・筆記用具 腕時計 カメラ 登山計画書(控え) ナイフ
ツエルト 健康保険証 ホイッスル 医療品 虫除け 熊鈴・ベアスプレー
ロールペーパー 非常食 行動食 軽アイゼン トレッキングポール カップ
【その他】 渓流シューズ

登った山

カムイエクウチカウシ山

カムイエクウチカウシ山

1,979m

よく似たコース

カムイエクウチカウシ山 北海道

八ノ沢からカールを越えて鋭鋒を目指す。

最適日数
2泊3日
コースタイプ
往復
歩行時間
16時間10分
難易度
★★★
コース定数
57
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