行程・コース
天候
初日:曇り(ガスってる。視界は悪くない)時々晴、深夜から暴風雨、2日目雨のち曇り時々晴、午後から風弱まる。3日目:雨のち快晴
利用した登山口
登山口へのアクセス
その他
その他:
京都からバイクで移動。午前2時30分頃に立山駅に到着。平日で深夜でもあり、一番近い駐車場もガラガラでした。
この登山記録の行程
【1日目】
室堂ターミナル(09:00)・・・ミクリガ池・・・エンマ台・・・雷鳥平(09:45)・・・別山乗越(12:10)・・・剱澤キャンプ場(12:45)
【2日目】
剱澤キャンプ場(一日停滞)
【3日目】
剱澤キャンプ場(02:30)・・・剣山荘(03:00)・・・一服剱(03:30)・・・前剱(04:20)・・・平蔵のコル・・・剱岳(05:45)[休憩 30分]・・・平蔵のコル・・・前剱(07:00)[休憩 20分]・・・一服剱・・・剣山荘・・・剱澤キャンプ場(09:30)[休憩 90分]・・・別山乗越(12:00)[休憩 20分]・・・雷鳥平(13:40)・・・エンマ台・・・ミクリガ池・・・室堂ターミナル(15:00)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
・7月末現在 アイゼン無くても大丈夫です。
・手袋あったほうが良いです。夏といえども岩も鎖も冷たいです。天候にもよりますが、雨の早朝だと手がかじかみます。
・剱沢キャンプ場は予約なしで利用できます。
・マスクと消毒液は必須。マスクが無いと小屋での買い物、キャンプ場の受付ができません。
・みくりが池温泉は宿泊者以外入れません。
・立山駅に降りてから入れる温泉ですが、グリーンパーク吉峰が利用できました。
<以下は個人的な覚書みたいなものですので、時間があればどうぞ。>
立山駅からケーブルとバスを乗り継いで室堂へ。ターミナルを出ると天気は思わしくなく、雄山もガスで見えない状態。少しがっかりしながらも、ピーカンよりはマシかなぁとぼちぼち歩き始め、雷鳥沢のキャンプ場が見えるところまで来てみると、キャンプ場にはテントが10張り程度。平日とはいえ、コロナの影響なのか、登山者は少ないように思えました。
雷鳥平から川を渡ったところで雨脚が強くなり、仕方なくレインを着込み、本当は新室堂乗越に向かう予定をしていたのだけど、大日、剱の分かれ道で、えっ?大日??、いやいや剱でしょって勘違いして雷鳥沢の東側の直登コースに入ってしまい登り始めて気が付くも、時間的には変わりないので、まぁいいかと思い、別山乗越を目指して歩いていきます。
雨は降ったり止んだりだし、若干ガスもかかっており、どこまで行っても周りの景色が変わらない状態でしたが、霧で全く見えなくなることはなく、程よく先が見えないので、登りの絶望感はあまりありませんでした。
けれども、今回は久々のテン泊だったのでいつも以上に荷物が重かったのと、今シーズン初めての山行だったので、登り始めは意識的にゆっくり歩いていたこともあり、コースタイムではそろそろ別山乗越に到着するかなぁという時間になっても小屋が見えず、やっぱり、シーズン初めの山行はキツいなぁと思いながら歩いていると、小屋が見え、テンションが上がり雷鳥坂を一気に登り切りました。
ここまで来たら、あとは下るだけと自分に言い聞かせ、休憩せずにそのまま剱沢のキャンプ場を目指します。うっすらガスがかかっているものの、見えないということもなく、テン場が見開けたところで、「あれ?少なっ!」というのが第一印象でした。
テン場に着くと雷鳥沢と同様に、10張りくらいしかテントが無いので、割と良い場所にテントを張ることが出来ました。テント張ってる時は、ガスもはれ、時々太陽の日差しも浴びますが、ほんの一瞬でほとんど曇りの状態でした。
剱方面は、一服剱さえ見えない位のガスがかかっており、早く姿が見たくてうずうずしていましたが、結局夕方から雨が落ち出し、この日はお預けとなりました。
20時位から風も少し強くなってきて、星空も期待できず早々に就寝。天候次第で早朝出発で剱を目指そうと思っていました。
午前2時位にテントが揺れる気配で目が覚めたんですが、テントにあたる雨音が尋常ではなく、また、テントごと持っていかれるのではないかと思えるくらいの風が吹いており、ああ、今日は無理だなぁと判断して、再び就寝しようとするも凄い雨音と風圧で眠れず。電気を点けると、テント内が濡れており、ん??と思って前室を見ると、テントの下が川になってました。
寝袋を濡らしたくないので、慌てて防水バッグにしまい、寒いものの、着込めるだけ着込み、シュラフカバーにくるまって朝までウトウトしてました。
6時くらいに目が覚めると、風はまだ強いものの雨はほぼ止んでおり、テントの外に出てみると、フライが飛ばされたテントもあり、昨晩の風の強さを物語っていました。
周りの方も怖くて寝不足だわと仰っておられたり、今日はアタック無理だなぁ~と断念する人がほとんどで、アタックされた方は2~3人でした。送り出すときは本当に心配で、帰ってこられた時には、無事で良かった~!!と再会を果たし一安心でした。
この日は結局無理せず停滞。時折ガスが晴れて、別山山頂が見えたりするも、剱方面はガスの中で、前剱がほんの一瞬見える程度でした。風はお昼頃には時折強風が吹くも、夜になってようやく収まってきました。
できれば、3日目に下山したいと思っていたので、剱アタックは深夜出発をすることにし、早々に本日も就寝です。
午前2時に目を覚まし、雨音もなく、風もそんなに強くない感じなので、テントから顔を出すと、空には天の川が綺麗に見れており、急いで朝食を取り出発準備をします。
剱方面もそんなに白い感じがしなかったので、これは!!と期待に胸を膨らまし、いざ出発。
しかし…
剣山荘を過ぎたあたりで霧雨に包まれてきます。レインは着ずにそのまま一服剱通過し、前剱を登っている途中にから雨脚が強くなりました。
前剱での登りでは、暗闇の中ヘッデン点けて歩く僕が見落としているのかもしれないですが、ルートマークがわかりづらく、何度かロストしそうになりました。前剱大岩の手前辺りは特にわかりにくかったです。何度も止まって見渡して、少し場所を変えて見渡してを繰り返し、ルートをしっかり確認しながら進んでいきます。
前剱を過ぎてからは鎖場が連続して出てきます。この辺りは他の方やyoutube、ネットに情報が落ちてますので、事前に調べておくとよいと思います。
雨が降っていたので、結構滑りました。
剱岳山頂に到着時は雨でしたが、日本海側が明るいので、間もなく晴れるかな?としばらく待ってたのですが、太陽より先に寒さに負けてしまい下山することに。誰もいないので、自撮りで何とか撮影したのち、下り始めたのですが、この後に2回も死の危険を感じることになろうとは…
1回目はカニの横這い。慎重に進んでいたものの、横ばいの後半で掛けていた足が滑り、その勢いで鎖にぶら下がる羽目に。本当に焦りました。何とか態勢を整えて復活しましたが、一瞬、駄目かもと思いましたね。左足を置きに行こうと足を延ばしているときに右足がズルっと滑りまして。右わきに鎖を抱えるように持ち、左足の置き位置を確認して覗き込むように見ていた時だったので、右足の踏み位置が甘くなってたのだと思います。
2回目は、平蔵のコルを過ぎたあたりの、割と平坦なところだったと思います。雨で路肩が緩んでいたのかもしれませんが、座布団ぐらいの石に足をかけた瞬間、岩がズレた感覚がしたので、急いで足を上げた瞬間、その岩が一気に岩が落ちていき、ものすごい轟音が谷に響き渡っていました。乗り込んでいたかと思うとぞっとします。
短時間でこんなことが発生したおかげというのも何なのですが、登頂後の気のゆるみから、集中力が増したようで、その後は危なげなく無事にテン場まで戻ることが出来ました。
この2つの事件以降、天気は超回復しピーカンとなりました。
その後、撤営して、室堂発の下りにバスに間に合うように一気に下山。雷鳥沢からの登り返しが非常にきつかったです。
フォトギャラリー:13枚
装備・携行品
シャツ | アンダーウェア | ダウン・化繊綿ウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア |
登山靴 | バックパック | スタッフバック | スパッツ・ゲイター | 水筒・テルモス | ヘッドランプ |
傘 | タオル | 帽子 | グローブ | サングラス | 着替え |
地図 | コンパス | ノート・筆記用具 | 腕時計 | カメラ | 登山計画書(控え) |
ナイフ | 修理用具 | ツエルト | 健康保険証 | ホイッスル | 医療品 |
虫除け | ロールペーパー | 非常食 | 行動食 | テーピングテープ |
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