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古寺登山口からの大朝日岳

大朝日岳( 東北)

パーティ: 1人 (イケ さん )

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行程・コース

天候

初日:晴れ(熱中症対策が必要)、2日目:晴れ(熱中症対策が必要)

利用した登山口

古寺鉱泉駐車場  

登山口へのアクセス

マイカー
その他: 月山道路(国道112号)の月山IC付近から県道27号に入り、大井沢方向に進む。大井沢集落を過ぎると、日暮沢方向への案内があるが、そのまま真直ぐ進むと、やがて古寺登山口への案内が見える。古寺方向へ右折し、キャンプ場、養殖場跡を更に右折する。やや進むと大きな駐車場 (約200台、仮設トイレ有)と、真新しい案内センター(R2.6.1オープン)が見えてくる。

この登山記録の行程

【1日目】
古寺鉱泉駐車場(05:30)・・・古寺鉱泉(05:35)・・・一服清水(06:55)[休憩 5分]・・・ハナヌキ峰分岐(07:05)・・・三沢清水(07:40)[休憩 5分]・・・古寺山(08:10)[休憩 10分]・・・小朝日岳う回路分岐(08:55)・・・小朝日岳から合流点(09:15)[休憩 10分]・・・銀玉水(10:25)[休憩 30分]・・・大朝日小屋(11:25)[休憩 120分]・・・大朝日岳(13:40)[休憩 10分]・・・大朝日小屋(14:00)

【2日目】
大朝日小屋(06:30)・・・小朝日岳(08:12)[休憩 5分]・・・古寺山(08:50)[休憩 10分]・・・三沢清水(09:20)[休憩 10分]・・・ハナヌキ峰分岐(10:00)・・・一服清水(10:05)[休憩 15分]・・・古寺鉱泉(11:25)・・・古寺鉱泉駐車場(11:30)

コース

総距離
約16.9km
累積標高差
上り約1,828m
下り約1,828m
コースタイム
標準9時間45
自己10時間45
倍率1.10

高低図

標準タイム比較グラフ

GPX ダウンロード KML ダウンロード

登山記録

行動記録・感想・メモ

 大朝日岳へのコースで距離もあり、なかなか体力を要するコースではありますが、コースのポイント毎にコースの方向などを記した真新しい標柱が設置されており、道迷いの心配もなく、全体を通してそれほどの急登もなく登りやすいコースだと感じました。
 とは言え、①古寺鉱泉すぐ先の尾根筋への登り、②古寺山への登り、③小朝日岳への登り、④銀玉水から朝日小屋への登りは、頑張りどころでした。
 特に夏場で、この両日は、下界では猛暑日とのこと、登山途中は暑さで大変でした。林間の登山道は、まだ涼しいのですが、日陰のない尾根筋では、体温調整が大変でした。銀玉水では、キンキンに冷えた水を頭からかぶって、一休み、いや、三休み(水場に3度水をかぶりに往復)してしまいました。
 朝日小屋に着くと、窓を全開にし、冷えた床にごろりとすると気持ちよく、思わずお昼寝30分でした。
 お昼寝後、貴重品のみを持って、山頂へ、上り15分程、下り10分程。
 山頂からは、少し白んでいましたが、月山、葉山、蔵王、飯豊などの山並みが良く見えました。鳥海山はかすかにその面影がわかる程度でした。近くには、古寺山、そして小朝日岳からの尾根筋の登山道、朝日小屋から中岳、西朝日岳、そして遠くは以東岳への尾根筋の山並みが、素晴らしい景観を示しておりました。
 当日の山小屋には10名ほどの登山者がおり、管理人さんは居ませんでしたが、各自それぞれにマスクをして、スペースを保つようにしておりました。当初、山小屋は4名で、この4名でよろしくと話しておりましたが、16時ころから続々と小屋泊登山者が増え、前述の通りで、賑やかでした。
 翌朝は、きれいに晴れ渡っており、ご来光がきれいに見えましたが、風が強く寒いくらいでした。
 しかし、日が高くなるにつれ、昨日と同様、暑い1日となり、下山時には、各水場で、頭から水をかぶって、クールダウンしながら、山を降りました。
 小朝日岳とう回路について、小朝日岳の山頂には、下山時に登ろうと登山時にはう回路を通りましたが、地図をもう少し良く読んでいればわかったのですが、大朝日側からの登りの方が50メートルほど上りが多く、しかも急登で、大変でした。そしてその上りでは、「山頂が見えたかな」と思うと、その先に更に高いところがあり、正に「逃げる山頂モード」の上りで、3度目の正直でやっと小朝日岳の山頂でした。
 小朝日岳へも登りたいとしたならば、古寺山への登りの後で、若干しんどいですが、大朝日岳への登り時に、登っておいた方が良かったかなと、思ったところでした。
 今回の登山では、登山前日に大江町朝日連峰古寺案内センターに1泊させていただきました。今年の6月にオープンしたばかりで、杉材をふんだんに使った内装はとても爽やかできれいでした。管理人さんはこれまで古寺鉱泉を管理されていたご夫婦で、ご両人ともとても気さくな、心あたたかな方達でした。夕食はヤマメの塩焼きや山菜などのお料理で、生ビールなどのお酒もいただけ、最高でした。
 管理人さんありがとうございました。
 案内センターはとても良い施設なんですが、ただこの場所は携帯が繋がらず、管理人さんへの連絡も衛星電話経由になるようです。携帯電話のAUが中継局を作るとの情報もあるようですが、ドコモを使っている私としては、ドコモさんに頑張ってほしいと思っています。年間多くの登山者があり、無事下山したことを心配する家族等にすぐに連絡できないのは、如何なものでしょうか。各電話会社の方々、よろしくお願いします。

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フォトギャラリー:34枚

朝日連峰古寺案内センター
手前に大駐車場(約200台 簡易トイレ有)

古寺案内センターの宿泊部屋
(備え付けベッド上下2段で8ベッド) 同様の部屋がもう1部屋。
その他、畳の部屋もあります。

古寺登山口

古寺鉱泉建物(休止中)
登山道は建物の左を登っていく

合体樹木(松と広葉樹が合体している。)
古寺鉱泉の先の尾根筋にあり、数多くの五葉松の大木がある。

一服清水
まろやかで、冷たく、熱くなった体をクールダウンできた。

ハナヌキ峰分岐
右折で日暮沢へ、左折で大朝日岳方向

三沢清水

古寺山(標高1,501m)

古寺山から小朝日岳を望む
(左奥の富士山様の山)

う回路分岐
真直ぐ登ると小朝日岳の山頂
う回路は、標柱の上の草の蔭を右折

小朝日岳からの登山道との合流地点

銀玉水の標柱
銀玉水は左に数メートル下りた所

銀玉水
キンキンに冷えた湧き水で、クールダウンには最高

大朝日岳避難小屋

大朝日岳山頂(標高1,871m)

大朝日岳山頂より西朝日岳、以東岳方向を望む

ご来光
左下の富士山のような形の山は、小朝日岳

下山開始
大朝日岳避難小屋の鐘
背景の山は右が中岳、その左が西朝日岳

小朝日岳山頂を背景にして

小朝日岳山頂にて

小朝日岳山頂から大朝日岳山頂を望む

う回路分岐点から小朝日岳山頂を望む

古寺山山頂
大朝日岳避難小屋の元管理人の仙人のような方から、大朝日岳について教わる

一服清水まで戻ってくる

登山口までと戻る

ハクサントリカブト
銀玉水の周辺や避難小屋の周辺

ヤマハハコ
銀玉水から避難小屋への登山道の周辺

イワショウブ

ニッコウキスゲの群落
銀玉水の上部の斜面

マツムシソウ
避難小屋の周辺

ハクサンフウロの群落
避難小屋の周辺

ウメバチソウ
大朝日岳山頂周辺

リンドウ
既にリンドウが咲いてきており、秋を感じます

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装備・携行品

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登った山

大朝日岳

大朝日岳

1,871m

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