行程・コース
この登山記録の行程
【1日目】
尾白渓谷駐車場(09:30)・・・笹ノ平(11:42)・・・刀利天狗(13:27)・・・五合目小屋跡(14:19)・・・七丈小屋第1(15:20)
【2日目】
七丈小屋第1(06:00)・・・八合目(06:54)・・・甲斐駒ヶ岳(08:15)[休憩 15分]・・・八合目(09:24)・・・七丈小屋第1(10:00)[休憩 20分]・・・五合目小屋跡(10:56)・・・刀利天狗(11:32)[休憩 10分]・・・笹ノ平(12:54)[休憩 20分]・・・尾白渓谷駐車場(14:44)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
今年初めての南アルプスは、初めての黒戸尾根にした。当初は、黒戸尾根⇒甲斐駒ケ岳⇒アサヨ峰⇒鳳凰三山で計画していたが、全体の2/3は初ルートで、テント装備な上に、体力が昨年よりも落ちていることから、尾白渓谷から駒ケ岳の往復にした。
1日目、小淵沢駅を降りると天気は雨、そのため季節はほとんど秋だった。タクシーを捕まえて、尾白渓谷へ。駐車場奥から歩き始める、神社脇を抜けて尾白渓谷の吊り橋を渡り、登山道に入る。
1日目は終始雨、風はほとんどなく、やや蒸し暑い、視界は常に靄に遮られ、眺望はほとんど得られない。そこそこ雨が降っていたが、樹木に遮られて登山道は終始小雨程度。登山者のほとんどはレインウェアを使っていなかった。そこから先は・・・、苦しい思いをしながらひたすら高度を稼いでいく。南アルプスらしいよく整備された登山道、樹木との共存が素晴らしい。常に傾斜はきつく、滑る地面と合わさって、体力が奪われる。梯子と鎖場も嫌というほど多い。岩場の昇降ではザックの遠心力でバランスを崩す場面があったが、徐々に修正できた。細い尾根道が靄に包まれることで、天空へと繋がる道を歩むような何とも幻想的な景観だった。
七丈小屋に到着後、受付をし、テント場へ。小雨の中テント設営。日没近くになって一時雨が止み、徐々に視界が開けてきた。他の登山者としばし立ち話しながら、夕餉の支度。深夜にかけて再び雨脚が強まったが、翌朝の天候回復に期待しつつ眠りに落ちた。
困ったのは、隣のテントの主が独り言が多かったこと。どうも、自分の動作の一つ一つを言葉にしている感じ。「ライトを付けよう、コンロはどこだ、あった。次は水を出して・・・」何だか、工事現場の安全確認を一人でやっている感じ。それは日没後も数時間続いた。
翌朝5:00前に起床、テントを這い出してみると、天候は一転して快晴。眼下には一面の雲海が広がる。最低限の装備以外はテントに残し、駒ケ岳山頂を目指して出立。3kg以上減って身が軽い。やがて端正なピラミッドが姿を現した。岩をよじ登りながら山頂へ。四方に錚々たる山々が聳える。しばし素晴らしい景観を堪能した。
テント場に戻り装備を回収。カンカン照りで装備も乾いていた。
そこからの下りは、天気に恵まれて快調。地面も乾き、風も弱く、岩場や鎖場も難なく下れた。
尾白渓谷の吊り橋付近で河原に降りた。観光客が水浴びをする中、ザックを下ろし、靴を脱いで清流に足を浸す。ひんやりとした河の水が火照った足を癒してくれる。
駐車場に戻り、帰りのタクシーを待つ。冷えたレモネードを一杯。
フォトギャラリー:6枚
装備・携行品
シャツ | アンダーウェア | ダウン・化繊綿ウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア |
登山靴 | バックパック | スパッツ・ゲイター | 水筒・テルモス | ヘッドランプ | タオル |
帽子 | グローブ | 着替え | 地図 | コンパス | ノート・筆記用具 |
カメラ | ナイフ | 修理用具 | 健康保険証 | ホイッスル | 医療品 |
ロールペーパー | 非常食 | 行動食 | テーピングテープ | GPS機器 | 燃料 |
カップ |
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