今回は去年のリベンジで夏の甲斐駒ヶ岳に登りました。
去年は秋に山行を予定して登山口の北沢峠まで行きましたが雨天で中止になり、予定を一部変更して再度挑戦しました。
1日目は北沢峠のこもれび山荘で1泊して翌朝4：30に登山開始。当初は双児山から登って仙水峠から下る予定でしたが山行時間の関係で双児山方面をピストンで行くことになりました。
双児山までは急登のジグザグ道を登り、岩場に来ると双児山までもう少しです。双児山山頂からは甲斐駒ヶ岳と横の摩利支天が朝日に照らされていました。反対側には2年前に登った仙丈ケ岳や北岳、間ノ岳、栗沢山、鳳凰三山などの南アルプスの名山が一望できます。今回、3人での登山でしたが1人が体調不良で双児山に到着した後下山。そこから先は2人で登りました。駒津峰までは険しいアップダウンのある山道を進みガレ場の急登を登って駒津峰に着きました。駒津峰からの眺望も最高で雲海と富士山の山頂も見ることができました。
小休止を取った後、いよいよ今回の難所に入ります。段差が高く足場も悪い岩尾根を進み、巨岩「六方石」の先にある分岐を右側に進んで険しい岩場を抜けると白い花崗岩の砂浜が現れます。砂地は崩れ易いのでポールなどを使って上り下りすると良いです。山頂目前で下から雲が登って来て一面真っ白になりましたが、山頂に着くと雲が抜けて白く輝く天空のビーチが広がっていました。
山頂で休憩した後、予定時間が遅れていたのでペースを上げて下山しました。今回はバスの出発時間も考慮しなくてはならなったため、下山は急いで下ることになりました。無事に下山したのはバスの最終便が来る16時00分の少し前でした。ギリギリ滑り込みセーフでかなり冷や汗をかきました。
甲斐駒ヶ岳は全体的に難易度と技術度が高い山です。反対方向の仙丈ケ岳と異なり岩場や砂地が多く、足への負担が大きかったです。岩場以外はポールを使った方が負担は軽減できそうです。また、今回は帰りのバスの時間帯もあるので計画はバスの出発時間に合わせて余裕を持って建てないといけません。北沢峠のこもれび山荘や長衛小屋に乗り遅れで急な宿泊に対応してますが、週末は満員で飲食や寝床は保証できないと思いますので注意して下さい。