行程・コース
天候
初日:小雨、2日目:ガス、稜線は風強め、3日目:一時雨のち晴れ間覗く
利用した登山口
登山口へのアクセス
その他
その他:
往路:小淵沢駅~尾白渓谷駐車場(乗合いマウンテンタクシー、1800円)
復路:夜叉神峠~甲府駅(山梨交通バス)
この登山記録の行程
【1日目】
尾白渓谷駐車場(09:26)・・・笹ノ平(11:16)[休憩 10分]・・・刀利天狗(13:09)[休憩 15分]・・・五合目小屋跡(14:06)・・・七丈小屋第1(14:57)
【2日目】
七丈小屋第1(05:40)・・・八合目(06:24)・・・甲斐駒ヶ岳(07:38)[休憩 18分]・・・駒津峰(09:11)・・・仙水峠(10:05)[休憩 20分]・・・栗沢山(11:45)・・・アサヨ峰(12:53)[休憩 27分]・・・早川尾根小屋(15:10)
【3日目】
早川尾根小屋(04:54)・・・広河原峠(05:16)・・・白鳳峠(06:16)[休憩 3分]・・・高嶺(07:17)[休憩 5分]・・・アカヌケ沢ノ頭(07:59)[休憩 11分]・・・観音岳(09:09)[休憩 4分]・・・薬師岳小屋(09:41)[休憩 4分]・・・南御室小屋(10:26)[休憩 14分]・・・苺平(11:12)・・・杖立峠(12:04)・・・夜叉神峠(12:50)[休憩 57分]・・・夜叉神峠登山口(14:14)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
マウンテンタクシーの恩恵に預かり尾白渓谷から長大な黒戸尾根に取り付く。甲斐駒は残雪期に北沢峠側から登ったことがあるが、間違いなくこちらが表参道で、巨岩の下の仏像や鉄剣が随所に現れ、生憎のお天気で霧に巻かれて幽玄さが増す。苔の森も生き生きして美しい。登山道は驚くほど整備されて歩きやすい。しとしと降り続く雨の中、七丈小屋着。雨でもテントの中は快適、4張りだけの静かな夜。
翌朝、雨は止んだがガスは晴れず、天候回復に期待して遅め出発。腕力任せの鎖場もありつつ、やはり整備が行き届いている。甲斐駒山頂もガスだが、一瞬流れて周囲の山並みに思わず歓声。巻き道からの下りは、さすが連休中日、ガスの中でも続々登ってくる。駒津峰に近づくにつれて横風が強まり、仙水峠では雨もパラついて補給しながら一瞬ルート再考するも、とりあえず栗沢山に向かう。一度がっつり標高を下げてしまったので、450mの登り返しで中々堪える。森林限界を過ぎると幸い雨は収まり、ガスと風でも視界は十分なのでアサヨ峰まで続行。アサヨ峰でカップラーメンのランチ、一瞬晴れて富士山が目の前に、思ったより近い。
早川尾根の美しい樹林帯を下っていると予報通り天気が回復、漸く2日越しの甲斐駒、真っ白な摩利支天が対岸に姿を現す。行く手には鳳凰三山と富士山が見えて、明日の縦走に期待が高まる。こじんまりした早川小屋の中はストーブが焚かれて居心地良さそう。テント場はそこそこ盛況、夕食はカレーライス。
夜明け前、本日も生憎のガスの中を出発。道はよく踏まれているが、一部しゃくなげ等が張り出していて朝露対策必須、高嶺への岩場の登りでとうとう本格的な雨になり、上下レインで進む。アカヌケ沢の頭が近づくと雰囲気がガラッと変わって灰色の巨岩と白砂の山となる。雨は上がったが相変わらずガスに巻かれた稜線を観音岳、薬師岳と進むと上空に待望の青空が覗き始める。名残惜しいが帰りのバスの時刻を気にして稜線を辞し、南御室小屋で補給してから夜叉神峠へと下る。大分巻けたのでここでラクサヌードルランチをしつつ、テント装備を干す。
夜叉神バス停に早足で下ると、売店に「入浴可」のマーク、バスの時間まで25分を有効活用してさっぱり。入浴後には冷たいお茶と葡萄のおもてなしをいただき完全リフレッシュ。定刻通りにやってきたバスに乗り込み、南アルプスを後にした。





















