• このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 参考になった

谷川岳から万太郎山(西黒尾根~吾策新道) ワンデイハイク

西黒尾根、谷川岳、オジカ沢ノ頭、大障子ノ頭、万太郎山、井戸小屋沢ノ頭、大ベタテ沢ノ頭、吾策新道( 上信越)

パーティ: 1人 (加藤キーチ(モンターニャ) さん )

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 参考になった

行程・コース

天候

蒸し暑い日。ザンゲ岩の下からガス、谷川岳山頂展望なし。万太郎への稜線では北面から南にガスが流れていた。小障子~大障子間は日が射すが、万太郎から林道に出るまでガス。雨は降らず。

利用した登山口

土合口   土樽駅  

登山口へのアクセス

その他: 行き_池袋駅05:00から在来線を乗り継いで08:17水上駅、08:29(関越バス)~08:49谷川岳ロープウェイ駅
帰り_土樽駅18:06から18:22越後湯沢駅までバック、19:01(とき342号)~19:46大宮駅

この登山記録の行程

土合口(09:16)・・・ガレ沢のコル(10:37)[休憩 3分]・・・トマの耳(11:31)[休憩 5分]・・・谷川岳肩ノ小屋(11:39)[休憩 20分]・・・中ゴー尾根分岐・・・オジカ沢ノ頭避難小屋(12:32)[休憩 25分]・・・大障子避難小屋(13:25)[休憩 3分]・・・万太郎山(14:17)[休憩 16分]・・・井戸小屋沢ノ頭(15:11)[休憩 2分]・・・大ベタテ沢ノ頭(15:36)・・・登山口(16:32)[休憩 8分]・・・土樽駅(17:20)

コース

総距離
約16.5km
累積標高差
上り約2,035m
下り約2,164m
コースタイム
標準11時間15
自己6時間42
倍率0.60

高低図

標準タイム比較グラフ

GPX ダウンロード KML ダウンロード

登山記録

行動記録・感想・メモ

昨年は麓に前泊して早朝から歩いた谷川岳~平標山の県境トレイル。自宅スタートの日帰りができるかチャレンジしてみたが、「吾策新道が気になって」を言い訳に万太郎山から土樽駅に降りた。さいきんプランを完遂する気力に欠ける。トシを考えればこんなものか。
.
○概略
西黒尾根登山口スタートが09:20過ぎ、谷川岳を発ったのが12:00ちょうど、万太郎が14:17。計算上では平標山登山口バス停19:12か19:42発のバスに間に合ったかもしれないが、帰り着くのは深夜になる。「それより、こういう機会じゃないと歩けないよな?」と意識を強引に吾策新道に向けたのは、案外正しかったかもしれない。難しいと感じた吾策新道については詳述する。
.
昨年の西黒尾根から谷川岳~平標山
https://www.yamakei-online.com/cl_record/detail.php?id=173636
.
○ ~トマの耳(谷川岳山頂)まで
上毛高原駅から水上駅にやってきた関越バスはすでに満席、立ったままロープウェイ駅へ。長い山行の前の土合駅462段は避けたかった。西黒尾根は人が多く、20人以上追い抜き10人以上の降ってきたハイカーとすれ違う。湿度が非常に高い。アゴからヘルメットの先端から汗を滴らせながらの登りは背負ってきた3Lの水が重かった。
山頂も人が多く肩ノ小屋のベンチはほぼいっぱい。「密」状態を避けるため平標への縦走路を100mほど進んだ地点で一服しなおした。
.
○ ~万太郎山まで
昨年の山行では万太郎への登りから仙ノ倉にかけて泣きの入った登降が強烈だったからか、オジカ沢ノ頭までは「ハイキングコース」の印象しか残っていない。あらためて歩いてみると(天気に恵まれれば)眺めの良いトレイルあり・岩場ありの変化に富んだ楽しいコースだった。
オジカ沢ノ頭で逆向き(平標→谷川岳)のソロハイカーさんと一緒になる。仕事で水上に滞在中とのこと、山域についていろいろ話をうかがった。平標山までのプランだけれど途中で投げて万太郎から土樽駅に降るかもしれない、と話すと「吾策新道ですね。あそこ、厳しいんだよなあ」。この一言でかえって吾策新道への興味がふくらんだ。
小障子〜大障子は晴れたが万太郎山頂ではふたたびガスの中、一服しながら前進するか土樽へ降るかコースタイムを計算しなおす。ヘッドランプを点けて下山する気になれず、吾策新道を選んだ。
.
○ 吾策新道
万太郎山から縦走路をバックし、倒れた道標(写真25)から吾策新道を下降し始める。すれ違ったハイカーさんの言うとおり、かなりの難路でとても疲労した。
まず、長い。土樽駅までの標準コースタイムは約4時間、林道まででも約3時間かかるとしている。次に、全体的に傾斜がキツく足元が安定しない。稜線と麓をコンパクトにつなぐ「新道」の名がついた登山道は、「重太郎新道」などもそうだが、概して傾斜が急な印象がある。みっつめ、(下降の場合)前半に岩場が、中盤に距離のあるザレた斜面の通過があり、なんとなく脚を運んでいれば歩けるトレイルではない。谷川岳~平標山の縦走をあきらめこの道を降る場合、疲労やアクシデントで弱っていたり・天候が悪かったりすれば「エスケープしたつもり」が「かえって難所に突入する」事態になりかねない。歩いた経験なくエスケープルート扱いするのは危険だと感じた。
以下、部分についての記録。
井戸小屋沢ノ頭まで、ガスで周囲を観察する余裕がなかったが、ササや潅木に囲まれているとはいえ左右の傾斜がそれなりに急らしい尾根上をゆく。標高1800~1750mの岩場の通過はルートを上手に作ってあるのに感心した。ボイスレコーダーに「おもしろいが難度高い。初心者や弱っていたりすれば難しいコース」と吹き込んでいる。
井戸小屋沢ノ頭の手前からザレた道があらわれる。大ベタテ沢ノ頭(地理院地図では1450m地点の南南東200mの小ピーク)へ登りかえす鞍部まで続くザレ場はロープがあちこちに張ってあった。
大ベタテへの数十メートルをあえぎながら登りかえし、立ち止まらす下降を続ける(山名標を見逃した)。しばらくしてやっと一般登山道らしくなるが、尾根をはずれて万太郎谷の林道に降りる斜面はふたたび急傾斜になる。
縦走路で秋を告げていたトンボが、林道に降りれば虫になってまだ夏なんだといっている。まとわりつかれながらも疲労した大腿四頭筋をさすって休ませ、土樽駅へ向かった。
(了)

続きを読む

フォトギャラリー:33枚

すべての写真を見る

装備・携行品

【その他】 サレワのSpeed Beat GTX。テスラのタイツにモンベルのショートパンツ、テスラの速乾性長袖シャツ、ペツルのヘルメット、ブラックダイヤモンドのハーフフィンガーグローブ。ザックはロウアルパインの25リッターにモンベルのギアホルダーを外付け。モンベルの雨具上下・モンベルのジャージ上・ロールペーパー・ヘッドランプ・スマホ・バッテリー充電器と予備電池・地図、キャメルバックのハイドレーションとモンベルのフレックスウォーターパックに水2L+1L=3L。コンビニおにぎり2個、カロリーメイト。山行後の着替え一式とサンダル。スタート時重量8kg弱。

みんなのコメント

ログインして登山記録にコメントや質問を残しましょう

登った山

谷川岳

谷川岳

1,977m

万太郎山

万太郎山

1,954m

関連する山岳最新情報

よく似たコース

谷川岳 群馬県 新潟県

天神尾根から谷川岳往復 上越国境の広大な山岳展望が楽しめる最短コース 日帰り

最適日数
日帰り
コースタイプ
往復
歩行時間
4時間30分
難易度
★★
コース定数
21
谷川岳 群馬県 新潟県

谷川岳・西黒尾根から天神尾根へ 日帰り

最適日数
日帰り
コースタイプ
縦走
歩行時間
6時間10分
難易度
★★★
コース定数
30
谷川岳 群馬県 新潟県

谷川岳・土合を起点に旧道・新道を周回する

最適日数
日帰り
コースタイプ
周回
歩行時間
6時間20分
難易度
★★★
コース定数
28
登山計画を立てる