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小東岳・糸岳(ブナが煌く裏磐司を周回)2020

糸岳・小東・山王岳( 東北)

パーティ: 1人 (ブナ太郎 さん )

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行程・コース

天候

晴れ

登山口へのアクセス

マイカー
その他: 大東岳登山口に10台ほど駐車できます。その先のキャンプ場下にも十数台止められます。

この登山記録の行程

大東岳登山口(6:25)・・・白糸の滝(8:20)・・・【休憩10分】・・・糸岳山頂(10:01)・・・山王岳(10:38)・・・小東峠(11:19)【休憩15分】・・・小東岳山頂(11:41)【休憩16分】・・・樋ノ沢避難小屋(12:53)【休憩15分】・・・裏磐司展望地(14:55)・・・大東岳登山口(15:53)

コース

総距離
約17.3km
累積標高差
上り約1,814m
下り約1,814m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

10月下旬にもなると、紅葉も標高700〜500m付近まで降りてくる。紅葉を楽しむ山歩きも終盤に差しかかった。
この時期にはいつもブナの森を歩いている。ブナの黄葉は1週間と言われているので、時期と場所の選定が難しく、毎年頭を悩ませている。
ブナが見事で、標高700〜500mという条件を宮城県の中部から南部に当てはめれば、
1 船形山の旗坂キャンプ場から三光の宮
2 大東岳の裏コース(裏磐司)
3 不忘山の水引入道コース
4 三方倉山のブナ平
辺りが候補になるが。この中で、今年は

2 大東岳の裏コース(裏磐司)

を歩くことにした。ただ、5月初旬にも歩いているので、今回はルートを変えて、「大東岳登山口〜(二口林道)〜白糸の滝〜糸岳〜山王岳〜小東岳〜樋ノ沢避難小屋〜(裏磐司コース)〜大東岳登山口」というルートにした。

これが大正解だった。特に樋ノ沢避難小屋から裏磐司までのブナはまさに見頃で、煌く黄金色の中を歩くのは至福以外の何物でもない。今年の紅葉を楽しむ山歩き(里山を除く)のラストを飾るにふさわしい山歩きができた。

このルートには、ブナ以外にも見所が満載である。
なんと言っても磐司岩の迫力は凄い!およそ3kmにわたる柱状節理には圧倒される。
裏磐司も同様に見応えがある。ここの大行沢はナメの沢として有名である。
また、雨滝、白滝など滝が多くある。巨大スロープのような白糸の滝は必見である。二口林道脇を流れる沢が美しく、せせらぎを聴きながら歩くと心が休まる。
稜線から見る景色も素晴らしい。糸岳から小東岳までの稜線歩きは、アップダウンがあるものの、眺望が良い。特に山形側は素晴らしく、晴れていれば山形盆地の向こうに朝日連峰や月山を見ることができる。今回は、山形側に雲が多く、眺望は今ひとつだったが。
もう一つ、小東岳手前の稜線差し掛かると、甲(かぶと)岩が見えてくる。不思議な形をしていて興味を惹かれる。通称ゴリラ岩とも言われるらしい。

このように変化に富んだ素晴らしいコースなのだが、一つ二つ注意点もある。
まず、白糸の滝コースの急登が結構手強い。蔵王連峰・水引コースの急登に匹敵すると思う。
また、小東峠から樋ノ沢への道は、廃道化している箇所があり、藪漕ぎ必至である。踏み跡が不鮮明なところもあるため、経験者と行くのが望ましい。
もう一つ、裏磐司には小規模な鎖場があるが、慎重に歩けば問題はないだろう。

歩いてみて、歩行距離が思ったよりも長く、累積標高差もかなりあって驚いた。午前6時25分に出発して午後4時前に戻ったが、例えれば古寺鉱泉から大朝日岳を往復したような疲労度で、それに見合うだけの充実した山歩きができるコースだった。

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登った山

小東岳

小東岳

1,130m

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小東岳 山形県 宮城県

二口峠から県境の変化に富んだ展望の尾根コース

最適日数
日帰り
コースタイプ
往復
歩行時間
4時間50分
難易度
★★
コース定数
22
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