行程・コース
天候
曇り
登山口へのアクセス
バス
その他:
往)JR奥多摩駅 8:35発の東日原行きバスにて、倉沢バス停下車
復)東日原バス停14:50発にて南一丁目(三河屋旅館最寄り)下車
この登山記録の行程
倉沢バス停(8:55到着/9:00出発)-倉沢のヒノキ(9:15/9:25)-倉沢林道入口(9:35)-(滝壺立ち寄り、ハナネコノメ探索)-魚留橋(11:00/11:25)-塩地谷(12:00/12:13)-保安林看板(12:38)-折り返し分岐(黄色テープ有)(13:02)-防火看板(13:07)-ヨコスズ尾根一般道合流(13:32)-ヨコスズ山(1,289m)(13:40)-滝沢ノ峰(1,310m)(14:00)-一般道合流(14:19)-東日原バス停(14:42)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
トレジャーハンター気分でハナネコノメの群生株を探しながら倉沢林道を歩き、塩地谷右岸径を辿って最後はヨコスズ尾根に上がってみました。少しだけ花期を逃した感はありますが、宝探しは大成功です。
≫小坂志林道で初めて邂逅し、遅まきながらすっかり虜になってしまったハナネコノメ。先週は有名どころの蛇滝を訪ねて二度目の出会いを果たしましたが、その後に歩いた小仏峠道や底沢林道の沢筋で見かけるのはユリワサビやヨゴレネコノメばかりで、ハナネコノメが希少であることを実感しました。
無いと分かれば探したくなるのが人情で、ハナネコノメに出会えそうなルートを考えてみたところ、御嶽のロックガーデン、大岳山の海沢探勝路と共に思い付いたのが今回の倉沢林道で、気になっていた塩地谷と合わせて歩けばきっと楽しいお宝探しになるに違いないと思って倉沢バス停に降り立つと、倉沢のヒノキに寄り道してから倉沢林道に進みます。
倉沢林道は4年前に棒杭尾根のアプローチとして歩いたことがありまして、足元に見える美しい滝と、湧水が滴る法面の岩肌が印象深く記憶に残っています。その時は足早に通り過ぎただけでしたが、今回は宝探しが目的ですので、早速、最初に見えた滝の滝壺まで下りてみたところ、早くもお宝を発見して一気に盛り上がります。その後も思惑通り、林道沿いの法面で幾つもの宝物を見つけては写真に撮り、足元に滝を見つけては滝壺に下りたりしながら、いつもと趣向の違う林道歩きを楽しみました。
圧巻は魚留滝の右岸の斜面に広範囲に点在する群生株で、まるで秘密の宝石箱を見つけ出した気分です。日当たりが良くて開花のピークが早かったのか、おしべのヤクが白くなってしまっていたのが惜しまれますが、次に来るときは1週間早く!と心に決めて、今度は塩地谷に向かいます。
塩地谷右岸径は登山詳細図に紹介されているバリエーションルートで、塩地谷の水源があの一杯水だと思えば何やら馴染みが湧いてきます。ルートは途中から本流を離れて左股の支流に入り、最後はヨコスズ尾根に合流します。尾根腹を経釣る木橋などは良く整備されていますが、全体的に踏み跡が薄く、落ち葉で道を失いやすいので地図読みとGPSは必携です。
ヨコスズ尾根の下りには初めて尾根筋を辿ってヨコスズ山と滝入ノ峰のピークを踏んでみました。滝入ノ峰の北側は結構な痩せ尾根ですので少し緊張気味に通過します。最後は太腿の限界まで天狗走りに駆け下りて何とか14:50のバスに間に合わせ、麻葉の湯で汗を流した後はビールと澤乃井で〆て、気持ちよく帰路に就きました。
フォトギャラリー:82枚
奥多摩駅の東日原行きバスのりば。鷹ノ巣山登山道通行止めの注意書きの下に、「復旧の見込みはありません」と書いてあります。
川乗橋行きの臨時便はすし詰め状態で出発して行きました。そういえばバスが以前の大型に戻っていました。
倉沢バス停では、私の他にご年配と青年の3人が下車しました。
先ずは倉沢の大ヒノキに寄り道して行きます。
西の尾根の末端部は採石場となっていますが、その昔は「とぼう岩」という大岩壁があったそうです。
倉沢のヒノキまで、車道から15~20分です。
推定樹齢600年、胸高周囲6.3mの巨樹です。
格段に太いという訳ではありませんが、立ち姿が良いので、無手勝流番付では西の大関です。
角度が悪くて巨木感が出ませんでしたが、同じバスで降りたお兄さんにお願いしてモデルになって貰いました。(この青年は、この後日原鍾乳洞を見学に行くと言っていました)
バス停に戻って、倉沢林道に進みます。
足元に無名の滝が見えてきました。
折角なので滝壺まで下りてみました。
滝壺近くで、早速お宝を発見!
幸先の良さに、一気にテンションが上がります。
大きな株ではありませんが、調度見頃を迎えていました。
林道は2019年の台風の影響で通行止めが続いていますが、歩行可能なことは確認済みです。
林道に戻った少し先で再びお宝発見。
わざわざ探しに来た甲斐があったというものです♪
♪
4年前に歩いた時の記憶通り、林道沿いに如何にもハナネコノメが好みそうな場所が続きます。
思惑通り、ここにもお宝発見!!
こちらは既にヤクの赤色が消え始めています。
黄色いヤマネコノメソウも咲いています。
八幡沢からの細い滝。
バイクが一台進んで行きました。(後ほど引き返して来ます。)
水量が多すぎるのか、ここにはハナネコノメの株はありませんでした。
この付近にもお宝なし。
足元にまた滝が見えてきました。
折角なので、再び滝壺まで下りてみます。これは源五郎滝です。
こちらは、源五郎滝の落ち口です。
こんな滝もありました。
今年の、初ヒトリシズカ。
谷の左岸、倉沢鍾乳洞の大岩壁。
右岸側には幕岩がそそり立っています。
鳥屋戸尾根を登って棒杭尾根を下って来たという、本日、山でお会いした唯一の登山者。
魚留橋の手前に、林道の陥没箇所がありますが、脇を歩行することが出来ます。
魚留橋。岩登りの方でしょうか、テントが張ってありました。
ヨゴレネコノメ。先週、高尾の山域で見たものよりも一回り小振りに見えます。
空身になって、魚留滝の周辺を探索しました。。。
滝の右岸の山肌に沢山の大きな群生株を見つけました!
惜しむらくは、ピークを過ぎてヤクが白くなってしまっている事ですが、、、。
まるで秘密の宝石箱を開けたよう。お目当てが叶って大興奮です♪
来年も『お宝探し』は止められそうにありません(笑)。
宝探しに夢中になって時間が遅くなってしまいたが、これから塩地谷右岸径(バリエーションルート)に向かいます。
沢山見かけましたが、、、名前検索中。
急斜面の尾根腹をジグザグに登って行きます。
しっかりとした木橋で尾根腹を経釣ります。
道は塩地谷に入って行きます。
こちらでも滝壺に寄り道。ハナネコノメは見かけませんでした。
塩地谷の沢底。
左岸の開けた場所で小休止。期待したハナネコノメはありませんでしたが、静かで落ち着きます。
右岸の尾根腹の木橋まで登り返して先に進みます。谷はこの先で二又に別れ、ルートは左股の茅尻沢沿いに続いています。
塩地谷はシオジの谷です。
沢沿いの踏み跡は不明瞭で、何処でも歩けてしまいます。
これもシオジでしょうか。。。
登山詳細図に〝保安林看板〟とある場所です。
看板地点から沢を超えて左岸を進みます。
屈曲して沢筋を離れ、尾根腹を緩やかに登る道に入ります。
尾根筋で、てんてんさんのレコでも紹介されていた防火看板を見て一安心。本当に木に食い込んでます。
後はヨコスズ尾根を目指して登るのみ。
途中から緩やかな巻道となります。
古い薬莢が落ちていました。間違って撃たれないように気を付けましょう。
ヨコスズ尾根合流手前は、まるで落ち葉のラッセルです。
ヨコスズ尾根の一般道に合流。目の前に「管理番号19-080」の道標が立っています。
登って来た場所はこんな感じです。下りで使うには分かり難いでしょう。
折角なので、尾根線を歩いて初めてヨコスズ山(1,289m)に立ち寄ってみました。
小川谷側の眺め。天気は何とか持ってくれました。
ついでに、滝入ノ峰にも寄って行きましょう。
滝入ノ峰(1,310m)。山頂標が2つありました。
14:50のバス時刻まで、あと40分!。慎重、且つ急いで駆け下ります。
尾根筋は途中から気持ちの良い落ち葉の稜線に変わります。
一般道に合流しましたので、トレラン並みにスピードを上げます。後30分!
焦りながらもミツマタの写真はゲット。太腿はもうパンパンです、、、
10分前。ここまで来ればもう安心です。
発車8分前にバス停に到着。滝入ノ峰山頂から約40分で駆け下りて来ました。
下山後は、久し振りに三河屋旅館の麻葉の湯を独り占めして汗を流しました。
奥氷川神社への下山の挨拶は忘れません。
奥多摩駅前柳小路。「山を下りたら山麓酒場」で紹介されていた「やきとり美好」はもうやっていません。
お稲荷こみちの「小料理みやぎ」も店を畳んでしまったそうです。(涙)
いつもの「むら㐂」でビールと澤乃井を頂きました。
無くなるお店もあれば、新しく始めるお店もあります。地ビールのVERTEREが、駅前で缶ビールの小売りを始めていました。
こちらはキッチンカーのわさび食堂。奥多摩産の本わさび丼が人気だそうです。
装備・携行品
シャツ | アンダーウェア | ダウン・化繊綿ウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア |
トレランシューズ | バックパック | スタッフバック | スパッツ・ゲイター | 水筒・テルモス | ヘッドランプ |
傘 | タオル | 帽子 | グローブ | 着替え | 地図 |
コンパス | ノート・筆記用具 | ナイフ | 健康保険証 | ホイッスル | 虫除け |
ロールペーパー | 行動食 |
みんなのコメント