行程・コース
天候
曇りのち晴れ
登山口へのアクセス
バス
その他:
近鉄大阪線榛原駅から奈良交通バス「樹氷号」に乗車し、終点の「奥宇陀青少年旅行村」降車。
この登山記録の行程
奥宇陀青少年旅行村(約80分)三峰山(約60分) 奥宇陀青少年旅行村
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
[きらめく樹氷トンネル]
奈良と三重の県境、台高山脈北部に位置する一等三角点峰・三峰山(みうねやま・1235.4m)を「近畿一の樹氷の山」と言ってもあまり異論は出ないだろう。陽の光に輝く長い樹氷のトンネルや、巨大な綿帽子のような雪に覆われた低木群が無数に広がる平原、山頂や稜線からの展望等、その景観は全国に誇れるものがある。
それだけに厳冬期の土日にはスノータイヤをはいた特別バス「樹氷号」が運行され、普段は交通の便が悪い山の麓まで登山者を運んでくれる。
麓では臨時の特産品販売所が開設され、その場でラミネート加工される登頂記念カードを作成して貰える等、一年で最も活気づく時期である。
登山コースとしては、不動滝コースと新道コースを合わせたロング回遊コースが最も魅力的だが、登山日の早朝、新道コースで雪崩が発生して通行禁止になったため、往路は登り尾コースを登り、復路は不動滝コースを下ることにした。
一応、4本爪の軽アイゼンは装着して登ったが、雪はさらふわだったので、ロングスパッツ以外の装備は不要だった。
登山する前に若干、空腹を感じたため、バス停近くでうどんを食べて腹ごしらえした。
まず大タイ谷沿いの林道を登って行き、橋を渡った先の分岐で林道と分かれて登り尾コース登山道に入る。植林帯の中をジグザグに登って行くが、「登山銀座」と言ってもいい位、登山者が多い。
急な登りが終わると、大タイ谷上流の不動谷を見渡せる箇所がある。
トタン張りの造林小屋の先で不動滝コースと合流する。小屋は避難小屋兼用なので、宿泊利用する際は御杖村役場に問い合わせを。水場あり。
県境の稜線に出た所は三峰峠。峠名の漢字は元、三う子峠だった。神末地区の者が一俵の米を担いで登って伊勢まで行き、帰りは魚を持ち帰ったという。ここから三峰山山頂にかけての尾根道だったと思うが、コース中、最も美しい樹氷のトンネルがある。
山頂からの展望は、昭和半ば過ぎ頃までは360度の展望があったようだが、樹木の生長で視界は幾分狭まっている。それでも好展望というべき眺望が広がっており、室生火山群等の山々を見渡すことができる。が、三峰山の最も景観が優れた地は山頂ではない。この南西の八丁平周辺である。
八丁平はヒメザサ、その周辺はススキの草原で、圧巻のパノラマが広がる。が、それだけに強風が吹き荒んでおり、それまでトレーナー姿で登行していたが(当時は若かったため)、ここに来ると寒さを通り越した激痛が身体に走り、急いで中綿入りの上着を着用した。
八丁平側の斜面は、まるで植林されたように、低木が一定の間隔を置いて斜面を埋め尽くし、それに雪が積もり、綿帽子のようになっている。
復路は造林小屋側の分岐まで戻り、植林帯をジグザグに下って、不動谷に懸かる不動滝(落差12m)に出る。滝壺に氷は張っていたが、飛瀑自体は凍っていなかった。
後は林道を下って往路の橋へと戻る。
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装備・携行品
シャツ | アンダーウェア | ダウン・化繊綿ウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア |
登山靴 | バックパック | スパッツ・ゲイター | 水筒・テルモス | ヘッドランプ | 帽子 |
グローブ | 地図 | コンパス | ノート・筆記用具 | 腕時計 | カメラ |
アウターウェア | アイゼン |
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