行程・コース
天候
晴れ後、雨
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
市橋や駄口に比べると若干マイナーな「山」登山口をスタートに選択。「山」という集落にある登山口で「鳴谷川堰堤登山口」とも言う。若狭湾エネルギー研究センターを目印に、そのまま川に沿いながら舗装道路を登っていくと赤い色の「みやのもり橋」が目印。橋を渡ったところに大きな駐車場(無料)がある。トイレ無し。
この登山記録の行程
山登山口(10:04)・・・夕暮山(11:26)・・・・市橋コース分岐点(11:34)・・・岩籠山(11:49)・・・インディアン平原(11:57)・・・(12:06~昼食~12:43)・・・岩籠山・・・・市橋コース分岐点・・・夕暮山手前の分岐で衣掛山方面へ・・・堂山・衣棚山(14:35)・・・衣掛山(雁山)(14:51)・・・ゲート・・・衣掛山登山口(15:04)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
GWの帰省。
感染防止への配慮として、ドアtoドアで帰れるよう高速を夜通し走って帰ってきた。
家に到着したのが明け方の6時。
眠気と疲労に耐えながらの運転だったので、「シャワーを浴びて爆睡だ!!」
、、、とエンジンを切るまで考えていたが、無事到着すると緊張がほぐれ安心感から心にも余裕が生まれる。スマホに届いていた「山へ行こう!」とのお誘いメール2件のうち、出発時間に余裕があるレオさんからのお誘い「岩籠山」に心が傾く。敦賀3山の一つで、年一回以上は必ず登る山。普通は市橋駄口から登るが、今回は山コースを使うという。たまには山コースも良いかと思い即決。
登山口でレオさんと待ち合わせ。今年の4月から完全リタイアされたレオさんは毎日のように山に登っている。そんな話を聞いていると、不謹慎ながら自分にも一日も早くそんな日が来ないものかと思ってしまう。笑。
山コースは他のルートに比べると比較的に穏やかな道が続き登りやすい。それもあって家族連れにはよく使われるルートだ。
久しぶりのレオさんとの登山。
軽快なリズムが心地よく、一気に夕暮山まで。
夕暮山は、看板がなければ単なるピークの一つで気付かずに通過してしまいがちだが、展望はいい。正面にはこれから向かう「岩籠山」。振り返れば敦賀3山の代表格「野坂山」も大きく見えていた。
夕暮山から岩籠山までは程よいアップダウンが心地よい。
早々に、岩籠山の山頂へ到着して、敦賀市内を一望する。春の霞でくすんでいたが、夏に向けて海も青さを増しているようだった。
岩籠山の主役は実は山頂ではなく、頂から見下ろせる丘に広がる「インディアン平原」。岩籠山に来たからには、このインディアン平原に立ち寄らないと意味がない。
熊笹が一面に広がっていて、大きな岩が庭園のシンボルのように点在している。その中の一つ、一番大きな岩を横から見上げると「空を見上げ物思いに耽っているインディアンの横顔」のように見える。それが名前の由来かどうかは定かではないが、岩籠山で一番のお勧めの場所だ。
お昼の時間になったので、風の強いインディアン平原を避けて、少し戻った森の中で昼食とする。レオさんが特別に野菜ラーメンをご馳走してくれた。名シェフによる山飯。面倒くさがりの自分には真似できないひと手間が、インスタントラーメンを爆発的に激ウマに変える。幸せだ。
このまま帰るのはもったいないということで、レオさんに岩籠山から布掛山までの縦走を提案した。敦賀市内に下山できるのでアクセスの便が良いのと、徐々に高度を下げながら眺める敦賀の市街地の風景が好きで個人的には時々使っているが、基本使われていないルートなので荒れた箇所が多く初心者単独では難しいルートになっている。
特別な看板はないので分岐点を知らないとその存在さえ分からないが、微かな踏み跡をたどり中へと入っていく。
最初の藪さえクリアーしてしまえば、尾根に沿って降るだけなので、ルートも明確になりスピードを上げることもできる。計算違いだったのは天候。途中から雲が大きく張り出してきて、終いにはポツリポツリと雨が降り出してきた。その焦りか、過去一度も間違えたことがなかった場所で、ミスルートをしてしまった。絶対的な自信があったのに、小さな山であっても舐めてはいけないという事だ。地図を見ながら強引に進み登山道に復帰したが、雨の中でのタイムロスは大きかった。
布掛山から特急サンダーバーが走っていくのが見えた。
布掛山の真下には、列車が高い山を越えていくための工夫として、ループを描くようにトンネルが掘られている。所謂、ループ線というやつ。ループ線自体珍しいが、トンネルでループ線を形成しているのはここの北陸線だけではないだろうか。そう思うと、小さな布掛山も面白く感じる。
布掛山から舞鶴自動車道の陸橋をくぐるように下山する。すっかりびしょ濡れになってしまったが、アグレッシブな登山で実に楽しかった。さぁ、GWが始まる。コロナの関係で遠くには行けないが、どこの山に登ろうか。
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