行程・コース
天候
曇り時々晴れ
登山口へのアクセス
バス
その他:
上毛高原駅から谷川岳ロープウェイ駅へバスで45分。乗車率は110%ぐらい。そこから車道を10分ほど?登ると登山口です。
この登山記録の行程
土合口(09:00)・・・ガレ沢のコル(11:00)・・・トマの耳(11:50)・・・オキの耳(12:00)[休憩 15分]・・・一ノ倉岳(12:55)・・・茂倉岳(13:15)・・・矢場ノ頭(14:10)・・・分岐(15:40)・・・土樽駅(16:20)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
6月下旬、梅雨に入り天気も雨がちですが、週末はたまたま天気予報も悪くなかったので、日帰りで行ける山を探したところ、今回初めての谷川岳にしました。
(ヤマケイ・オンラインで一年分の計画を作るようにしていますが、日帰り、1泊2日、2泊3日など、日数のバリエーションを揃えておくと、仕事やプライベートの都合に合わせて、柔軟にプランを出せるので便利です。)
・西黒尾根を登ります。日帰りですが、トレーニング用に、テント、寝袋、マット、水3Lを担ぎます。5月に体が出来てない状態で2泊3日をやったら、特に上半身が悲鳴を上げていたので、まずは身体をリュックになじませます。
・終始曇っていたので、水の消費は、約1L。晴れたらこんなものでは済まないでしょう。とはいえ、稜線にも所々水場があるので心強いです。
・この時期は雪もたっぷり残ると聞いていたので軽アイゼンは持って行きました。
たまたま使わずに済みましたが、天神尾根から頂上の登りは雪がガッツリ残っていて無いと辛そうでした。
・西黒尾根、前半は森林の中を急な登り、後半は岩場の登りで鎖場連発。鎖を使わないと苦しい(時間をかければ鎖なしでも行けそう)箇所も多く、頭を使う楽しいルートです。急登は、ひたすら体力を削られる耐久レースのような山道よりは楽だと思います。岩場に出てからの景観は本当に素晴らしい。危険個所はそれなりにあるので、常に危険予測を欠かさずに着実に高度を上げて行きます。
・頂上付近(高度1600mから上)には常に雲が掛かっていて、眺望は10mでした。ただ、雲の切れ間から時おり周囲の美しい風景が垣間見れました。晴れたら本当に絶景でしょうね。尾根道から時おり下を覗くと・・・、かなり涼しい気持ちになれました。
・谷川岳頂上付近は人がかなり多かった。天神尾根の方は混んでたみたい。一ノ倉岳からは人がぐっと減り、雲に包まれて視界10m、幻想的で静かな山歩きを満喫できました。
・重倉岳避難小屋からの下りがとてもきつかった。見晴らしの良い稜線伝いが続くのだけれど、まず尾根道がかなり狭く神経を遣う。高度が下がって背の高い樹木や笹が尾根の両側を覆うようになると、狭い尾根を踏み外すと下は60度以上の斜面という箇所も頻発します。一度、道の端を踏み外し、尾根道にへばりつきました。リュックが重くて這い上がるのも楽じゃない。警戒してたんですけどね・・・。
1000m前後からは急な下りが増えるが、とにかく滑る。岩や落ち葉に加えて、急斜面に粘土質の多い土壌がとにかくよく滑る。早く降りても、どっちみち土樽駅に電車がなかったので、ペースを落としてゆっくり降りたが、スリップの罠に耐えて踏ん張りっぱなしの足が悲鳴を上げる。登りは本当にきついだろう。
・800m前後から捜索隊の4人パーティーと2度擦れ違う。ヘリが低空で飛び、人を捜索している様子。麓の駐車場にも捜索隊の方々がおられました。
・土樽駅に向かう途中、何故か水場を通り過ぎてしまったので、沢の水でズボンや靴に着いた泥を洗い流します。冷たい水が気持ちいい。
・16:20頃土樽駅に到着。しかし、次の電車は18:00過ぎ。駅の待合室にリュックを下ろし、自販機で飲んだコーヒーは絶品でした。(自販機が「釣銭切れ」で、小銭が100円玉+50円玉しかなく、思わず呪いの言葉が沸き上がってきましたが、150円のコーヒーがあったので迷わずオーダー。)
・待合室には一人だけ登山者がおられて、山岳ガイド(本日はプライベート)の方でした。海外も含めて様々な山を登られていて、貴重な話を色々と聞くことが出来たので、電車を待ちながらの1時間半も苦になりませんでした。これもまた山の楽しみ。
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肩の小屋が見えます。
岩稜をひたすら登ります。鎖場が多く、鎖なしでは登れないところも何か所かありました。
振り返ると結構登ってきたな。
荒々しくも雄大な景観に目を奪われます。(写真撮るふりして一休み。)
頂上付近の雪渓。
天神尾根は雪がかなり残っていて大変そうでした。
雲の切れ間で、トマの耳からの見下ろし。壮観でしたが、シャッター切る頃には隠れてしまいました。
一ノ倉岳の避難小屋。エマージェンシー用ですね。
一ノ倉岳の山頂を過ぎた辺りはまだ雪が残っていました。これでも今年は少ないそう。
雪解け水が小さな流れを作っていました。
重倉岳山頂、晴れていたらさぞかし絶景でしょう。
重倉岳避難小屋、トイレもあって使い勝手は良好だそうです。
この辺は稜線伝いで楽しいです。
高度1500mから600mに下るところがかなりきついです。尾根が細く、ぬかるんでいて、土は粘土質が多く滑る滑る。下りがきついぐらいなので、登りはかなりエグイでしょうね・・・。
谷の向かいに満太郎尾根が。実に見事な尾根です。(名前は後で知りましたが。)
尾根に巨木が陣取っている箇所が続きます。歩きづらい。
水場を見落としてしまったので、
下りで滑りまくってついた泥を沢の水で落としました。
のっぽな樹が丸ごと流されていました。
装備・携行品
シャツ | アンダーウェア | ダウン・化繊綿ウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア |
登山靴 | バックパック | スパッツ・ゲイター | 水筒・テルモス | ヘッドランプ | タオル |
帽子 | グローブ | 着替え | 地図 | コンパス | 登山計画書(控え) |
ナイフ | 修理用具 | 健康保険証 | ホイッスル | 医療品 | ロールペーパー |
非常食 | 行動食 | テーピングテープ | 軽アイゼン | GPS機器 | ストーブ |
燃料 | カップ |
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