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沢入登山口から入笠湿原・入笠山へ~ヤマオダマキとレンゲツツジ・アヤメの花々が主役~

笠湿原・入笠山( 南アルプス)

パーティ: 2人 (モーちゃん さん 、ほか1名)

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行程・コース

天候

曇天。弱い風。ガスのため眺望無。気温駐車場7時25分14℃、12時55分17℃。

登山口へのアクセス

マイカー
その他: 中央道小淵沢IC(最寄りは諏訪南IC)を出て、国道20号線を通り、富士見峠交差点を左折。後は「入笠山」の表示に従って進む。沢入登山口駐車場まで約25分間。沢入から御所平峠間は、通行規制中(8時~15時)。土日祝日等駐車場が満車の場合は、途中係員が立ち、富士見パノラマリゾート駐車場へ誘導するので、ゴンドラを利用する。※伐採木運搬車(ロングボディ大型トラック)や大型ダンプカーとのすれ違いがあるので、幅のある直線路で早めに待機すること。カーブは不可。路駐は厳禁。

この登山記録の行程

自宅5:01⇒7:00小淵沢IC⇒7:25入笠山登山口沢入駐車場(トイレ)7:40・・・8:14水道施設・・・法華道分岐・・・9:04入笠湿原散策・・・山彦荘・・・休憩・公衆トイレ10:05・・・御所平峠・・・花畑・・・10:42岩場コース・・・10:58入笠山頂11:40・・・岩場迂回コース・・・12:07法華道12:13・・・水道施設・・・12:55入笠山登山口沢入駐車場13:28⇒13:53小淵沢IC⇒16:00自宅。

コース

総距離
約6.8km
累積標高差
上り約553m
下り約553m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

 本日は、前回(令和3年6月8日)から20日余りが過ぎ、どんな花々と出会えるのか、わくわく感が一杯になって、入笠山登山口沢入駐車場へ向かいました。心配なことは天候とザックの重量でした。
 登山候補は、いくつかありました。複数の気象情報を得て、比較的降水確率が低いので、入笠湿原と入笠山へ出掛けることに決めました。念のため、当日未明にも最終確認しました。天気が大丈夫そうな時は、車の中にいつも置いていく物があります。しかし、今回は、雨具一式とスマホ充電バッテリーを持参しました。しかも昼食は、パンが軽いので、持参することが多いのですが、今回は、同行者のリクエストによりおにぎりとなりました。
 従って、リュックの重量が約3キログラム増加しました(同行者の荷物の一部を入れたので) 。私は、気管支喘息と腰痛が持病になっています。今日は、ペースが落ちることは明らかです。もしも東京が雷雨になる、降水量が多くなると予測される場合は、保育園へ孫を迎えに行くことになっています。午前中が勝負と考えて、気合を入れて、沢入登山口を7時41分に出発しました。
 まず最初は、濃い紫色のウツボグサが5輪ぐらいで迎えてくれました。また、ウツギの淡い桃色がきれいでした。同行者が小さなやぶの中に咲いているこげ茶色のミヤマハンショウヅルの花を3輪も発見しました(しかし、復路は1輪になっていた)。ヤマオダマキは、いつもの場所に生えているかなと心配しながら登って行くと、期待通り、見事に咲き出していました。ヤマオダマキは、この後も、あっちにもこっちにも咲き出していました。水道施設で一休みして衣服調整をしました。この先では、ヤマハハコやササバギンランの白い花も見つけました。
 9時04分入笠山湿原に到着しました。コースタイムは60分と登山口に書いてありましたが、私達は1時間26分もかかってしまいました。撮影に時間をかけすぎたのです。手前には、鹿よけ柵がありました。ゲートを開けると、真っ先に光沢のある橙色のレンゲツツジが目に飛び込んで来ました。クリンソウが、まだたくさん残っていました。紫色の花は、アヤメです。あっちこっちに群生していました。湿原には、またヤマオダマキがたくさん咲いていました。二ホンスズランも咲き残っていました。
 湿原を出て、山彦荘の庭園へ向かいました。お目当ては、アツモリソウです。咲いているかなと、覗いてみると、7輪ぐらい咲いていました。スタッフさんに声を掛け、許可をいただき、撮影させていただきました。すると、「キバナノアツモリソウもありますよ」と教えてくださいました。旬は過ぎたようでしたが、10輪くらい咲いていました。どら焼きを売っていたので、購入しました。
 ドラ焼きを食べて小腹を満たし、トイレを済ませて、登山道に入ると、クリンソウが群生していました。前回よりもたくさん咲き誇っていました。御所平峠前の花畑も楽しみにしていました。ヤナギランの茎がぐんぐんと伸びて、葉をたくさん茂らせていました。花が咲き出す頃にまた訪れたいなと思いました。ここでも、レンゲツツジ・ヤマオダマキ・アヤメが目立ちました。二ホンスズランも咲き残っていました。黄色い花はゼンテイカ(ニッコウキスゲ)です。蕾がたくさんついているので、今後が楽しみになりました。
 花畑を出て、急な登山道を登って行きました。岩場コースの上部には、レンゲツツジが咲き残っていました。ズミの花はひとつもありませんでした。岩が濡れていて滑るので、足元をよく見て歩きました。
 10時58分入笠山頂に無事到着しました。周囲はガスに囲まれていて、遠景はもちろん近景も全く見えませんでした。登山者を数えてみると、本日は約20名でした。前回は、約100名もいて、大混雑していました。静かな山頂に腰を下ろして、昼食にしました。みそ汁のもとに湯を入れ、おにぎりをほおばり、食後はコーヒータイムにしました。同行者にせかされて、11時40分迂回コースを下り始めました。
 12時55分無事に駐車場に戻って来ました。おやつタイムをしていると、湿った空気に包まれて来ました。雨が、いよいよ降り出すようです。国道20号線も中央道も空いていましたが、圏央道は、月末に当たっているため、渋滞はしていないものの、交通量が大変多く、混雑していました。

 本日は総距離約6.8キロメートル。累積標高差上りも下りも553メートル。歩数は約17.000歩を数えました。たくさんの花々に出会うことができて、思い出に残る山歩きができました。




 

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フォトギャラリー:77枚

沢入登山口駐車場の様子。約25台駐車できる。左奥はバイオ水洗トイレ。飲料は不可。 

登山口に入るとウツボグサ(空穂草・靫草)。

タニウツギ(谷空木)。

おや、珍しい!ミヤマハンショウヅル(深山半鐘蔓)。

今年も咲いていたね。ヤマオダマキ(山苧環)。

ヒトリシズカ(一人静)。

ここにも。

あそこにも。

あっち。

こっちも。

3輪。

水道施設。

6月8日はハルゼミの鳴き声がジージーと。今日は全くしない。生息時期が終わっていた。

ヤマハハコ(山母子)。

階段もあったが、比較的歩きやすい。

ササバギンラン(笹場銀蘭)を発見。

左は法華道。復路に利用する。直進して湿原へ向かう。

シカ除け柵を開けて、入笠山湿原に入るとレンゲツツジが迎えてくれた。

クリンソウがまだ咲いている。

アヤメ(菖蒲)が咲き出していた。

入笠湿原ゴンドラ方面。

アヤメは網目模様が特徴。

レンゲツツジの奥はシラカバ(白樺)。

ネバリノギラン(粘芒蘭)。

黄色い小さい花はウマノアシガタ(馬の足形)。

ここにもヤマオダマキ。

スズランは、旬を過ぎていて、咲き残り。

網目模様がきれいだ。

コバイケイソウ(小梅蕙草)。

小さな花一つ一つがきれいだ。

霧が湿原に流れ込んで来た。雨にならないといいが・・・。

以上は入笠山湿原の花々。

入笠山湿原の柵を出て、眼の前にある山彦荘の庭園へ向かう。アツモリソウ(敦盛草)。

ズーム。

アマドコロ。

キバナノアツモリソウ(黄花の敦盛草)。

時期を過ぎているが形がおもしろい。山彦荘の前でドラ焼きを購入。1個160円。

サラサドウダン。

入笠湿原前公衆トイレにより、ベンチでドラ焼きを食べる。おいしい。山道に入ると、マムシグサ(蝮草)。

クリンソウは水辺を好むようだ。

クリンソウ群生地。

御所平峠の花畑に入り、花を撮影してから入笠山へ向かう。

ツーショット写真。

ヤマオダマキ。

ゼンテイカ(前庭花)。ニッコウキスゲが咲き出していた。

ズーム。

ヤマオダマキとアヤメ。

レンゲツツジも多い。

二ホンスズラン。

花畑を出て、登山道に戻り、入笠山へ向かう。

入笠山案内図。

岩場コース(登山道には、岩が所々あるが危険性は無い。濡れていると滑るので注意)を登り、岩場迂回コースを下ることにした。

入笠山山頂に到着。周囲ガス。眺望は無。

方位盤。山名が記してある。

迂回コースには、フスマの小さな花。

御所平峠と沢入の間は通行規制中。8時~15時までの時間限定。係員が常駐。

帰路は、湿原の手前で法華道に入る。

約6分で往路に利用した登山道へ合流。

また霧が出てきたが、雨がそろそろ降り出しそうだ。

サワギク(沢菊)。駐車場に無事到着。休憩をして帰路に着く。

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装備・携行品

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登った山

入笠山

入笠山

1,955m

よく似たコース

入笠山 長野県

ゴンドラ山頂駅から入笠山・大阿原湿原を周遊

最適日数
日帰り
コースタイプ
周回
歩行時間
3時間10分
難易度
コース定数
13
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