行程・コース
天候
晴れ時々曇り
登山口へのアクセス
バス
その他:
アルピコ乗鞍岳線
この登山記録の行程
大雪渓下(08:40)・・・大雪渓でトレーニング・・・大雪渓(14:00)・・・稜線前の雪渓上(14:50)・・・剣ヶ峰神社(15:15頃)・・・乗鞍肩の小屋(15:40)・・・大雪渓下(16:10)
※大雪渓下から肩の小屋付近までは雪渓歩行となる
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
次田登山スクールの乗鞍スノートレーニングに参加
予定していたコース
第1日目>大雪渓下。着後周辺雪渓斜面でのスノートレーニ ン グ・(キックステップの切り方・登り・下降・トラバース・滑落停止・ グリセ-ド・ アイゼ ンテクニック)等
第2日目>雪上乗鞍岳登山、 滑落停止・グリセ-ドを練習しながら大雪渓下
2日目が雨のため初日ですべてをこなすことになった。最初は雪渓入り口付近での練習
その後、急斜面でザイル確保しながら滑落停止訓練
14時から乗鞍岳へ登る。手ぶらのため水分補給ができず熱中症のリスクがあり自分は最後の雪渓を超えたあたりで体調や歩行が遅れる懸念から(実際はバスの時間を間違えた)、肩の小屋へ単独で戻り冷たい水(ペット200円)で一休み。山頂にはいかなかった。他のメンバーの話では頂上の売店(畳平)は閉まっており水分不足で相当きつかったようだ。水場はなく雪渓で湧水個所もあるが場所柄飲まないほうがいいと思う。
6月の雪渓は照り返しが強く、冬スキーより日焼け炎症した。脱水症状にも注意が必要。
大雪渓はスキー客が大勢、バスは行き2台運行(8:00)往復3,000円
肩の小屋から稜線にでる直前の雪渓を登り切ったが、キックステップを使わないと滑落の危険あり。
◆以下はトレーニングでの理解をまとめたもの
①キックステップ
・トラバース:足が"水平"になるように雪を蹴り、2~3回崩し切込みを入れる。歩幅は足の長さぐらい。
・登り:つま先で蹴り、ステップを作る、後続者が歩きやすいように先頭以外もステップを作ること
・下り:やや前のめりの体勢で、かかとを強く踏み下ろす(先生の動きは、足首は軽く)。つま先が水平よりもやや上を向く角度。
②ピッケル
・長さ:ピッケルのヘッドをつかみ、振り子をして地面をこするぐらい。(身長165センチで65センチ)
総じて参加者のピッケルが短かかった。店員でもピッケルを使ったことがないケースも多々ある。
・持ち方:リストバンドに手を通す通さないはどちらでもよい、ただし、ピッケルと体がつながっていること。スリングを経てハーネスのセンターループ、もしくはコンテナにカラビナでつなぐ。センターにつないだほうが、ピッケルを左右どちらにも振りやすい。(他のガイドのサイトではリストバンドは使わない意見もある)
・使い方:手がかりやバランスをとる、荷物の流れ止め、滑落停止、確保(雪にしっかりさす)
山側にさしバランスをとることが多く、長めのほうが夏縦走で使いやすいと思う
・ブレード:講義では使わなかった、雪堀のためと思う
リュックを置くときはストラップにくぐらせてピッケルをさす
③アイゼン
・足幅:肩幅くらい
・使い方:爪をすべて雪面にさす
登り:逆八の字(V)で前面にさす。急登では前爪
急な段差:ピッケル(ピック、スピッツェのいずれでも可)手がかりをとり全爪が刺さるよう水平ステップを作る(サイドステップ)。谷足を組み替えるときスパッツに引っかかる場合があり、スパッツの破損やバランスを崩す場合がある、逆の場合で引っかかりはない
・トラバース:山側の足は進行方向に爪先を向けてフラットフッティングをすることで進み、谷側の足はフォールラ イン、つまり、滑落した時に落ちる方向に向けてフラットフッティング。注意点は山側の足の置き方。水平に足を置くとアイゼンの山側の爪しか雪面に刺さっていない状態になってしまい、滑落の原因。
・下り:キックステップでかかとから
アイゼンがあっても無い時でも、安定した姿勢は重力の(引力)方向に立つことです。
下り斜面で足裏をフラットにすると、かなりの前のめり姿勢になってしまって危険なはずです。安定した姿勢(バランス)を維持するには、登りではブーツの先を、下りでは踵からの接地になるのが自然の歩き方です。
注意点:こまめにアイゼン雪ダンゴをピッケルでたたき落とす。グリップ力が落ちるため
アイゼンでスパッツが少し破けた、手袋も夏山用の薄いものでは弱かった。
④滑落防止
・いつでも滑落しそうな場合は、滑落防止体制がとれるように、ピッケルで態勢を準備しておくこと
手にものをもたない。ブレード前ピック後ピックが後ろを向くように持つ。いつでも滑落停止ポジションが取れるよう、シャフトの真上をしっかりと握る。
・ビレイの準備など作業をするときはピッケルを雪にしっかり刺す確保した
・滑っても尻餅程度か、滑落する斜面かを把握しておくこと
・利き手でピックで止められる握り方をし、逆手はシャフトの下部を握る
・レインコート着用し背中を雪面につけ(リュックなし)足を上げ、ピッケルのヘッドを持った側へ回転する脚を上げて滑り始め、半回転でうつ伏せになるとき、脚を先に回転するとうつ伏せになりやすい(介護の要領)
・ピッケルは胸元で抱え上半身をそらせて体重をかける
・いつでも不安なくできるようにしておくこと
・腐った雪のためなかなか停止しなかった。また、反転ひねりをしたときに氷に手の甲が当たり腫れた
全般
・滑落リスクのない雪上やザラ場では慎重になりすぎないこと、ザラ滑りをしても体制を立て直せばよい
・雪山、沢はその時の状況に応じて変化するので、決まったグレードはないと思うこと
・寒冷前線を伴う(寒風を吹き込む)場合、雷を伴いやすい。雨の時に雷があると感電する恐れがある。雷から確実に避ける方法はない
宿泊
乗鞍高原休暇村に宿泊、料理はバイキングでおいしかった。表紙にはイナゴの甘露煮。食べてもらうため幼虫サイズ。
ワンコイン仕出し弁当の山菜天ぷらがおいしかった
フォトギャラリー:8枚
装備・携行品
| アンダーウェア | ダウン・化繊綿ウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア | 登山靴 |
| バックパック | 水筒・テルモス | ヘッドランプ | タオル | グローブ | 腕時計 |
| カメラ | ナイフ | 健康保険証 | 行動食 | アイゼン | ピッケル |
| カラビナ | ハーネス | ヘルメット |












