• このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 参考になった

大雪山 旭岳

旭岳( 北海道)

パーティ: 2人 (ジュンパク さん 、ほか1名)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 参考になった

行程・コース

天候

晴れ。後半はガス。一時小雨

登山口へのアクセス

その他
その他: 旭岳温泉からロープウエイで10分。

この登山記録の行程

山頂駅 6:54--(35分)--7:29 旭岳石室・姿見の池・五合目(1665m)7:34--(32分)--8:06 六合目(1825m)8:09--(5分)--8:14 岩ベンチ 8:23--(16分)--8:39 七合目 8:39--(24分)--9:03 八合目(2065m)9:03--(21分)--9:24 九合目(2196m)9:24--(22分)--9:46 旭岳(2291m) 10:12--(28分)--10:40 雪田上 10:40--(17分)--10:57 旭岳 11:07--(38分)--11:45 八合目 11:45--(16分)--12:01 七合目 12:01--(18分)--12:19 六合目 12:19--(24分)--12:43 旭岳石室 13:13--(19分)--13:32 第4展望台 13:45--(10分)--13:55 夫婦池分岐 13:55--(27分)--14:22 山頂駅

コース

総距離
約6.2km
累積標高差
上り約761m
下り約761m

高低図

GPX ダウンロード KML ダウンロード

登山記録

行動記録・感想・メモ

初めて行く大雪山北部の初日は、北海道最高峰の旭岳に登る。姿見の池までのお花畑に掴まって時間が掛かったものの、その後のザレ場の急登は、何とか問題なく登ることができた。山頂周辺には、キバナシャクナゲのお花畑が広がっている。当初は、裏旭キャンプ場まで行く予定であったが、雪田の手前で引き返す。姿見の池に戻ってからは、散策路を廻って山頂駅へ。姿見の池で少し雨が降ったが、濡れることなく下山出来たのは良かった。麓で温泉に入っていると、雷雨となり、ロープウェイも止まったとのこと。

平日ということで、始発6時30分のロープウェイに乗る。定員を50名に抑えての運行。山頂駅で登山届けに記帳してから出発。駅舎には、売店、トイレがある。目の前の沼には雪が残っているが、ナナカマドは白い花を沢山付けている。太陽で眩しい旭岳の手前には噴気が上がっている。
先ずは、五合目の旭岳石室・姿見の池を目指す。と、いきなりウコンウツギやアオノツガザクラ、エゾノツガザクラ、ミツバオウレン、チングルマなどの花々が。足が止まります。更にエゾコザクラ、キバナシャクナゲ、イソツツジ、イワブクロも。一方で、虫も沢山まとわりついてくるのは困りもの。
何とか五合目の旭岳石室まで辿り着くと、見下ろす姿見の池に雪が沢山残っていた。そして、噴気の吹き出し口も見えるようになる。火山の力を感じるところ。石室の室内はきれいにされており、その裏手に携帯トイレブースがある。
一息入れ、いよいよ本格的な登りに。左手に姿見の池や噴気を見ながら登る。足下には、イワブクロやメアカンキンバイ、マルバシモツケが咲いている。砂礫の道の所々に、石を積み上げたケルンが作られている。右手は緩やかな斜面となっていて、所々に残雪が縞模様になっている。
山頂まで特にポイントは無いのかと思っていたが、合目表記の標柱が立っている。そこには、標高も記されている。ゆっくり歩いて30分ほどで六合目に至る。その後は、20分から25分位の間隔といったところ。
薄くガスが掛かっているが、まずまずの展望。最初は、良く分からないまま険しそうなピークが山頂かと勘違いしていたが、本当の山頂は、なだらかな方と分かる。金庫岩と呼ばれる巨石が良く見える。所々、砂礫の間にイワブクロやイワヒゲ、エゾイワツメクサが見られる。
九合目を過ぎ、ニセ金庫岩の所に出ると、窪地一面にキバナシャクナゲが咲いていて感動する。若干、花の盛りは過ぎたかもしれないが。チシマクモマグサなど他の花もいろいろと咲いている。
花の窪地を巻くように、金庫岩を左手に見ながら登ってくと、あっさりと広い山頂に到着する。残雪が縞模様になっているのは、安足間岳・比布岳であろうか。その右手には北鎮岳がきれいな三角形をしている。正面には後旭岳がお椀を伏せたようにある。
休憩後、裏旭キャンプ場まで下ってみることに。少し下ると、そこはキバナシャクナゲの花畑。山頂近くは花盛りだ。ミネズオウ、メアカンキンバイ、イワウメも咲いている。
次第に傾斜きつくなると、花も無い九十九折りの道となる。ところが、雪田手前で九十九折りが終わり、直下降していくことに。当然、雪田もそれなりに勾配がありそう。ということで、雪道に弱い我々は、ここで引き返すこととする。一般の登山者は、雪田も多くの人が歩いてステップ状になっているので、そのままどんどん下っていくだが。
既に花を堪能済みだったので、下りより早く山頂に戻ることができた。山頂で、再度休憩後、姿見の池まで下ることに。同じ道なので、ザレた道が苦手とはいえ、早めに下ることができた。ガスで姿は見えなくなってしまったが、風の関係で、上りで気が付かなかった噴気孔の音が大きく聞こえる。
無事に姿見の池まで下ると、石室の内部を見たりしてのんびり。ところが、雨がパラつき出す。石室の中でレインウエアを着ると、鐘を鳴らしてから散策路を夫婦池の方に向かって歩く。イワブクロ、コマクサ、エゾノツガザクラ、キバナシャクナゲなどを見ながら先へ。一部に雪も残っているが、歩行に支障は無い。更にイソツツジ、コケモモ、チングルマ、キバナシャクナゲ等の花を楽しんで歩く。
雨もやがて上がったようだ。夫婦池はガスの中。明日は、ここから裾合平方面に行く予定にしている。その後も、チングルマやエゾノツガザクラの群落を楽しみながら山頂駅に戻る。

続きを読む

フォトギャラリー:48枚

山頂駅からの旭岳。太陽が眩しい

ナナカマド

ウコンウツギ

チングルマ

エゾノツガザクラ

エゾコザクラ

イワブクロ

姿見の池と噴気

メアカンキンバイ

地獄谷の噴気

六合目の標柱

姿見の池方向を振り返る

砂礫の道を登る

右手には残雪

荒々しい山容

金庫岩が遠く見えてきた

八合目

苔むしている岩

登ってきた道を振り返る

イワヒゲ

九合目

キバナシャクナゲの咲く窪地

エゾイワツメクサ

金庫岩

チシマクモマグサ

青空

広い山頂に到着

比布岳方向の残雪

山頂裏のキバナシャクナゲ群生地

後旭岳

ミネズオウ

メアカンキンバイ

九十九折りの道を下る

雪田と後旭岳

キバナシャクナゲ

山頂に戻る

旭岳石室まで下ってきた

五合目の姿見展望台と愛の鐘

イワブクロ

コマクサ

エゾノツガザクラ

ガスと小雨の中を歩く

コケモモ

夫婦池の一つ、鏡池

チングルマ

夫婦池の一つ、すり鉢池

エゾノツガザクラ

山頂駅に戻る

すべての写真を見る

装備・携行品

シャツ アンダーウェア ダウン・化繊綿ウェア ロングパンツ 靴下 レインウェア
登山靴 バックパック スタッフバック スパッツ・ゲイター 水筒・テルモス ヘッドランプ
タオル 帽子 グローブ サングラス 地図
コンパス ノート・筆記用具 腕時計 カメラ 登山計画書(控え) 虫除け
熊鈴・ベアスプレー 行動食 軽アイゼン トレッキングポール

みんなのコメント

ログインして登山記録にコメントや質問を残しましょう

登った山

大雪山

大雪山

2,291m

よく似たコース

大雪山 北海道

旭岳ロープウェイ姿見駅から旭岳山頂を往復 日帰り

最適日数
日帰り
コースタイプ
往復
歩行時間
3時間50分
難易度
コース定数
16
大雪山 北海道

旭岳から間宮岳・裾合平周回 日帰り

最適日数
日帰り
コースタイプ
周回
歩行時間
6時間50分
難易度
コース定数
26
大雪山 北海道

大雪山 旭岳から黒岳・層雲峡を結ぶ人気の縦走路 日帰り

最適日数
日帰り
コースタイプ
縦走
歩行時間
7時間15分
難易度
★★
コース定数
28
登山計画を立てる