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早月尾根から剣岳ソロテント泊

剣岳( 北アルプス・御嶽山)

パーティ: 1人 (マイク さん )

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行程・コース

天候

26日終日ガス、27日ガス→晴→ガス時々小雨

登山口へのアクセス

マイカー
その他: 山陽道→名神→北陸道→馬場島へ
 約6時間半
高速降りた後、馬場島方面へはマツダの純正ナビ(マツダコネクト)だとダムを横切る林道みたいな狭く、荒れた道(木の枝は張り出し、落石がゴロゴロしている)を案内するが、実際は奇麗な舗装路があるので注意。

この登山記録の行程

8月26日
5:45 前泊した馬場島荘発
13:10 早月小屋着
8月27日
4:00 テント場発
7:45 剣山頂着
8:15 同発
12:00 テント場着、登りの人が多く、待ち時間で下りは時間がかかった。小雨の中テント撤収。
12:45 早月小屋テント場発
18:00 馬場島荘着

コース

登山記録

行動記録・感想・メモ

馬場島荘 
 宿泊客は京都から来た人と二人だけだったらしい。
宿は研修施設で可もなく不可もなし。夜6時過ぎの時点で駐車場は8~9割くらい空いてたが、早朝には、ほぼ埋まっていた。夜中到着して、そのまま登る人が多いのが分かる。

早月小屋までの登り
 痩せ尾根に作った登山道なので、傾斜が急なとこもジグザグなどなく、まっすぐ登るので木の根、岩角を掴んでよじ登るところが非常に多くて、リュックが重いとつらいものがある。水場も全くない。それは小屋から剣山頂までも同じで、飲料水の確保には注意が必要。

早月小屋
 水がないのでペットボトル入りミネラルウォーターが2リットル1000円と高価だがヘリの輸送費なので仕方がない。

テント場
 あまり広くない。20~30張りくらいか?石はあるが十分ではなく、ペグは必要。天場はペグが打てる土である。当日は10張りであった。一組をのぞいてソロ。鞍部からちょっとズレてるので風の通り道では無いようだ。
 トイレは近く鉄筋で、まあこんなもんか。

早月小屋から剣山頂
 頂上直下までガスって、風も強く、早朝で人も少なく、ときどき小雨。
かつ結構いやな岩場の連続で、正直心が折れそうになった。途中であった登山者も「怖い、二度と来たくないし、人にも勧められない」と嘆いていた。その時は全く同感であった。

頂上から下山
 頂上直下でガスが切れ、晴れてきたのはラッキーであった。
 写真をとり、立山、薬師、後立山など雄大な景観を楽しんだ。
 下山を始めたころ夜中に番場島をでた日帰り登山者が続々と登ってきて、すれ違いに時間がかかる場面もあった。この急で高度差があり、かつ鎖場の多い危険なルートの日帰り登山者がこんなに多いとはびっくりしたが、若い元気な人はテント担ぐより、軽装備で日帰りが楽なのは理解できる。
 危険個所も多いこのルートに若い女性の単独登山者が多いのも驚きであった。
 登ってる最中は「下りの岩場が恐ろしそう」と心配だったが、晴れていたせいもあるかもしれないが下りは特に「怖い」とまで思うような場所は無かったのはちょっと意外だった。理由としては「体が慣れた」若いころ少しクライミングをやってたので3点支持のスムースな動きを思い出してきた。一般コースなので「しっかりした手のホールドがある」ので体を岩から離して下降ルートの足場を確認できる、登りは上部のホールド状況が分かり難いので、試行錯誤しながらになる点が下りが楽だった理由か?
 しかし集中力が必要な危険そうな個所は多く、精神的な疲労は大きかった。ペイントのルート表示はあるが分かり難い箇所もあり、初心者にはお勧めできないルートだと思う。

早月尾根下山ルートが分かり難い
 剣頂上からは別山尾根は見えるが早月尾根は視界に入らない。登山者の多くは別山尾根方面へ下山するので油断すると、そちらに引きずられそうになる。
 早月尾根から登ってくるとピーク直前に別山尾根と早月尾根の分岐を示す白い木の道標があるが、普通に頂上から踏み跡をたどって下山すると別山尾根方面へ進み、分岐の標識がある場所は通過しないので、危なく別山尾根へ降りる所であった。登山中に分岐点の位置(白い道標が目印)はしっかり記憶しておいたので、すぐズレてるのに気付き、少し登り返して早月尾根へ下山できたが、うっかりすると危ない。今回初めてスマホのGPS地図を利用したが間違いを確実に確認できる。頼りすぎてもいけないが、便利ではある。

早月小屋から馬場島
 テント担いでガスと小雨の中を木の根、岩角を掴んで下るのは、スピードは出せないし、体力的にも精神的にもしんどかった。急傾斜で早朝からの長丁場なので休憩を早めにとり、脚に疲労が蓄積しないよう注意するのがキーポイントだと感じた。気晴らしになったのは時々きすれ違ったり、追い抜いていく若く元気な女性登山者の明るい声でした。感謝!
 なんとか明るいうちに下山、風呂は入れない(利用時間過ぎてる、コロナで外来入浴中止)ので馬場島キャンプ場の水場で水をかぶり、着替えて帰路についた。

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フォトギャラリー:4枚

装備・携行品

シャツ アンダーウェア ダウン・化繊綿ウェア ロングパンツ 靴下 レインウェア
登山靴 バックパック スタッフバック スパッツ・ゲイター 水筒・テルモス ヘッドランプ
タオル 帽子 グローブ サングラス 着替え
地図 コンパス ノート・筆記用具 腕時計 カメラ 登山計画書(控え)
健康保険証 医療品 ロールペーパー 非常食 行動食 テーピングテープ
トレッキングポール GPS機器 ストーブ 燃料 ライター カップ
クッカー

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