餓鬼岳 (+唐沢岳) から燕岳へ一泊二日山行

日帰り

餓鬼岳、唐沢岳、燕岳（北アルプス・御嶽山）

2021.09.23（木）～2021.09.24（金）

パーティ： 1人 (WTR さん )

WTRさん

行程・コース

天候

【1日目】晴れのち曇り　【2日目】晴れのち曇り

利用した登山口

白沢三股　中房・燕岳登山口　

登山口へのアクセス

マイカー
その他：白沢登山口（秋分の日、朝5:45時点で車5台駐車）

(下山後は、中房温泉→(バス)→穂高駅→(電車)→信濃常盤駅→(徒歩45分)→国営アルプスあずみの公園→(タクシー※)→白沢登山口で車を回収) ※タクシーは事前に電話で迎車手配

この登山記録の行程

【1日目】
白沢三股(05:47)・・・魚止ノ滝(06:53)・・・最終水場(07:14)[休憩 5分]・・・大凪山(08:32)[休憩 3分]・・・百曲り入口(09:37)[休憩 11分]・・・餓鬼岳(10:37)[休憩 34分]・・・小ピーク(11:30)・・・餓鬼のコブ(11:52)[休憩 6分]・・・唐沢岳(13:15)[休憩 18分]・・・餓鬼のコブ(14:50)[休憩 4分]・・・小ピーク(15:23)[休憩 3分]・・・餓鬼岳(15:45)

【2日目】
餓鬼岳(06:03)・・・中沢岳直下(06:56)[休憩 7分]・・・東沢岳(08:35)[休憩 7分]・・・東沢乗越(09:03)[休憩 4分]・・・標高2,500地点(09:42)[休憩 5分]・・・稜線下り口(10:07)[休憩 10分]・・・燕岳(10:58)[休憩 4分]・・・燕山荘(11:20)[休憩 25分]・・・合戦小屋(12:17)・・・第2ベンチ(13:10)[休憩 3分]・・・中房・燕岳登山口(13:39)

コース

総距離: 約23.8km

累積標高差: 上り約3,730m; 下り約3,274m

コースタイム: 標準21時間45分; 自己15時間10分; 倍率0.70

高低図

標準タイム比較グラフ

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登山記録

行動記録・感想・メモ

初日、まずは白沢から餓鬼岳を目指す。登山道は予想よりも整備されていた。序盤、最終水場までは比較的緩やかなアップダウンの沢沿いルート、ところどころ足場が狭く、沢方向へ傾斜した木の根に注意して進む（いくつか鎖箇所あり）。最終水場で沢から分かれると、大凪山までは急登となるが、大凪山を過ぎると百曲りまでしばらく緩やかな道が続き、ここで息を整えることができる。百曲りからは餓鬼岳小屋までの最後の登りであるが、大凪山への急登ほどではない。標高2,400付近では始まった紅葉を楽しめた。餓鬼岳小屋に到着後サブザックに切り替え、唐沢岳を目指す。小屋から餓鬼岳山頂はすぐ目の前で、ここで360度の景色を楽しんだ後、あまり時間を置かずスタート。餓鬼岳から唐沢岳へのルートは基本的に尾根道なのだが、小ピーク⇔餓鬼のコブ⇔唐沢岳の間にはギャップ（谷）があるため、それなりのアップダウンを余儀なくされるし、唐沢岳への最後の急登は相当な登り応えがある。ただ頑張って唐沢岳に着いてしまえばそこには素晴らしい景観が待っている。針ノ木・鹿島槍ヶ岳などの後立山連峰、船窪岳・烏帽子岳・野口五郎岳など裏銀座北部の山々、そして燕岳、常念・大天井．．誰もいない山頂で20分ゆっくり景色を味わい、頑張って小屋まで戻った。二日目はいよいよ燕岳への縦走。最初の中沢岳は岩峰を巻いたりその上を行ったり、いくつかの箇所で高度感がある。その後大きく下るケンズリを経て東沢岳を過ぎると、下り基調はさらに強くなり、最低鞍部である東沢乗越からは、標高差約500mを登り返すことになる。乗越で水分と行動食を補給、途中標高2,500付近でも小休止をとり水分・行動食を補給して（こうして気分もリセットしながら）燕岳からの稜線下り口まで上がると、お馴染みの裏銀座縦走路の山々・槍・穂高連峰の大展望が目の前に広がり、二日目の行程で一番大変な登りが終わったことに安堵。ここから燕山荘までは約一時間、大展望を味わいながら縦走の終盤を終え、合戦尾根から中房へ下山した。
今回はどうしても一泊二日にしたかったために相当詰め込んだ行程となったが、本来であれば、（初日）餓鬼岳まで（泊）、（二日目）餓鬼⇔唐沢岳往復後、燕岳へ縦走して燕山荘（泊）（三日目）合戦尾根で下山が、妥当な行程であろう。餓鬼岳は表銀座縦走路の起点に位置する山であるが、燕岳と比べて人も少なく、ゆっくりと山と対峙し北アルプスの魅力に浸れる、隠れた名山であると改めて実感した。