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双六岳、天高く! 早朝日陰は凍結も

双六岳( 北アルプス・御嶽山)

パーティ: 2人 (カピトラ さん 、ほか1名)

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行程・コース

天候

初日:曇りのち晴れ 2日目:快晴!

利用した登山口

新穂高温泉  

登山口へのアクセス

マイカー
その他: 新穂高センター前(P3)市営駐車場利用:1泊2日で1000円。
※翌日は16時に閉門されてしまうとのことで、それまでに出庫可能かどうか聞かれます。

この登山記録の行程

【1日目】
新穂高温泉(06:10)・・・笠新道登山口(07:02)・・・わさび平小屋(07:15)[休憩 10分]・・・小池新道登山口(07:40)・・・秩父沢出合(08:28)[休憩 17分]・・・シシウドが原(09:49)[休憩 10分]・・・鏡平山荘(11:00)[休憩 10分]・・・弓折乗越(12:15)[休憩 15分]・・・双六小屋(13:40)

【2日目】
双六小屋(04:30)・・・双六岳(05:30)[休憩 40分]・・・双六小屋(06:50)[休憩 20分]・・・弓折乗越(08:15)[休憩 5分]・・・鏡平山荘(08:55)[休憩 30分]・・・シシウドが原(10:05)[休憩 5分]・・・秩父沢出合(10:55)[休憩 15分]・・・小池新道登山口(11:50)・・・わさび平小屋(12:10)[休憩 10分]・・・笠新道登山口(12:35)・・・新穂高温泉(13:20)

コース

総距離
約29.0km
累積標高差
上り約2,463m
下り約2,463m
コースタイム
標準14時間
自己13時間13
倍率0.94

高低図

標準タイム比較グラフ

GPX ダウンロード KML ダウンロード

登山記録

行動記録・感想・メモ

「双六小屋とれたから」…と、夫に告げられたのは水曜日のこと。
「台風接近だから(?)今日は早退して」と、言われるまま迎えの車に飛び乗った金曜日の午後…。
中央道は、山梨県に入った辺りから雨も風もおさまって、何だかラッキー!?なドライブとなりました。

今年は、紅葉の涸沢は無理…と諦めていましたし、どこか近場の日帰りでも…と考えていた週末でしたので、まさか双六岳に再び向かうことが出来るとは思ってもみませんでした。

10月2日(土)、新穂高センター着は午前4時。
前回、5時でギリギリだった市営駐車場(P3)に入りたいと思ってのことでしたが、到着してみれば駐車場は開いておらず、入口に向けて何台もの車が列を作っている状態でした。
とりあえず列に並んで様子を見ていましたが、どうも、前に並んでいる車の方々は、車内でお休みなのか…運転席などに人の姿も見えません。 

鍋平の方からは、ヘッドランプをつけた登山者たちがひっきりなしに下りてきていました。
事情が分からず、一旦車から降りて複数の方に伺ったところ、どうやら駐車場が開くのは6時らしい…とのこと。 鍋平の方が確実だと、引き返す方もいたようでした。 
あとで分かったことなのですが、新穂高ロープウェーのHPの「新着情報」の欄に、駐車場開場時刻が告知されているのだそうです。
…結果的に2時間もの貴重な時間を、駐車場待ちに費やしてしまったことは大失敗でした…。

気を取り直して、6時10分のスタート。
はじめのうちは、登山道の直ぐ上までガスに覆われていて、遠くの景色は勿論のこと、対岸の山肌も見えない林道を歩き始めました。
途中から、少しずつ遠くの雲間に青空が覗くようにはなりましたが、お昼頃までは雲が多く、鏡平到着時も槍穂の姿は全く見えない状態。 それでもめげずに歩き続けて、漸く雲間から槍ヶ岳の穂先が見え始めたときには、あちらこちらで声が上がっていました。

せっかくお日様が顔を出してくれたというのに、この日はどうも疲れ気味。 
なかなかペースが上がらず、鏡平から先は息も絶え絶えのへなちょこ歩きで、弓折乗越から先のアップダウンでは完全にノックアウト…小屋にチェックインしたら山頂へ!と思って準備しておいたサブザックも空しく、この日はおとなしく小屋で休むことにしました。

「宣言」解除となったため、お酒の販売も談話室での飲酒も解禁(人数制限やアクリル板などは継続中)。
夕食は美味しい天ぷらをいただき、翌朝食はお弁当にしていただいて速やかに就寝、翌朝に期待を残しました。(※お弁当は、今まで食べた中で一番!と言えるくらい美味しかったです!!)

さて、前回は諦めた「二日目の双六岳登頂」…やっぱり今回は、是非挑戦したいよね!ということになり、結果的にとても嬉しかったし、お天気も良くて最高でしたが…帰りの心配は払拭できず…。
宣言解除後の最初の週末&晴天&紅葉シーズンと、条件が揃いすぎて(高速道路の渋滞が避けられそうもないので)、頑張って帰っても、夜遅くにヘトヘトになって…?という感じです。
…で、今回、ついに、社会人としてはどうなんでしょ?という、日曜日の後泊をして、月曜日の日の出前に帰宅してから速攻で出社…の、荒技で乗り切りました。 やはり新穂高は遠い……!!
月曜日(火曜日も)、眠かったです…。

10月3日の朝、双六小屋のテント場近くで小さな池の表面が凍っているのを見ました。
風も冷たく、もうじきこの小屋も閉まってしまうのだな…と、急に実感がわきました。
また、弓折乗越までの間、日陰となっている場所で、霜柱や岩の表面の凍結などが多数見られました。
凍結部分は、一見分かりにくいものもあり、下りでは要注意だと感じました。
それと、このコース全体を通して言えることなのですが、木の根元が、豪雪地帯特有の曲り方をしていて、結果的に低い位置で登山道にせり出した状態になっている枝なども多く、下ばかり見て歩いていると頭をぶつけやすい…と思います。

初日には写真を諦めた鏡池も、二日目は秋の装いに槍穂を映して美しく輝いていました。
小池新道を楽しくテンポ良く下って行けば、ベンチあり、風の気持ちいい休憩スポットありで、秋晴れの中を本当に楽しく気分良く歩けますが…いつもながら、わさび平小屋から先の林道歩きは、下山時にはとても長く感じられ…一気に疲れが出てくるような気がします。

今回は、小池新道の入口に電動アシストの自転車が二台置いてあって、ちょっと羨ましかったな……。

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フォトギャラリー:38枚

秩父沢では、一瞬の晴れ間!

鏡平では眺望もなく、写真は諦めました。

段々晴れてきて…

穂先も見えそう…

箱庭のように、美しい秋色に染まった鏡池と山荘を見下ろして歩きます。

見えた!!

この日は、この辺りで既にかなり疲れていました。

折角いいお天気なのに…

景色を楽しむ余裕もなく…

口数も減って、ひたすら足を前に出す…

小屋が見えてからが長くてキツイんです…。

翌朝です。

一晩寝たら、回復したみたい。

小屋から暫くは、やや急な登りや岩岩の場所もありますが…

山頂の手前からずっと広くてなだらかです。

全方向をぐるっと写真に収めました。

三泊…せめて二泊はしないと、この奥へは進めそうもありません。

凍っています。

登山道にも凍結あり!

お山の中は、もうすっかり晩秋~初冬の気配です。

もうじき小屋終いなのですね…

まだ下山されていない方も多かったようです。

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装備・携行品

シャツ アンダーウェア ダウン・化繊綿ウェア ロングパンツ 靴下 レインウェア
登山靴 バックパック スタッフバック スパッツ・ゲイター 水筒・テルモス ヘッドランプ
タオル 帽子 グローブ サングラス 着替え
地図 コンパス ノート・筆記用具 腕時計 カメラ 登山計画書(控え)
ナイフ 修理用具 ツエルト 健康保険証 ホイッスル 医療品
虫除け 熊鈴・ベアスプレー ロールペーパー 非常食 行動食 テーピングテープ
トレッキングポール ストーブ 燃料 ライター カップ クッカー
カトラリー
【その他】 携帯トイレ、予備マスク類、除菌グッズ、ゴミ用チャック付ポリ袋、座布団、顔汗シート、日焼け止、体温計、インナーシーツ

登った山

双六岳

双六岳

2,860m

弓折岳

弓折岳

2,592m

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