行程・コース
天候
【1日目】(台風通過翌日)晴れ後曇り【2日目】快晴
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
中部横断自動車道が出来て東京から奈良田までアクセスがよくなり、約3時間で行かれます。首都高、中央道、中部横断自動車道を通り、中富ICで降りて、国道52号沿いのコンビニ(ローソン中富飯富店、セブンイレブン身延甲南運動場前店)に寄り、奈良田まで(コンビニまで2時間15分、コンビニから奈良田まで40分)。奈良田の駐車場(奈良田湖脇)は、午前3時過ぎで満車でした。奈良田バス待合所手前の道路脇の駐車スペースに皆駐車しており、そこに駐車しました。奈良田の外良寺の駐車場に綺麗なトイレがありました。
この登山記録の行程
【1日目】
奈良田(3:46)・・・奈良田第一発電所(農鳥岳登山口)(4:13)[休憩1分]・・・吊橋(森山橋)(4:55)・・・大門沢小屋(7:25)[休憩17分]・・・大門沢下降点(11:07)[休憩8分]・・・農鳥岳(12:01)[休憩16分]・・・西農鳥岳(12:59)[休憩68分]・・・農鳥小屋(14:46)
【2日目】
農鳥小屋(3:57)・・・西農鳥岳(04:48)[休憩1分]・・・農鳥岳(5:22)[休憩45分]・・・大門沢下降点(6:40)[休憩12分]・・・広河内岳(7:18)[休憩32分]・・・大籠岳(9:03)[休憩6分]・・・白河内岳(9:44)[休憩25分]・・・笹山(黒河内岳)北峰(11:08)[休憩23分]・・・窪地(12:20)[休憩8分]・・・水場入口(13:47)・・・尾根合流点(14:18)[休憩5分]・・・笹山登山口(15:12)・・・奈良田(15:25)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
◎各ルートについて
①奈良田第一発電所から吊り橋(森山橋)まで
吊り橋手前まで、林道歩きで歩行に問題ありません。途中の大きな堰堤の先で、左右に林道が分かれ、夜行していた為、どちらへ行けばよいのか?躊躇しました。広い左側の河原方向を進み、森山橋の案内(林道右側に案内あり、写真あり)のある登山道に入る事が出来ました。
②森山橋(吊り橋)から大門沢小屋まで
森山橋(吊り橋)を渡り、1ヵ所目の徒渉ポイントの河原(暗くて上手く写真に写らなかったので、写真無し)が広く、夜行で分かり難かったものの、別途持参した強力ライトのお陰で、置石やピンクテープ等のマーキングが判別出来、道迷いせずに済みました。発電所施設の先にある2つ目の吊り橋は噂通り傾いており、揺れが激しく、真っ暗だったので恐怖を感じました。両側の手すりをしっかり掴んで慎重に進みました。
③大門沢小屋から大門沢下降点まで
急登ですが、道はしっかりしており、道迷いする様な場所はありませんでした。
④大門沢下降点から農鳥小屋まで(大門沢下降点から広河内岳までも同じ)
農鳥岳の岩稜帯で所々にガレ場があるものの、慎重に進めば問題ありませんでした。ガスで視界が悪くなった場合、気をつける必要があるものの、大門沢下降点と農鳥小屋との間は、必ず赤もしくは黄色のペンキマークがあるので、見逃さない様に注意すれば、問題ないと思います。翌日、農鳥小屋から農鳥岳まで夜行しましたが、ペンキマークのお陰で、強力ライトを出す必要も無く、歩行に全く問題ありませんでした。大門沢下降点から広河内岳までは、農鳥岳までと同じ様なしっかりしたペンキマークがあるので、道迷いしないと思います。
⑤広河内岳から白河内岳まで
農鳥岳と比べて、ペンキマークが薄くなっているものの、その分、小さいケルン(石積み)が至る所にありました。白河内岳山頂付近は非常になだらかで、ルートが分かり難いものの、薄いペンキマークと小さいケルン(石積み)に注意すれば問題ないと思います。
⑥白河内岳から笹山(黒河内岳)南峰の下降点まで
最近つけられたと思われるオレンジ色のペンキマークが至る所にあり、白河内岳から笹山(黒河内岳)の間は、道迷いする事はまず無いです。また、白河内岳を下り、樹林帯に入るものの、最近刈り払いされた様で、土の登山道がフカフカで、非常に歩き易かったです。
⑦笹山(黒河内岳)南峰の下降点から登山口まで
笹山(黒河内岳)南峰の下降点から直ぐは、人一人が通れる位の狭い樹林の中の登山道で、道が狭い分、道迷いする様な箇所はありませんでした。その後、登山道が徐々に広がり、雨水が流れた道迷いする様な場所は、トラロープで仕切ってありました。また、一定間隔でピンクテープがあり、ピンクテープに注意すれば、まず道迷いしないと思います。
◎その他
・農鳥岳、広河内岳、白河内岳、笹山(黒河内岳)はauの電波は入りませんでした。
・大門沢登山口から登った際、二十名程のトレランの方とすれ違いました。白峰三山(北岳、間ノ岳、農鳥岳)を日帰りで走るの(トレラン)が流行りの様です。
◎所感
台風通過後の二日目は最高の天気で、白峰南嶺を北アルプス、中央アルプス、南アルプス南部を眺めながら歩く事が出来て最高の気分でした。また、今年登った七面山や笊ヶ岳も眺める事が出来て感慨深かったです。
https://www.yamakei-online.com/cl_record/detail.php?id=216089
https://www.yamakei-online.com/cl_record/detail.php?id=220677
※追記
農鳥小屋で貰った水は、天水に殺菌剤としてカルキを入れている為か?塩素臭が酷く、飲めたものではありませんでした。持っていたmeijiのクエン酸入りの「塩分補給タブ(レモン味)」を水に入れたところ、塩素臭が無くなり水が飲める様になりました。クエン酸入の塩分補給飴でも代用出来るかと思いますので、農鳥小屋に泊まられる方は、クエン酸入りの塩分補給飴(タブレット)の持参をお薦めします。
フォトギャラリー:120枚
林道から登山道に入る案内。林道右側にあり、ここから登山道に入ると直ぐに立派な吊り橋(森山橋)に出ます。
発電施設と取水プールの脇を通った先にある二つ目の吊り橋。橋の床が傾いており、揺れが激しく、真っ暗だったので恐怖を感じました。
滑り易そうな木の橋。
三ヵ所目の小さい徒渉ポイント。
河原の石の登山道から、土の登山道に入る。
丸く饅頭の様な綺麗なキノコ。
マムシグサの実?
ロープのある木の橋。
手すりのある鉄パイプの歩道。思ったより歩き易く、整備して頂いた大門沢小屋の方に感謝です。
木の橋。
大門沢小屋。一泊二食\9000、ジュース\300。
所々、標高を示した案内があり、登りの目安になりました。
富士山が見え始める。
大門沢上部の稜線の黄葉を見た所。
登山道先の広河内岳稜線の黄葉を見た所。
倒木がカットされ、整備された登山道。黄葉が綺麗でした。
木の梯子のある登山道。
向かいの黄葉した大唐松尾根。
稜線から続くザレ場を通過し、下を見た所。遠くに富士山が見える。
旧道廃道の案内。この付近に2ヵ所テントが張れる様なスペースがありました。
季節外れのミヤマキンバイ?
左側のなだらかな山:櫛形山?
右奥:富士山。
ロープのある急なザレ場。
稜線近くのハイマツの中の登山道。
大門沢下降点。
稜線に出て、怪異な塩見岳が見え始める。
奥の農鳥岳を目指してガレ場を進む。
所々にハイマツと草紅葉あり。
黄色いペンキマークを辿り、農鳥岳へ進む。
農鳥岳山頂の様子。手前に突き出た三角点標石がある。
農鳥岳山頂にある大町桂月の歌碑。「酒のみて高ねの上に吐く息は、散りて下界の雨となるらん」
農鳥岳山頂の団子の案内と、左後ろが西農鳥岳。
農鳥岳から西農鳥岳途中にある急なガレ場。黄色ペンキマークに沿って進む。
西農鳥岳山頂。左後ろの大きいのが間ノ岳。
西農鳥岳山頂からの眺め。真ん中の大きいのが間ノ岳、左に微かに見えるのが仙丈岳、右に微かに見えるのが北岳。
西農鳥岳山頂からの眺め。北岳拡大。
西農鳥岳山頂からの眺め。仙丈岳拡大。左端手前のピークは三峰岳。
西農鳥岳山頂からの眺め。鳳凰三山。
西農鳥岳山頂からの眺め。鳳凰三山の地蔵岳オベリスク拡大。
西農鳥岳稜線からの農鳥小屋への下降ポイント。左奥が西農鳥岳。
西農鳥岳稜線の下降点先から間ノ岳を見たところ。
手前:農鳥小屋。奥の山:間ノ岳。
農鳥小屋の看板と、後ろ:西農鳥岳。西農鳥岳の左が農鳥岳。
農鳥小屋の晩御飯。ご飯、味噌汁はお替り自由。今回小屋は満員で、晩御飯は二巡目でした。煮干しの味噌汁が美味しかったです。一泊二食\8500、一泊一食(朝食なし)\7500。
夜行出発前に農鳥小屋の看板を撮影。
途中通過した西農鳥岳山頂。農鳥岳まで黄色いペンキマークがしっかりあるので、別の強力ライトを出さずに、農鳥岳山頂まで行かれました。
日の出前に農鳥岳山頂到着。
日の出。
日の出直後の農鳥岳山頂を見た所。左奥:間ノ岳、その右の尖ったピーク:北岳、北岳の右奥:八ヶ岳。
農鳥岳山頂からの眺め。北岳拡大。
農鳥岳山頂からの眺め。左:悪沢岳、中央奥:赤石岳、右:荒川中岳と前岳を拡大。手前やや左下が蝙蝠岳。
農鳥岳山頂からの眺め。塩見岳拡大。
農鳥岳山頂からの眺め。八ヶ岳拡大。右のピークが赤岳。
農鳥岳山頂からの眺め。北アルプス拡大。左奥:奥穂高岳、右奥:槍ヶ岳、手前右:三峰岳。
農鳥岳山頂からの眺め。大無間山拡大。一番奥中央の最も高いピークが大無間山。右手前のピーク不明。
これから進む白峰南嶺の眺め。中央やや左の中程が広河内岳。右奥が荒川三山と赤石岳。
前の写真の右側。左奥が荒川三山と赤石岳、右奥が塩見岳。
中央のピラミダルなピークが広河内岳。
大門沢下降点にある鐘。
広河内岳山頂。
広河内岳山頂からの眺め。左:悪沢岳、中央奥:赤石岳、右:荒川中岳と前岳を拡大。手前中央やや右下が蝙蝠岳。
広河内岳山頂からの眺め。塩見岳拡大。
広河内岳山頂からの眺め。中央アルプス拡大。左:南駒ヶ岳、右:空木岳。
広河内岳山頂からの眺め。中央アルプス拡大。左奥:御嶽山、中央やや右の突起:宝剣岳、右の最も高いピーク:木曽駒ヶ岳。
広河内岳山頂からの眺め。右:西農鳥岳、右:(東)農鳥岳。
広河内岳山頂からの眺め。左奥:七面山(希望峰)、中央奥:八絋嶺、右奥:山伏。手前はこれから進む白峰南嶺。
広河内岳山頂からの眺め。左:小笊ヶ岳、中央:笊ヶ岳、右:布引山を拡大。
これから進む白峰南嶺を眺めた所。左奥:富士山、右奥:笊ヶ岳。
これから進む大籠岳方面を眺めた所。
中央下の池ノ沢越しに塩見岳方面を見た所。右の広河内岳からの尾根が黄葉真盛り。左奥:荒川三山、左手前:蝙蝠岳、右奥:塩見岳。
大籠岳山頂。左奥:塩見岳。
大籠岳山頂にある三角点。
これから進む白河内岳方面を見た所。とてもなだらかな稜線。ガスが出た場合、要注意。
白河内岳山頂。非常になだらかで、ガスが出た場合、要注意。
白河内岳山頂案内。中央奥が富士山。山頂案内の文字のペンキが剥げ、山名が見え難い。
白河内岳山頂からの眺め。北アルプス拡大。左奥:奥穂高岳、右奥:槍ヶ岳、手前:黄葉した仙塩尾根。
白河内岳山頂からの眺め。乗鞍岳拡大。
白河内岳山頂からの眺め。塩見岳拡大。
白河内岳山頂からの眺め。左:小河内岳?、右:前小河内岳?(詳細不明)。手前:黄葉した蝙蝠尾根。
白河内岳山頂からの眺め。蝙蝠岳拡大。
白河内岳山頂からの眺め。左:悪沢岳、右:荒川中岳と前岳。手前:黄葉した蝙蝠尾根。
白河内岳山頂からの眺め。中央奥やや左よりの最も高いピーク:大無間山、右:上河内岳?(詳細不明)
白河内岳山頂からの眺め。左:小笊ヶ岳、中央やや左:笊ヶ岳、中央やや右:布引山。
白河内岳から笹山までは、新しいオレンジのペンキマークがあるので、非常に分かり易い。かなりの頻度でオレンジのペンキマークがあるので、ガスが出ても問題なさそう。
これから進む笹山(黒河内岳)と、新しいオレンジのペンキマークのある登山道。
樹林に入る手前から、黄葉した笹山(黒河内岳)を見た所。
笹山(黒河内岳)まで樹林の中の道。刈り払いされ、歩き易いフカフカな土の
登山道。膝痛の自分には、とても有難い登山道でした。
振りかって白河内岳を見た所。黄葉真盛り。
これから進む笹山(黒河内岳)方面を見た所。左の最も高いピークが笹山北峰。
苔の一種?この当たり一体にいっぱい
生えていました。その中で、一番大きそうなものを撮ってみました。
案内板。所どころにありました。
笹山(黒河内岳)北峰の最後の登り。
笹山(黒河内岳)北峰案内。左奥:荒川三山、右手前:蝙蝠岳。
笹山(黒河内岳)北峰からの眺め。左奥:七面山(希望峰)、中央奥:八絋嶺、右奥:山伏?。
笹山(黒河内岳)北峰からの眺め。左端:小笊ヶ岳、その右:笊ヶ岳、その右:布引山、右の中央より:稲又山、右端:青薙山。
笹山(黒河内岳)北峰からの眺め。左奥:上河内岳?、右奥:聖岳。一番手前:蝙蝠尾根。その後ろ:千枚岳から二軒小屋に続く尾根。
笹山(黒河内岳)北峰からの眺め。中央:悪沢岳、右:荒川中岳。手前:蝙蝠尾根。
笹山(黒河内岳)北峰からの眺め。蝙蝠岳拡大。
標高が低い笹山(黒河内岳)北峰から見た蝙蝠岳が一番立派に見える。(標高が高い山から見た時と比べた場合)
笹山(黒河内岳)北峰からの眺め。塩見岳拡大。
笹山(黒河内岳)北峰からの眺め。櫛形山拡大。
笹山(黒河内岳)北峰からの眺め。白河内岳方面を見た所。白河内岳の右に、広河内岳、農鳥岳、北岳が微かに見える。
笹山(黒河内岳)南峰案内。笹山(黒河内岳)北峰から直ぐ。5分もかからない。
笹山(黒河内岳)南峰にある奈良田(左)と転付峠(右)との分岐。
笹山(黒河内岳)南峰の分岐から直ぐにある奈良田の案内。
笹山(黒河内岳)南峰の分岐から直ぐの樹林の登山道。人一人が通れる位の狭い登山道。
道迷いしそうな箇所にトラロープで、通行止めしている所。
樹林の中の急な下り。登山道がやや広くなってくる。
「山と高原地図」にある窪地。
標高2256mの案内。
ガレから北方の視界が開け、奥の鳳凰三山方面を見た所。
笹山と奈良田の案内。
水場入口(標高1603m)の案内。
「山と高原地図」の尾根合流点付近。
「山と高原地図」の送水管上付近。
鉄パイプの手すりのある登山道。
笹山登山口にある材木や人を輸送する簡易モノレール?
この簡易モノレールが、登山道を跨ぐ様に通っていました。
笹山登山口から直ぐの工事中の送水管。
笹山登山口と吊り橋との間にある構造物。(排水用?トンネル)
奈良田湖に架かる吊り橋。渡った直ぐ先に奈良田のの駐車場があります。
奈良田の里温泉 女帝の湯の案内。
奈良田の里温泉 女帝の湯は、外良寺の駐車場に車を止めて、歩いて5分程の場所にあります。入浴料大人一人\550。低温の温泉で長湯が出来、とても気持ちの良い温泉でした。
装備・携行品
| シャツ | アンダーウェア | ダウン・化繊綿ウェア | 靴下 | レインウェア | 登山靴 |
| バックパック | スパッツ・ゲイター | ヘッドランプ | タオル | 帽子 | グローブ |
| 着替え | 地図 | コンパス | ノート・筆記用具 | 腕時計 | カメラ |
| 登山計画書(控え) | ナイフ | 健康保険証 | ホイッスル | 医療品 | 熊鈴・ベアスプレー |
| ロールペーパー | 非常食 | 行動食 | トレッキングポール | ライター | カップ |
| 【その他】 モバイルバッテリー、水2L+ポカリ1.5L、強力LEDライト | |||||



