行程・コース
天候
晴、昨日からの高気圧に覆われ9:00頃までは快晴それ以降は眺望が悪くなる予報。しかし、実態はそれほど悪くはなかった。羊蹄山や恵庭岳方面は雲に隠れていた。
登山口へのアクセス
その他: 国道は豊滝市街地手前から左に入り、龍神の水を過ぎて左折。しばらく進むと右手にゲートが出現。そこで行き止まり。
この登山記録の行程
《計画》
札幌自宅6:10発➡豊滝登山口6:55
【往路】
登山口7:10発⇒盤の沢7:45通過(35min)⇒林道終点8:30着(45min)8:35発⇒空沼岳縦走路分岐10:25着(110min)10:30発⇒札幌岳頂上11:00着(30min)
所要時間 3hr50min
【帰路】
頂上11:45発⇒空沼岳縦走路分岐12:05通過(20min)⇒林道終点13:25着(80min)13:30発⇒盤の沢着14:05通過(35min)⇒登山口14:35着(30min)
所要時間 2hr50min
登山口発14:50⇒札幌自宅16:00
合計所要時間 6hr40min
《実績》
札幌自宅6:10発➡豊滝登山口6:49
【往路】
登山口7:02発⇒盤の沢7:33通過(31min)⇒林道終点8:07着(34min)8:12発⇒945m地点8:55着9:00発⇒空沼岳縦走路分岐9:24通過(72min)⇒札幌岳頂上9:51着(27min)
所要時間 2hr44min(計画比71.3%)
【帰路】
頂上10:44発⇒空沼岳縦走路分岐11:06通過(22min)⇒946m地点11:27着11:30発⇒林道終点12:04通過(58min)⇒盤の沢着12:29着(25min)12:32発⇒登山口12:58着(26min)
所要時間 2hr11min(計画比77.1%)
登山口発13:10⇒札幌自宅14:03
合計所要時間 4hr55min(計画比73.8%)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
本年最後になるのでできれば芦別岳の旧道~新道コースに行きたかったが、日没時間がかなり早くなり帰宅時間が遅くなるのは翌日辛いため、トレーニング登山ということで無意根山か札幌岳か検討した。その結果、最も短時間で登れ、且つ初めてのルートの札幌岳・豊滝コースにした。
夏山ガイドではこのルートは荒れており、迷いやすい旨の説明があったので、いろいろと情報を集めたところ、最近ではかなりピンテが充実し整備されているとのことだった。
また、トレーニングの観点から見ると林道終点からの登りは冷水コースよりもきつい登りとあったので、先般購入したG-SHOCKの心拍計の使い初めも兼ねていいトレーニングになるかと考えた経過にある。
さて、自宅を出てゲートに到着すると、当然のことながら通常の水曜日なので先行者はおらず、私一人。気温は5℃前後。もう晩秋でこれからは冬に突入という寂寥感の中で支度をする。手袋はこの間プロノで購入した裏地付の牛革手袋で、手がかじかむのを緩和してくれることを期待。結果は暖かく良かったのだが、スマホをいじるのにいちいち脱がなければならないのが難点。
準備も整い、スタートする。緩やかな傾斜の林道を歩いてゆくと後ろからランクルが走ってくる。なぜだろうと思いながら歩いてゆくとそのランクルが引き返してくる。その理由は林道終点手前で通航止めのピンテをつけたロープが張られていたため、引き返してきたことがわかったが、あの人たちはなんだったのか?
そのうちに林道終点地点に到着。このあたりに休憩用のベンチがあった。
小さな小川をまたいで、いよいよ本格的な登りに入ったが、どうもそれほどきつい登りではない。
心拍数は140~150。きつさを感じないレベルでは中国製のスマートウオッチでは110~120であったのにこの差はなにか?ここでもやっぱり日本製と中国製の差なんだなと勝手に納得。
ということは私のきついと感じる手前の心拍数は140前後ということで結論付けた。
尾根にとりつき、次に斜面を斜めに伸びる直線的な道を登りきると、がんばる坂と書いた看板があった。がんばる坂と書かれているわりにはそうでもなかった。(やはりこれまでのトレーニングと心拍計を見ながら登るのが功を奏したのか。
緩急のある登山道には三か所のロープ場があったが、登りよりは下りで使う場面があったくらい。それも落ち葉で滑るので...。
頂上につながる稜線に到着。空沼岳方面にはピンテのロープがはられ進入禁止になっていた。いつもそうなのか?
そこからは笹薮の中を歩くが、しばらくすると頂上と思しきピークが見える。結構な岩稜なのできっと頂上だろうと思っていたら、さにあらず。そこを越えてさらに登り頂上に到着。
冷水コースから登ってきたであろう先行者一人のみでほぼ頂上を独占状態。
見晴らしは無意根山の全景が望めたが、羊蹄山や恵庭岳は雲に覆われ雄姿を見ることはできなかった。
笹の夜露に濡れたズボンを乾かすため太陽に向かって岩にすわりながら、昼食?それとも10時のおやつ?で妻が握ったおにぎりとフリースドライの味噌汁を堪能。
やっぱり天気の良い頂上でいただくおにぎりは最高!
そして、食後のコーヒーもいただく。これも最高、至福のひととき。(しかし、そこそこの風があり、先日調達したウインドブレーカーを着込む。やはりこの時期の頂上は気温が低いので必須)
二杯目のコーヒーを淹れる準備をしているとお年寄りの男女一行が自分と同じ豊滝コースから登ってきたのだろう、ぞくぞくと到着し、頂上は一気ににぎやかな雰囲気になる。そのため、あまりゆっくりして、この一行さんと一緒に下山となると大変なので、下山準備を始める。さあ降りるかと思ったとたんお年寄りの一人が大きな声で『おーい!』と、するとまた男女のおふたりが現れる。総勢10名くらいの軍団。元気なみなさんでありました。
それから下山を開始したが、登ってきたときに、この岩は滑りそうだなと気にしていたところで、案の定滑って尻餅をついてしまった。その瞬間『やばい!』と思ったが、ドイターのザックのそこには先ほど着込んだウィンドブレーカーとポンチョをいれていたのでちょうどよいクッションとなり、尾骶骨や腰を打ち付けることなく無事でいられた。油断は本当に禁物。
このあとは、トレッキングポールとの三点支持をしっかり守り慎重に降りる。
しかし、落ち葉の道は滑りやすい。
ということで、予定よりも大幅に早い時間に下山できました。
今年の山行は札幌岳に始まり、札幌岳で終わりました。
来年は、この札幌岳の豊滝コースをトレーニング場所にしようかと思ったが、あっけなく登れてしまったのでトレーニングになるのかどうか...。まあ、自宅から近いし、トレーニングの負荷は心拍計を見ながらかけてゆくばいいし...。トレーニングコースとしよう!
それでは、また来年!
今回の山行を踏まえての反省点
①登山ウェアはやっぱり、ニッカーボッカーに限る⇒夜露に濡れてもウールは違う。
②登山靴もやっぱりハイカットの靴にすべき。
③カメラは望遠とし、行動記録はGPSで撮影場所を確定できるスマホがいい。
良かった点
①おにぎりはコッヘルにいれると型崩れしなくてすむ。
②帽子の中に入れるフェイスタオルは登りと下りで交換すべき。
フォトギャラリー:31枚
ゲート前に駐車した愛車プリウス号。この時点では私だけ...。
同じく反対側の林道。
林道途中にある札幌岳方面への看板。
同じく要所要所にある看板。結構整備されている。
林道終点手前に貼られている通行止めのピンテ。
ピンテからやや進むと林道が崩壊している。
ここが林道終点地点
終点地点から少し歩くとお休み処がある。倒木をベンチに改造?しかし、晩秋は冷えており尻が冷たい。
空沼岳分岐のつながる登り、落ち葉で覆いつくされている。
この登り切ったところにあった看板。「がんばる坂」とある。
途中にある急登のロープ
同じく...
空沼岳縦走路との分岐点。空沼岳方面は通行止めのピンテ付ロープが張られていた。今の時期だけだろうか?
分岐点からはしばらくこのようなささやぶを漕いでゆく。まだ笹に夜露が残り、ズボンがべちゃべちゃ。
稜線からみる頂上方面。ここへの登りは結構急騰だが、距離が短くそれほどきつくはなかった。
頂上の三角点。頂上看板が春に登った時と変わっている?
空沼岳と恵庭岳方面は雲に覆われていた。
札幌方面
下山途中にあった倒木に生え幼木
倒木を切った日付が書いてあるが、切ったときには幼木は生えていたのだろうか?たった二年でここまで成長するか?
このような岩塔があるとは全く気がつかなかった
下山途中にある紅葉
林道終点からの登り口にある案内看板
林道終点にある小川
林道終点近辺の道
盤の沢川の紅葉
盤の沢川の紅葉、これから色づくのか...、緑と赤のコントラストが凄い。
ゲートにあるいろいろな看板
ゲートに駐車している多くの車、お年寄り(失礼ですが...)の軍団の車だろうか?
装備・携行品
シャツ | アンダーウェア | ダウン・化繊綿ウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア |
登山靴 | バックパック | スタッフバック | スパッツ・ゲイター | 水筒・テルモス | ヘッドランプ |
タオル | 帽子 | グローブ | サングラス | 地図 | コンパス |
ノート・筆記用具 | 腕時計 | カメラ | 登山計画書(控え) | ナイフ | ホイッスル |
医療品 | 非常食 | 行動食 | トレッキングポール | ストーブ | 燃料 |
ライター | カップ | クッカー |
みんなのコメント