行程・コース
天候
快晴
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
前日に車又は電車で富山地鉄の終点、富山県側のアルペンルート起点の千寿ケ原へ
この登山記録の行程
あわすのスキー場駐車場(04:45)・・・リフト終点(05:45)・・・貯水池(06:25)・・・大品山(07:35~07:55)・・・鍬崎山(11:35~12:05)・・・大品山(14:20)・・・貯水池()・・・リフト終点()・・・あわすのスキー場駐車場(15:45)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
富山平野を囲む山々を左手の毛勝から、劔、立山と望むと、立山の右側に、三角錐のひときわ目立つ雪山が鍬崎山。
立山町で生まれ、毎日劔を見て育った、雄山高校卒業の先輩をして「越中富山のマッターホルン」と言わしめる、立山、弥陀ヶ原、薬師の展望台。40年前に登ったきりで、その後一度も訪れる機会は無かったが、後輩から誘われ、久しぶりに向かうことに。山頂からの大展望に期待が膨らむ。
スキー場の営業が終了してゴンドラリフトが動いてないので、日の出前に宿を出発し、麓から歩いて往復する。(スキー場営業中の3月ならばゴンドラリフトの利用も可能。)
登山道の下部は判然とせず、かつ、所々雪が付いて歩き辛い。リフトの終点付近からは、登山道を外して発電所の送水管脇の階段を利用して、貯水池脇まで登る。貯水池から先は地図上の登山道を外れ、イワウチワの咲く、直上する急な尾根を登る。踏み跡はあり、ロープなども張られているが、木の根が出ていて滑りやすく歩き辛い。尾根の急登を終えて傾斜が落ちると雪がしっかりつき、ルートの選択が容易になる。ブナ林に覆われた広く緩い雪の斜面を登りきると、大品山の山頂の端に着く。
大品山からは鍬崎山に続く尾根通しに山頂を目指すが、一旦コルまで100mほど下り、コルから更に約800m弱の登りとなる。尾根は広く、技術的に難しい箇所は無いが、距離のある体力勝負の尾根歩き。所々急な斜面やクレバス、雪庇に注意して登ると、登るごとに周囲の景色が開けて展望に目を奪われ、長い尾根だが飽きること無く楽しめる。
最後の急登を終えて尾根の傾斜が落ち、正面眼前に薬師岳が現れると山頂に到着。山頂から360度の大パノラマを存分に楽しめる。
下山は今来た道を引き返すが、長い下りを所々慎重に、淡々と下る。リフトの終点からはスキー場の中に入り、草付きと残雪、管理道路を繋いで、歩いて駐車場まで下山する。