行程・コース
天候
27日:晴 28日:曇
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
夜叉神の森登山口の駐車場には27日6時時点で10台弱、28日8時時点も10台弱。登山者がたくさんくるのはGWからですね、今が静かな山を楽しめるベストシーズンかもしれません
この登山記録の行程
【1日目】
夜叉神峠登山口(06:10)・・・夜叉神峠(07:10)・・・杖立峠(09:00)・・・苺平(10:40)・・・南御室小屋(11:15)・・・薬師岳小屋(12:30)・・・観音岳(13:00)・・・南御室小屋(14:45)
【2日目】
南御室小屋(04:30)・・・苺平(05:00)・・・杖立峠(06:00)・・・夜叉神峠(07:30)・・・夜叉神峠登山口(08:10)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
街は20℃を越えると予報されていた27日の朝、夜叉神登山口にやってきました。車は平日だけにマバラ、芦安~夜叉神間の道路凍結も無く、落石もほとんどなく快適に来ることができました(1箇所崖地崩落&補修工事により車線狭小・注意!)水は出ませんが電気と紙がある公衆トイレに立ち寄り、出発です。
登り始めると1500m前後から残雪が目立ち始めます。完全に氷化しているので表土の露出面を選んで歩きます。荷物の重さ故か暑くて暑くて、シャツ一枚で登ります。
夜叉神峠は白根三山のビュースポット(農鳥&間しか見えませんが)。ここまでハイキングにいらっしゃる方も多いそうですね
ここから杖立峠に向けて歩を進めると徐々に残雪の量も増え始めます。一面氷化した斜面も多く現れるのでチェーンスパイクなどが有効と思います。使わないでいたら杖立峠からの下りで転倒、ほらね!!ここまでは暗い樹林帯でしたが火事場跡に近づくと植生が変わり初め陽のよく入る明るい森に変わっていきます。
火事場跡は第2の白根三山のビューポイント、北岳もしっかりと見据えることができます。
<<マル秘情報!!火事場跡から少し高度を上げた場所にある富士山のビューポイント、ここauの電波入ります>>
苺平まで着けば小屋まであと一息、小屋の手前(小屋から徒歩3分ほど)にある奥秩父のビューポイント(金峰山~国師ヶ岳が一望できます)は携帯電話の電波が入ります。暇を持て余したらここでインターネットもいいかもしれません。
小屋に到着した時はテントは無し、先着していた車の持ち主は北岳方面か日帰りばかりなようです。テントを張るのもいいのですが、せっかくなので南御室小屋の冬季小屋へ向かいます。冬季小屋は南御室小屋の右にある小屋で、広さは4畳半程度。土間と天袋があるので荷物の整理によさそうです。ここへ荷物をデポして、薬師岳へ向かいます。
薬師岳へのルートは小屋の左側から伸びています。最初は急登、アイゼンを装着して臨みます。しばらく行くと砂払頭直下に飛び出て、急に視界が開けます。森林限界を越えました。
この日は風も穏やかで稜線も寒くありません。
屋根まで埋まった薬師岳小屋を通り過ぎるとピークはすぐそこ、オベリスクの立つ薬師岳に登頂です。続く早川尾根、まだ地蔵と甲斐駒は見えません。
ここからは爽やかな稜線歩き、砂地を抜けて岩稜を登り詰めれば観音岳に到着です。
白根三山、千丈、甲斐駒、駒津、アサヨ、高嶺、地蔵、八ヶ岳全貌、奥秩父主稜線、衝立のような北アルプス、全てが見えます。
圧巻なのが吊尾根を従えバットレスで威張る北岳、目の前にあります!
雲一つない空の下この山々を見ることができて本当に良かった。
地蔵には登らずここでUターン(地蔵まで下って登り返すのは面倒)
小屋まで帰ると小屋番さんが登ってきて設備点検中、他の登山者も既にテントを張っていたので冬季小屋の利用料(1000円)を払ってそのままそこで眠らせてもらうことにしました。
この日の夜は日付が変わるくらいまでは5℃前後と暖かく、厳冬期用のシュラフで暑すぎて眠れないほど。しかし放射冷却起床した3時には氷点下(寒くて起きた)、、、油断大敵です。
準備をして出発したのは4時過ぎ、火事場跡のビュースポットに日出時刻までに到着し、モルゲンロート北岳を見るのです!
結果は本登山記録のトップ写真をご覧ください。
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