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日本千山 1292/1357

新道と古道を繋いで富士写ヶ岳一周( 東海・北陸・近畿)

パーティ: 1人 (1357 さん )

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行程・コース

天候

晴れ

登山口へのアクセス

マイカー

この登山記録の行程

登山口(8:20)富士写ヶ岳(10:00)小倉谷山(11:50)火燈山(12:10~30)大内峠(13:25)集落跡(13:30)駐車場(13:45)

コース

総距離
約8.5km
累積標高差
上り約996m
下り約996m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

 地形図を見ると富士写ヶ岳と火燈山にはそれぞれ登山道が在るようだが、両山を繋ぐ道は描かれていない。「一周することが出来れば良いのに!」と思ってネットで調べると、不惑新道と言う尾根道が以前から両山を繋いでおり、大内峠から火燈山への火燈古道が新たに開通して(2012年8月)一周出来るようになった事が判明する。
 国道364号線を北上し、足羽(あすわ)川流域の一乗谷から尾根を越えて永平寺町を抜け、九頭竜川を右岸へ渡って丸岡・山中温泉トンネルを抜ける。出口の直ぐ先で右折して500m程走ると、三河ナンバーの車が停まる林道分岐に着く。『富士写ヶ岳2時間』の道標が立ち、右手に砂利敷の駐車場が整備されているが、カンカン照りで車が熱せられて食料が傷むのを嫌い、車道の木陰に車を停める。
 暑くなる予報なので、たっぷり水を含ませた高保水性タオルを頭に被る。林道を200m歩いて沢を渡った所に登山口があり、尾根に取付いて急登する。よく歩かれている様子だが、軟岩や石の露出が多く雨で濡れて滑り易い。P520まで登ると傾斜が落ちるが、なおも登り一途の単調な道が続く。
 「隣家の建替え・解体工事で2階のトイレのドアがスムースに開閉しなくなったけど、如何決着を付けようか」等と考えながら歩いているうちに1時間が経過する。4週間連続の夜勤で体調が元に戻らないうえに1ヶ月の山登りのブランクで、先週の南八甲田乗鞍岳では「足の筋力が落ちた」と実感したのだが、今日は1時間で標高500mを稼いだと判って少し驚き、「来週は完全復活だ!」と喜びながら1本目を立てる。
 樹高が落ちて陽射しに晒されるようになると視界が開けて一周する尾根が眺められる。火燈(ひともし)山は900mのピークを連ねる小倉谷山より標高が100m低くて影が薄く、目立たない。富士写ヶ岳に着いて凍結させたスポーツ飲料を堪能しながら大休止する。方位盤には大日山や白山が刻まれているが、水蒸気が多く遠くは霞み気味で白山の姿は見えない。
 ブナの下の不惑新道を鞍部へ下る(715m、10:50)。小倉谷山への登り返しは樹高が低く、陽に焼かれて苦しく疲れを感じる。肩のp890へ登り小さい瘤を越えて三角点に辿り着くと、予想以上に時間を喰っている。火燈山目指して緩く長く下り、30m登り返して山頂に着き、丸岡町古谷からの道を合わせる。
 大内峠目指して古道に入り、北西へ進む。雑木林に入って陽射しからは解放されるが、疲れて足が覚束ない。標高600m付近にはシャクナゲが多く、たくさんの種を着けて今年の当り年を物語っている。石像が安置され大内会に依る石碑の立つ峠から5分も下ると白山神社に着き、水で頭を冷やして生き返る。
 隣地には、昭和58年に大内村の住民が全員離村した記念の石碑が建っている。舗装道路を歩いて林道分岐に戻ると、駐車場の車が3台に増えている。

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フォトギャラリー:1枚

装備・携行品

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登った山

富士写ヶ岳

富士写ヶ岳

942m

火燈山

火燈山

803m

小倉谷山

小倉谷山

911m

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