行程・コース
天候
【1日目】曇り時々晴れ。強風。【2日目】曇り
利用した登山口
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
【往路】天女山駐車場までマイカー。駐車スペースは30台ほど。
【復路】白駒池から千曲バス(運行日限定。1日2本)で八千穂駅。八千穂駅から清里駅。清里駅からタクシーで天女山駐車場に行ってマイカーを拾う。
この登山記録の行程
【1日目】
天女山登山口(04:20)・・・天女山(04:25)・・・天女山登山口(04:30)・・・天ノ河原(04:40)・・・海抜1800mの石柱(05:10)・・・前三ツ頭(06:15)[休憩 10分]・・・三ツ頭(06:50)・・・権現岳(07:35)[休憩 15分]・・・キレット小屋(08:40)[休憩 10分]・・・赤岳(10:10)[休憩 25分]・・・赤岳天望荘(10:50)・・・三叉峰(11:30)・・・横岳(11:40)[休憩 20分]・・・大ダルミ(12:20)[休憩 5分]・・・硫黄岳(12:40)[休憩 15分]・・・夏沢峠(13:15)[休憩 15分]・・・箕冠山(13:55)
【2日目】
箕冠山(05:50)・・・根石岳(06:00)・・・東天狗(06:20)・・・西天狗(06:35)[休憩 10分]・・・東天狗(06:55)・・・中山峠(07:35)[休憩 20分]・・・にゅう分岐(08:05)・・・にゅう(08:40)[休憩 20分]・・・白駒池南岸・・・白駒荘(09:50)[休憩 30分]・・・白駒池分岐・・・白駒池入口(10:30)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
2019年。観音平からスタートして、編笠山・権現岳・赤岳・硫黄岳・天狗岳・北横岳・蓼科山を縦走したものの、台風の影響でほぼ眺望なしの残念な山行。麦草峠から先は昨年9月にリベンジしたので、今回は麦草峠までの行程をリベンジです。
【初日】
今回のスタートは天女山駐車場。4時過ぎに到着。平日なので私が第1号。ここにマイカーを停めて夜明けとともにスタート。序盤は樹林帯の緩やかな登り。ところどころ視界が開けて南アルプスが遠望できる箇所もあり。徐々に傾斜がきつくなりますが、今日は根石岳山荘がゴール。先は長いので「登りの脚」をセーブしつつ前三ツ頭に到着。開けた山頂なので風がびゅうびゅうでした。
三ツ頭も空が開けた山頂。しかし、ガスガスのため休憩なしでそのまま権現岳へ。山頂が近づくと岩場・鎖場も登場し、ガスもますます濃厚に。山頂に着くと3年前と同様、何にも見えず真っ白けでした。残念。
いつかまたリベンジするとして赤岳へ。名物の61段ハシゴを過ぎると徐々にガスも消え、旭岳やツルネでは視界も良好で、気分よくキレット小屋に到着。前回はここに泊まりました。青年小屋や権現小屋だと近すぎるし、赤岳頂上山荘だと遠すぎるので、キレット小屋は有難い存在なんですが今年は休業中。
さて、いよいよ今日の核心部・赤岳のルンゼ登りに突入。前回はガスで視界20mでしたが今回は上までしっかり視認。いったい何という急傾斜。しかもガレガレ。「こんな所をよく登ったなぁ」と感慨深く思いつつ、白ペンキのマーキングを追いかけつつ、強風にバランスを崩されつつ、後続者に石を落とさないよう注意しつつ、ほぼ四つん這いで登っていきます。権現岳での蓄積疲労もあって脚はダルダル。しかし、ルンゼを登り切ってもまだまだ続く岩稜。キレット小屋から1時間半近くの格闘の末、赤岳山頂到着。ガスで360度パノラマとまでは行かないものの、佐久・小海方面はしっかりと見えました。赤岳頂上山荘も休業中だったので、やむなく風を受けない岩陰で暫し休憩。
赤岳からガレ道を下ると赤岳天望荘。ここは営業中。でも素通りして鎖場・ハシゴの連続する岩場を登り返して横岳へ。前回は全く気づきませんでしたが、なかなかの高度感を楽しめるルート。横岳の先にあるナイフリッジを通過する「カニのヨコバイ」も緊張感あり。
ようやく岩稜地帯を抜けて硫黄岳へ。広々とした開けた斜面を進むので風をもろに受けます。強風によろけながら硫黄岳山荘を過ぎ、ケルンを目印にダラダラ登って硫黄岳に到着。前回はガスって何も見えませんでしたが、今回は迫力の爆裂火口の景観を堪能。自然の力はホントにすごい。硫黄岳のインパクトは赤岳以上。
とはいえ、吹きさらしの硫黄岳山頂に長くはいられず、夏沢峠・箕冠山を経て今日のゴールである根石岳山荘へ。計画当初は硫黄岳山荘に泊まるつもりでしたが、火曜日は「〇」だった予約状況が水曜日になって急に「×」。そのため急遽、根石岳山荘に宿泊先を変更したわけですが、客は私を含めて2名。湧き水の調子が安定してないとのことで風呂は入れませんでしたが、気兼ねなく部屋を広々と使えたので小屋を変更してラッキーでした。
【2日目】
前日夕方から風はさらに強くなって夜通しビュービュー。しかし、小屋を出る朝6時頃になると徐々におさまり、東天狗岳に着く頃には普通レベルの風になりました。白駒池入口11:30発のバスで八千穂駅まで下りる予定なので、もし硫黄岳山荘に泊まっていたら遅くとも5時には小屋を出る必要があり、その時間帯だと風がまだ吹き荒れていただけに根石岳山荘に泊まったことが奏功しました。
東天狗岳から西天狗岳をピストンした後、中山峠へ。このエリアは岩ゴロゴロの歩きにくい道。北八ヶ岳はこんな感じの道が多いです。かと思えば、中山峠からにゅうへの道は岩もなく歩きやすい道。苔むした森の中をスイスイ抜けていく爽快感は何とも言えません。泥濘がなければ最高なんですけど。
そんなこんなで、にゅう到着。岩峰からの景色は格別。八ヶ岳の東側は爆発などで大きく崩壊し、硫黄岳や天狗岳はその崩壊から取り残された山塊であることがよくわかる光景でした。
あとは白駒池まで下るのみ・・・なんですが、この道が何ともまあひどい泥濘だらけ。しかも、土曜日とあって続々と人が登ってくるので、すれ違い待ちもしばしば。前日の疲労で脚も限界近くになっていたこともあって予想以上に時間を食いましたが、予定より早めに白駒荘に到着。
白駒荘で池を見ながらソフトクリームを食べたりして時間をつぶし、11時30分発のバスで八千穂駅へ。待ち時間に駅前の「Tummy Bakery」というパン屋で塩パンとチーズパンを購入。とても美味しいパンでした。あとは小海線で清里まで行き、駅前タクシーに乗って天女山駐車場に帰還(料金2,600円)。
当初心配していた登山道の残雪は箕冠山の北側にほんの僅かあっただけで全く問題なし。交通機関の乗り継ぎも万事予定通りうまく進めることができた山行になりました。
フォトギャラリー:32枚
装備・携行品
シャツ | ダウン・化繊綿ウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア | 登山靴 |
バックパック | 水筒・テルモス | ヘッドランプ | タオル | 帽子 | グローブ |
着替え | 地図 | コンパス | ノート・筆記用具 | 修理用具 | 医療品 |
熊鈴・ベアスプレー | ロールペーパー | 非常食 | 行動食 | テーピングテープ | 軽アイゼン |
トレッキングポール |
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