行程・コース
この登山記録の行程
【1日目】
室堂ターミナル(11:40)・・・ミクリガ池(12:14)[休憩 25分]・・・一ノ越(16:20)
【2日目】
一ノ越(06:40)・・・雄山神社(07:30)[休憩 35分]・・・大汝山(08:31)[休憩 15分]・・・富士ノ折立(09:05)・・・大汝山・・・雄山神社(10:20)[休憩 20分]・・・一ノ越(11:25)[休憩 40分]・・・ミクリガ池(13:07)[休憩 10分]・・・室堂ターミナル(13:35)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
一日目
去年、ここを訪れた夫が、LINEで写真送ってきた時の文言「涙が出た」
「これは行かねば」と昨夏決心したのが始まり。一人でも行けるところだとのことで、計画を立てていたところ、ご主人の思い出の山という元職場の友人が合流することになって、その友人の言葉を借りると「熟女二人」
の山行となる。
立山駅から美女平、室堂に到着、時々晴れ間が出るガスが立ち込める天候だが、雨は降っていない。お昼前11時半を過ぎた頃に室堂のバスターミナルに着く。晴れているが夏特有の雲が多すぎて、見えるであろう遠くの山々は見えないが、近くの山々が圧巻に迫ってくる。雪渓もたくさん見え、山に点々と残る雪渓が何とも不思議が構図を作り出している。すぐそばにあるみくりが池にたどり着くまで何と多くの高山植物に遭遇したことか。これだけでも、いくら時間があっても足りないと感じだ。
みくりが池には、雲のせいで、山が映し出されていない。富山に帰省中の友人がくれた「ますずし」弁当をいただく。美味しい限り。お腹もいっぱいになる。
一の越山荘にはしっかりした道ができている。夫は平坦楽な道と言っていたが、何カ所かある雪渓をそろりそろりと行き、だんだん傾斜がついて、大荷物を持った見には結構ハードだった。とはいえ、道の両サイドに見える花々には、止まってはシャッターを切り、休憩を取りながら飽きることはなかった。
チングルマと言う名の花はよく聞くが、ここではじめてお目にかかった。かわいい花だ。そしてこのチングルマが咲き終わって、綿毛のような姿になったものも実に美しい。道中、雲が切れて、青空が出ると明日登頂予定の雄山の神社の建物が、はるか上のほうに見える。友人と花を愛で、よもやま話をしながら、一の越山荘に着く。
お昼のお弁当がいっぱいだったので、五時からの夕食は食べれるのかと心配したが、クリームシチューなど美味しくいただいた。部屋数がかなりあり、ホテルようで、結構きれいなつくり。トイレが水洗できれいなのにはびっくりした。これで温泉でもはいれるのなら最高だけれど・・・
晴れていると、野口五郎岳、槍が岳と言った北アルプスの裏銀座(私は未だよくわからないが)の山々見渡せ、又富士山、八ヶ岳、登ったばかりの北岳を含む南アルプスが見渡せるそうだ。
長い夜も、友人と本談義をし飽きることなく、話をし、いつの間にか眠っていた。
二日目
山頂でのご来光は、とても無理なので、日の出は5時半ごろだと山荘の方に切ったので、せめて、太陽が出てくるのを見たいと思い、4:30に起き5時前に外に出てみる、風が強くダウンジャケットを着ていても寒い。
太陽が出てきて、オレンジ色がだんだんと多くなってきたが、太陽のルートを考えると、山が邪魔して見えないことが判明。部屋に戻る。
朝食を済ませ、大きな荷物は山荘においてもらい、小さなザック背負って6時40分に出発。山荘の人に、トレッキングポールは使わないほうが良いと言われたので、もっていかず、岩につかまりながら登って行く。使っている人は歩きにくいように見えた。登ること一時間で雄山神社に到着。
神社の建物は山荘のように案外大きかった。そのちょっと上の狭い岩の上に祠があって、神主さんがご祈祷してくれるとのこと。700円の参拝量を払って、祈祷してもらった。最後に万歳三唱するのが面白い。私たち2人ともう一人の女性は朝一の祈祷をしてもらった参拝者だった。
次は雄山(3003m)より高い、3015mの大汝山に向かう。20分チョットで着くが、岩の多い場所もあるので注意して歩いた。結構ガスっているので、周りの山々は見えない。途中大汝休憩所がある。更に下って進むと富士の折立(2999m)へ上る手前広々とした場所に着く。そこではたくさんの人が何かを待っているようだ。有名なトレランレースの初日で選手たちを応援するために待っているようだ。
富士の折立は見上げるほどの尖がった姿で、鎮座していた。急な岩をよじ登っていくが、岩登りは結構好きなのでたのしめた。頂上真下は非常に狭く、さらに急な岩を登る。そして頂上はその上に立って記念写真という広さはなく、置いてある山名を記した札を片手に写真に納まる。
下山は元来た道を引き返すのだが、トレランの選手たちが通るときは応援をしながら道を譲るの繰り返し。だが驚いたのは、登る人たちの多いこと、渋滞状態だ。早く登り始めお昼前には一の越山荘に戻れることに感謝。
登る人は相当時間がかかるだろうと思われた。一の越山荘で、エネルギ補給と大きなザックのまとめをして、12時05分に出発。新調したトレッキングポールを出し、昨日来た道を降りていく何カ所かある雪渓は注意をして歩く。往路では気付かなかった花々に又足を止めてはシャッターを切り、みくりが池をもう一度見たくて、再訪する。振り返ると雄山神社がくっきり見える山姿があったり、すぐに雲が動いて霧の中に隠れたりしていた。
楽しい、立山の旅だった。次なる夢が広がっている。













































