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針ノ木雪渓から蓮華岳、針ノ木、種池山荘周回

蓮華岳・針ノ木岳・スバリ岳・赤沢・鳴沢岳・岩小屋沢岳( 北アルプス・御嶽山)

パーティ: 4人 (マチピチュ さん 、ほか3名)

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行程・コース

天候

1日目 快晴 2日目暴風雨、3日目 曇り

利用した登山口

扇沢  

登山口へのアクセス

マイカー
その他: 無料駐車場 0時前でほぼ満車(残り数台)
トイレ無
(トイレは有料第一駐車場まで近道経由3~4分。ライト必須)

この登山記録の行程

【1日目】
扇沢(06:55)・・・大沢小屋(08:08)[休憩 5分]・・・針ノ木峠(11:43)[休憩 52分]・・・蓮華岳(13:45)[休憩 13分]・・・針ノ木峠(14:42)

【2日目】
針ノ木峠(05:50)・・・針ノ木岳(06:45)[休憩 15分]・・・スバリ岳(07:40)[休憩 11分]・・・赤沢岳(09:31)[休憩 9分]・・・新越山荘(11:08)[休憩 52分]・・・岩小屋沢岳(12:44)[休憩 5分]・・・種池山荘(14:00)

【3日目】
種池山荘(06:50)・・・柏原新道登山口(09:15)[休憩 5分]・・・扇沢(09:28)

コース

総距離
約24.5km
累積標高差
上り約3,267m
下り約3,267m
コースタイム
標準16時間45
自己15時間48
倍率0.94

高低図

標準タイム比較グラフ

GPX ダウンロード KML ダウンロード

登山記録

行動記録・感想・メモ

針ノ木雪渓を歩きたいと思い計画
1日目:扇沢から大沢小屋までは、数回車道を横断しながら林の中を小さな小川沿いをのどかに行く。大沢小屋では無線で通貨の人数を針ノ木小屋に伝えているようだった。「通過90名ぐらい。今日は多い。テント装備はそんなにいないかも」と。小屋からは斜度も上がり間もなく雪渓。雪渓を右に見ながら夏道を登る。どこから雪渓を歩くのかと期待しながら急斜面を行くと、ロープが向こう岸迄張ってある。ここは雪渓を横断するところ。ということはもう雪渓上を歩く余地はないということに気づいてがっかり。雪は柔らかく、軽アイゼンの装着を迷ったが、踏み後もしっかりできており、アイゼンなしで渡れた。渡った直後は岩場を直登し、急斜面を登っていく。雪が解けて沢(滝に近い)のガレ場を何度も横断する。最終水場の上は、つづら折りの急登が続く。みんなペースが落ちる。針ノ木峠にハアハア言いながら着いたが、そこから見る絶景に、疲れも吹っ飛ぶ。槍ヶ岳を正面に、左へ穂高、蝶が岳、常念、大天井、燕と続きその向こうに富士山、八ヶ岳、浅間・・・振り返れば、爺が岳、鹿島槍、白馬、朝日岳。槍から右には,野口五郎,鷲羽、水晶か。ぐるりと堪能できる。この景色を見ながらのおにぎりを美味しくいただく。荷物を置いて、蓮華へ登る。最初は急斜面だが登るにつれて、劒が見え、別山、真砂と山が現れ、スバリ岳の向こうに立山が現れるのを今か今かと思いながら登ったので、急登もそれ程辛くなかった。”山頂はもう少し”と見えていたピークを巻くとその向こうにもピークが・・・ちょっとがっくりしながら、イワギキョウや終わりかけの小さなコマクサの咲く白く広い尾根を頑張る。ようやく山頂と思ったらまたその先の遠いピークに祠がちょっと見えた。あそこが今度こそ頂上と思うが、その先に標識と三角点が・・。ようやくたどり着いた山頂からは眼下の町が輝いていた。先着の女性2人が下山され、蓮華岳は私たちの貸し切りになった。ゆっくりと360℃の景色が楽しめた。針ノ木小屋にかえって、槍・穂高をつまみのビールは格別だった。
2日目:天気は予想に反して悪化の傾向。風が強くなってきている。山小屋では、1分でも早く出発するようにと。6時前、周りの山はすべて見えている。昨日より大きい富士山を背にして針ノ木岳へ。急登ガレ場が続くが、ほどなく山頂へ。山頂からは黒部湖、立山連邦、薬師がきれいに見えている。いったん下ってスバリ岳へ。立山にガスがかかり始め、風も強くなってきた。ぽつぽつと霧粒が当たるようになる。ザックカバーを付けるが、雨粒が多くなってきたのでカッパの上を着る。ズボンはまだ。スバリからは西側斜面を歩くことが多くなり、強風にさらされる。雨が急に強くなり、細い登山道でズボンをはくこともできずに歩き続ける。赤沢岳への道はまた長く、時折強風によろけながら、ひたすら登る。寒くてつらい行軍となった。まだ岩が濡れ切ってなく、砂も流れていなかったのが救い。鳴沢岳を経てようやく新越山荘へ。そのころは土砂降りに近く、靴の中はびちゃびちゃ。雨具も中迄しみてきて寒い。小屋で休ませていただいたが、寒くて震えが停まらない。雨具は乾かせてもらえず、バーナーも使用禁止。コーンスープを頼んでわずかな暖を取る。先ほどすれ違った団体ツアーの方々は引き返して来て急遽小屋泊まりとなったみたいだった。私たちはあと1時間半と覚悟を決めて、濡れた雨具とぐちゃぐちゃの靴を履いて出発する。雨は土砂降りだが、小屋からは東斜面となり、風が当たらないのが救いだった。斜面はそれほど急なところは多くないが道は川のようになり、深い水たまりに難儀しながら進む。最後は階段状の川となった道を上り上げると種池山荘に到着した。無事到着できて本当に良かった。種池山荘の乾燥室は、キャパに全く見合わない小さなもので、小さなファンヒーターが付いているだけだった。
3日目:夜中には雨がやみ、朝は爺が岳への道がきれいに見えていた。計画では爺が岳に上って下山の予定だったが、靴も乾かせていない状況なので即下山。爺が岳よりお風呂に入りたい気持ちが勝った。小屋からは青空も見えていたたが、次第に山はガスに覆われて、下山選択でよかったと思った。いつか、鹿島槍と爺が岳を計画しようと言いながら下山した。

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装備・携行品

シャツ アンダーウェア ロングパンツ 靴下 レインウェア 登山靴
バックパック スタッフバック 水筒・テルモス ヘッドランプ 予備電池 タオル
帽子 地図 コンパス ノート・筆記用具 登山計画書(控え) ナイフ
ツエルト 健康保険証 ホイッスル 医療品 ロールペーパー 携帯トイレ
非常食 行動食 GPS機器

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登った山

岩小屋沢岳

岩小屋沢岳

2,630m

鳴沢岳

鳴沢岳

2,641m

赤沢岳

赤沢岳

2,678m

スバリ岳

スバリ岳

2,752m

針ノ木岳

針ノ木岳

2,821m

蓮華岳

蓮華岳

2,799m

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