お地蔵様８の字サーキット！　お地蔵様から「喝！」

日帰り

地蔵岳（南アルプス）

2022.07.16（土）

パーティ： 2人 (ピーちゃんさん、ほか1名)

ピーちゃんさん

行程・コース

天候

曇り・雨

登山口へのアクセス

マイカー

この登山記録の行程

5:50御座石鉱泉…9:38鳳凰小屋…11:00地蔵岳…13:00鳳凰小屋…17:00青木鉱泉…17:50御座石鉱泉

コース

総距離: 約15.3km

累積標高差: 上り約2,417m; 下り約2,415m

高低図

GPX ダウンロード KML ダウンロード

登山記録

行動記録・感想・メモ

久しぶりに地蔵岳に登ってきました。（多分10年ぶりくらい…）
そこで、久しぶりに会ったお地蔵様に「喝！」されました…。

鳳凰三山は、割とローカルな山でよく分かっているつもりだったのですが、今回取った御座石鉱～～燕頭山~地蔵岳～赤抜沢の頭～ドンドコ沢～青木鉱泉~御座石鉱泉の総距離１６㎞（黒戸尾根往復も17~18㎞）、標高差も約2200ｍ。おまけに、何日か続いている結構な雨で、ドンドコ沢の下りは滑りやすく、乾いているときのドンドコ沢ルートとはけた違いに厄介で想像していたよりもかなり疲れました。
ざっくりとしたルート概況…

御座石鉱泉～燕頭山～鳳凰小屋
黒戸尾根のような地味に急な登りが続きます。展望もほぼありません。ただ、何日も雨が降っているのに、歩きやすく、ルートもしっかりしています。崩落個所もほぼ皆無です。初心者の方が地蔵岳を目指す場合、こちらをおすすめします。

鳳凰小屋～地蔵岳
小屋を出るとすぐに急登（ここで両足がつりました。＝運動不足）。オベリスク（お地蔵様）が見えてくると、有名なズリズリ、ザラザラな砂の急登になります。ルート自体に危険個所はありません。ただただ、ズリズリしながら登るだけです。
オベリスクは直下のテラスまでは登れますが、そこからの「よっこらしょ」が難しいです。墜ちたら終わりです。直下のテラスから裏に回ると古いシュリングがあるようなのですが、ロープなしでの登攀は危険です。自己責任で…。

地蔵岳～赤抜沢の頭～鳳凰小屋
晴れていれば気持ちの良い稜線歩きです。稜線から鳳凰小屋までは、かなり急だった記憶があったのですが、今回はそんなに急に感じませんでした。ルート全般に特に危険個所、分かりにくい所はありませんでした。

鳳凰小屋～ドンドコ沢～青木鉱泉
メージャールートで、ぼくも3回ほど通過していますが、今回はルートが雨でかなり濡れていて、とにかく滑りました。何カ所か崩落もあり、トラロープが張ってあります。また、渡渉箇所は大きくマーキングがあるので、マーキングを見つけてから渡渉しましょう。
この下りで、久しぶりに滑って転倒し、愛用のストック Black Diamond ディスタンスカーボンFLZ　を折ってしまいした（泣）一緒にたくさんの山に登った相棒だったので、悲しいです。

青木鉱泉～御座石鉱泉
しばらく立ち入り禁止だったようですが、整備されて復活しています。（この区間の情報はネット上でも少ないです。画像参照）新しいピンクリボンが張られ、迷うような所はありませんでした。ちゃんと通行できます。（部分的に踏み跡が薄い所もあります。）
ただ、尾根を越えて御座石鉱泉に下る最後の下りは、かなり細くて急です。気を付けて通行してください。

朝から小雨で、登るか止めるかで迷いましたが、ヤマテンの9：00～雨が止むという予報を信じて出発しました。地蔵岳は何回か登っているし、だいたい分かっている山域なので、ちょっとくらいの雨でも大丈夫という油断もあったと思います。でも思ったよりもハードルートで、疲れ切りました…。
久しぶりにお参りしたお地蔵様に、「喝❕」を入れられた感じです。
恐るべし、地蔵岳…。ドンドコ沢…。

でも、8の字にラウンドするこのルート、ちょっと長いですが変化に富んで充実して、ディープな山登りになりました。