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多摩川源流の笠取山 作場平橋から

笠取山( 関東)

パーティ: 1人 (ムラチャン さん )

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行程・コース

天候

快晴

登山口へのアクセス

マイカー
その他: 作場平口の登山者用駐車場利用。駐車場は整備中で一部駐車可能だった。近くに臨時駐車場あり。駐車場のトイレは利用不可。登山口入り口にあるトイレは可能。国道411号線、落合橋から入る。オイラン渕方面からの通行止めは解除されている。411号は丹波山村内で通行止め箇所あり。う回路あり。

この登山記録の行程

作場平橋駐車場(07:40)・・・一休坂分岐(08:10) ・・・やぶ沢峠(08:50) [休憩 5分]・・・笠取小屋(09:10) ・・・雁峠分岐(09:20) ・・・小さな分水嶺(09:35) [休憩 10分]・・・笠取山(10:00) [休憩 35分]・・・笠取山三角点峰(10:45) [休憩 5分]・・・水干尾根分岐(11:05)・・水干(11:10) ・・・多摩川源流部(11: 20) ・・・笠取小屋(11: 45) ・・・一休十文字(11:20) [休憩 10分]・・・一休坂分岐(12:35)・・・作場平(橋駐車場12:55)

コース

総距離
約10.5km
累積標高差
上り約1,106m
下り約1,106m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

 東京湾にそそぐ多摩川。その源流の笠取山を訪ねた。下界はまだ残暑が厳しいが、稜線の木々の緑は夏の輝きを失い、季節の移ろいを感じさせる。快晴に恵まれ展望も抜群、気持ちのいい山行を楽しんだ。
 作場平登山口から薄暗い針葉樹の中を歩きはじめる。沢の音が響き、釣り人が二人、渓流に竿を出していた。一休坂分岐を左に向かう。2年前に来た時は大雨で沢筋の登山道が破損し、何カ所も迂回路がつけられていたがすっかり補修されていている。ずっと沢筋の登りが続き、木橋で何度も沢を越えていく。やがて沢が細くなり斜面にとりつき、沢音が聞こえなくなるとやぶ沢峠に着く。
 やぶ沢峠には柳沢峠方面から未舗装の車道が登ってきている。ここから笠取小屋までは車道歩き。右手梢越し富士山が顔を出した。
 笠取小屋は周辺施設の工事中。早朝から重機も入り作業員が働いていた。工事現場の横を通り先へ進む。雁峠分岐を過ぎるとすぐ、小さな分水嶺である。ここに降った雨は南側は多摩川、東側は荒川、そして西側は富士川に流れる。振り返ると雲の上に富士山がくっきりと顔を出していた。
 一度下り、山頂を目指す。この登りがこの日のコースで最後で一番の急登。背の低い笹原の中の直登、焦らずゆっくり登ろう。
 到着した山頂は東から西にかけて遮るもののない展望台である。富士山の左には大菩薩嶺。さらに遠く丹沢の山々がのぞく。右には南アルプスの山々、北岳も確認できた。さらに乾徳山から国師岳へと続き、古札山と雁坂嶺の間に、小さく甲武信岳が顔を出していた。笠取山には何回か来ているがこれだけの展望に恵まれたのは初めてであった。
 展望台から東へ、笠取山の三角点がある山頂を目指す。笠取山登山道の大部分は東京都水道局によって「水源地ふれあいの道-水干ゾーン」として整備されているが、山頂付近はこのコースから外れている。シャクナゲの中を進むと10分ほどで三角点峰に着く。山頂は狭く、山頂標識がひっそりと建っていた。道は藪がうるさいところがあるがしっかりしているので迷う心配はない。
 多摩川の一滴が始まる水干には小さな水たまりがあるだけ。60mほど下に水が湧いているところがあるので寄り道する。岩の間からきれいな水がコンコンと湧いていた。
 笠取小屋に戻り、一休坂で下山。平日ということもあり、山中一人の登山者にも会わなかった。本コースには色づく木々が多いので秋の紅葉シーズンはお勧め。カラマツが色づく晩秋も一入だろう。

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フォトギャラリー:26枚

作場平登山口駐車場。整備中だが一部駐車可能。

登山口

一休坂分岐。まっすぐ行く

沢を何度も渡る

やぶ沢峠

笠取小屋に向かう途中、梢越しに富士が

笠取小屋

笠取小屋トイレ。周辺が工事中だが使用可能

下弦の月が残っていた

小さな分水嶺

分水嶺から振り返る

山頂への直登。きつい

山頂、富士の左は大菩薩嶺

国師ヶ岳方面

南アルプス

中央の小さな突起が甲武信岳

大展望を楽しんだ

三角点峰に向かう途中から。気の早い木が色づいていた

三角点がある笠取山山頂。周りはシャクナゲ

三角点峰から

藪がうるさいが道はしっかりしている

水干

源流への道標

多摩川源流の水。東京湾へそそぐ

一休十文字。ベンチあり

水干から続く一ノ瀬川を渡る。この川が多摩川本流です

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装備・携行品

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登った山

笠取山

笠取山

1,953m

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