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巻機山 (避難小屋泊)

巻機山( 上信越)

パーティ: 1人 (えいちゃん さん )

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行程・コース

天候

晴れ

利用した登山口

清水  

登山口へのアクセス

バス
その他: 【行き】越後湯沢より六日町でバスを乗り継ぎ清水バス停へ
【帰り】清水バス停より六日町までバス。六日町よりほくほく線で越後湯沢へ

この登山記録の行程

【1日目】
清水(08:54)・・・桜坂(09:36)[休憩 10分]・・・三合目(10:00)・・・五合目(焼松)(10:51)[休憩 10分]・・・六合目(11:52)[休憩 10分]・・・七合目物見平(12:47)[休憩 10分]・・・九合目前巻機(13:58)・・・巻機山避難小屋(14:07)

【2日目】
巻機山避難小屋(06:36)・・・巻機山御機屋(07:03)[休憩 5分]・・・最高点(07:17)・・・牛ヶ岳(07:35)・・・最高点(08:00)[休憩 10分]・・・巻機山御機屋(08:20)[休憩 10分]・・・巻機山避難小屋(09:02)[休憩 25分]・・・九合目前巻機(09:35)[休憩 5分]・・・七合目物見平(10:16)[休憩 12分]・・・六合目(10:57)[休憩 5分]・・・五合目(焼松)(11:42)[休憩 10分]・・・三合目(12:45)・・・桜坂(12:55)[休憩 20分]・・・清水(13:45)

コース

総距離
約16.4km
累積標高差
上り約1,798m
下り約1,798m
コースタイム
標準11時間
自己10時間
倍率0.91

高低図

標準タイム比較グラフ

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登山記録

行動記録・感想・メモ

2012年以来10年ぶりに巻機山に登る。
10年前は、6月末、新潟で最高気温30度を超える中で登り、当時はまだ、登山の知識も未熟だったため750mLの水で登ったところ、7合目あたりで水がなくなり、8合目の階段の途中で倒れそうになったが、気力で避難小屋までたどり着き、小屋下の雪渓の下で、雪解け水を飲んで生き返った苦い経験がある。
今回は気温は新潟で最高気温27度。水も1.2L持って登った。巻機山は公共交通機関のアクセスも比較的良く、越後湯沢からバスを乗り継ぎ、清水バス停から登山を始める。
避難小屋泊りになるが、テントが減ったくらいで荷物重量は9.3kgある。標高差が1200m越えるので、甘く見てはいけない登りになる。

【1日目】
清水バス停から登山開始。天気は最高によく、今年には珍しく好天が続いている。土日とあって登山客も多いようだ。桜坂の駐車場からは割引岳が良く見える。駐車場を管理しているところが避難小屋も管理しているらしく、駐車場のおじさんが「日本一キレイな避難小屋だ」と言っていた。駐車場の先が登山口となっていて、途中沢コースとの分岐を過ぎると井戸尾根コースの登山口に至る。この先が本格的な登山道となる。標高600mから登るので、最初のうちは少し暑いが標高を上げるにつれ涼しくなってくる。美しいブナ林を過ぎて七合目に出るとニセ巻機山が眼前に見えてくる。この先の急坂がかなりきついが、登りきると今度は巻機山のなだらかな稜線が見えてくる。避難小屋は少し下ったところにある。予定より1時間早く14時頃小屋に到着した。小屋まだ空いていた。水場は少し下った沢になる。水量は豊富でおいしい水だ。
早く着いたので割引岳に登るかとも思ったが、足が疲れていたので、小屋前で、ゆっくり過ごした。暇だというより、美しい風景を眺めながら何もしない時間というのはむしろ贅沢な時間に感じた。その後、人が増えてきて小屋も混んできて、小屋前でテントを張る人も出てきた。

ぐっすり寝ていた夜9:30過ぎの事。4人組が小屋に入ってきた。どういう理由でこんな時間になったのか知らないが、沢コースを登ってきて、手こずって遅れたそうだ。すでに小屋はかなり一杯だが、テントも持っていないとのことで、詰めて入るしかない。ぎゅうぎゅう詰めになってなんとか泊まれたが遭難一歩手前ではないかと思った。

【2日目】
この日も昨日以上の快晴。荷物を少し小屋に残して軽くなって山頂を目指す。朝の気持ちの良い草原を登ってゆく。登山道脇には池塘も点在する。まもなく山頂標識のある場所に到着。だが、ここは最高地点ではない。最高地点はここから10分ほど先のケルンのところだ。
続いて牛ヶ岳へ向かう。この稜線からは群馬県側の奥利根ダムが少し見える。牛ヶ岳山頂には何もなく、引き抜かれた三角点と倒れた読めない標識があるだけ。牛ヶ岳山頂から巻機山へ戻る道は、雨飾山の女神の横顔を思い出させる。
小屋に戻って荷物を回収し、下りに入る。バスの時間に比較的余裕があるので、ゆっくり下って行く。下山途中で体長1.5mほどの蛇が登山道を横切って行った。そういえば、巻機山の機織り伝説の、機織り娘の正体も蛇だった。

帰り道、ほくほく線から見えた巻機山の姿はとても優美で百名山にふさわしく感じた。

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フォトギャラリー:41枚

清水バス停前から登山開始

桜坂駐車場から割引岳

駐車場の奥が登山口

沢コースとの分岐

井戸尾根コース登山口

樹林帯の登り

五合目

ブナ林が美しい

六合目からは割引岳が良く見える。

六合目より上はすべりやすい登山道

七合目からニセ巻機山を見上げる

八合目。ニセ巻機山への登り階段

ニセ巻機山

巻機山のなだらかな稜線

割引岳

巻機山避難小屋

避難小屋内部

沢へ下って水を汲みに行く。

沢水は豊富

小屋が混み始めて小屋前でテントを張る人も出た。

巻機山方面。

夕景の巻機山

2日目。今日も天気が良い。

巻機山へ登ってゆく

登山道脇に池塘が点在。

巻機山の山頂標識。だがここは最高地点ではない。

巻機山への最後の登り

このケルンが最高点

続いて牛ヶ岳へ向かう

牛ヶ岳山頂は何もなく、引き抜かれた三角点と倒れた読めない標識があるだけ

牛ヶ岳から巻機山へ戻る道は、雨飾山の女神の横顔を思い出させる。

小屋へ戻って荷物を回収し下山開始

ニセ巻機山から巻機山を振り返る。名残惜しいがここでお別れ。

下山の草原帯が眺望が大変良い。

七合目

赤トンボ。秋らしい風景

ブナの黄葉はまだのようだ。

五合目から谷川連峰方面。尖った山は「東洋のマッターホルン」と呼ばれる大源太山。

中央にヘビの横顔。体長1.5mほどあった。

バス停まで下山。2日とも好天に恵まれた。

帰りのほくほく線から見た巻機山

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登った山

巻機山

巻機山

1,967m

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