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世間遺産No15の雨巻山をゆく

三登谷山、雨巻山、御嶽山、足尾山( 関東)

パーティ: 1人 (Yamakaeru さん )

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行程・コース

天候

晴れ

登山口へのアクセス

マイカー
その他: 大川戸登山口には約50台の駐車場があり車で出かけるのが便利。簡易式のトイレや靴洗い場もあり。カーナビには隣接する「大川戸つり堀」もしくは「大川戸ドライブイン」で検索するとよい。

この登山記録の行程

大川戸駐車場(09:05)・・・三登谷山(09:32)・・・見晴岩(09:40)・・・雨巻山(10:12)(休憩~10:40)・・・展望台(10:45)・・・雨巻山(10:47)・・・猪転げ坂(11:00)・・・御嶽山(11:22)・・・足尾山(11:28)・・・タイタニック岩(11:54)・・・もみじ橋(12:12)・・・清滝(12:22)・・・茶屋雨巻(12:36)・・・大川戸駐車場(12:38)

コース

総距離
約9.6km
累積標高差
上り約1,256m
下り約1,256m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

今年もいよいよ押し迫ってきた。
関東地区での登り納めをどこにしようかと考えながら、ふらっと雨巻山へやってきた。
雨上がりの山。濃厚な朝霧に包まれている。
雲の切れ間から太陽の陽が射し込み、車を停めている僅か10分ほどで徐々に山が姿を現してきた。
雨巻山の魅力は駐車場を起点にぐるりと周遊しながら山を楽しめること。駐車場の近くにはピザで有名な喫茶店があり、下山後にお茶をする登山者も多い。
車の中で服を着替えて、いつものように反時計回りで周遊コースを歩き出す。
ほとんどの人は時計周りなのか、三登谷山方面はいつも人が少ない。朝の静けさと、落ち葉を照らす木漏れ日。森に溶け込むように歩く至福の時間だ。
看板にいざなわれるように、三登谷山を過ぎた分岐から一旦コースを外れて見晴岩へ寄り道。
見晴岩は、分岐から延びる尾根を数100m程降った先にある岩場。裏筑波連山が薄っすらと見えていた。
快適な縦走路で、スピードを上げていく。先には雨巻山が見えている。先だっての登山大会「ぐるっと二ツ箭山」の感覚が残っていて、つい早歩きになってしまった。
雨巻山の頂にはいつものように多くの登山者で賑わっていた。ベンチに腰を掛け、持ってきた菓子パンを頬張りながら景色を楽しむ。
そこへ一人の登山者がやってきて話す機会ができた。埼玉の方だという。週一は山歩きをされているというだけあって、とても山に詳しい方だった。お話しぶりからも山への愛情が伝わってくる。とても心地よい方だった。
自分には馴染みの少ない埼玉方面のお勧めコースを幾つか教えてもらうことができた。日ごろ、ひと気のない山をソロで歩いているので、こういう出会いがとても貴重だ。有難い。
「猪転げ坂」に到着。ここからは先は周遊コースの中でも比較的にアップダウンが激しいエリアとなる。ここ最近の鍋コンボ飯ですっかり肉付きの良くなったお腹が重い。
長い鎖場を終えて最後の山「足尾山」へ向かう。
足尾山からは降りに入り通常そのまま駐車場に戻るルートを通るが、今日は気分を変えて分岐点から別の尾根伝いへと進む。
標識がないので分かり辛いが、更に進むと小さなピークにたどり着く。雑木林を抜け、ピークに出た瞬間、断崖絶壁の向こうに視界が広がる。その断崖絶壁のところに幅50cm程、長さ1m程の長方形をした岩が突き出すように延びている。
足元には最近設置されたと思われる真新しい標識にマジックで「タイタニック岩」と書かかれていた。以前はそんな標識は無かったと思うが。。。。
こじつけっぽいが、確かに岩の上に立ってみるとまるで宙に浮かんでいるような浮揚感と鳥になったかのような眺望が楽しめる。
元のルートに戻ろうかとも思ったが、折角なので、タイタニック岩から更に尾根を降って、途中の分岐点から下山するルートをとる。ここの分岐点にも標識がなく不明瞭なので馴れない人は注意が必要だ。
分岐点から斜面を一気に降り、一般的な周遊ルートに合流する。
まだ歩き足りなかったので、少し逆走して清滝へ足を延ばしてみた。完全に涸れていて単なる岩肌しかなかったがこれもまた良し。
滝の近くから藪漕ぎで斜面をよじ登り、別なルートを使って戻る。
小学低学年くらいだろうか。小さな男の子がハァハァと息を切らせながら登ってきて、「山頂まであとどれくらいですか?」と元気な声で質問をしてきた。
「まだまだだな。でも頑張れ!」と返すと、ニコッと笑っていた。清々しい。
その後ろからお父さんだろうか。「はぁーもうダメ。もう死ぬ」と対照的にダメダメのセリフを吐きながら登ってくる人がいた。そんな古典的なセリフを吐く人を久しぶりに見たと失礼ながら笑ってしまった。
雨巻山は周遊しても10kmもない短いコースながら、見どころたくさんの素晴らしい山だ。2022年の関東地区登り納めに選んでよかったと満足だった。
また花が咲く頃に登りに来よう。
さて、来週は、北陸地区での登りおさめが待っている。いよいよ雪山到来だ!

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みんなのコメント

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  • 冬は快晴じゃない。冬はどんより空じゃないと。

  • その世界に戻ります。雪だらけになりに。^_^

登った山

雨巻山

雨巻山

533m

よく似たコース

雨巻山 栃木県

尾根歩きを楽しむ芳賀郡の最高峰

最適日数
日帰り
コースタイプ
周回
歩行時間
3時間50分
難易度
コース定数
16
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