池ノ平湿原~リハビリしながらヒメイチゲの花を探し、北アルプスの眺望を楽しむ。二ホンカモシカと出会う。5月14日(日)チェリーパークライン8時30分~13時自転車レースのため通行止め~
池ノ平湿原( 上信越)
パーティ: 2人 (モーちゃん さん 、ほか1名)
池ノ平湿原( 上信越)
パーティ: 2人 (モーちゃん さん 、ほか1名)
晴。やや強い風。気温駐車場9時11℃。13時25分11℃。道の駅14時40分22℃。
マイカー
その他:
上信越道小諸ICで降りて、地蔵峠を経て、湯ノ丸高峯林道(ゲート7~17時開放。他は施錠)に入り、 池ノ平湿原駐車場へ向かう。利用時間は7~16時半。5月1日より10月31日。5月中は無料。6月より600円。
自宅6:05⇒8:00小諸IC⇒8:37林道ゲートトラブル8:50⇒9:00池ノ平湿原駐車場(トイレ)・湿原入口9:30・・・9:40池ノ平湿原・・・9:49鏡池9:54・・・10:10三方ヶ峰10:30・・・10:56見晴岳11:13・・・10:58展望所12:00・・・12:02見晴岳12:07・・・12:28雲の丘12:40・・・雷の丘・・・13:08村界の丘13:12
・・・13:25池ノ平湿原駐車場13:50⇒高峯林道(花撮影)⇒14:40道の駅雷電くるみの里(買い物・トイレ)5:10⇒15:15小諸IC⇒17:15自宅。
※ゲートは、開いている時間帯ですが、今朝は閉まっていました。そこで、近くに在る湯ノ丸高原ホテルのフロントの方に事情を話すと、合い鍵を使って、すぐに開いてくださいました。ありがとうございました。
「足がだんだんと痛くなって来たわ」、「痛い、痛い」と言う妻の悲鳴が後ろから聞こえて来るようになって来ました。私が、三方ヶ峰に着いた時のことです。慌てて後ろを振り返ると、妻は、約1年前に骨折した左足をかばうように、ゆっくりとゆっくりと登って来ました。痛みの様子を尋ねると、停まると痛みがなくなるのですが、また歩き出すと縫い合わた傷口が、登山靴とこすれて、痛むそうです。床ずれシートを間に入れて、緩衝材にしているのですが、効果がなかったのです。運動靴を履いて、昭和記念公園や神代植物園を歩いても、痛みは弱かったのに・・・。また、踝付近の骨折した3箇所も、鈍痛がするそうです。
妻が、突然、「ワー、眺望がまずまずで、良かったわね」と言いながら、北アルプス等の撮影を始めました。しばらくの間、二人で山座同定を楽しみました。
南部から北部にかけて、乗鞍岳・穂高岳・槍ヶ岳・燕岳・立山・剣岳・鹿島槍ヶ岳・五龍岳・唐松岳・白馬鑓ヶ岳・杓子岳・白馬岳等々。肉眼では、何とか見えるのですが、カメラに映し、映像を確認すると、ぼんやりとしていました。何回も撮影しては削除して、撮り直しました。ふと気が付くと、妻はベンチに腰かけて、休憩していました。今までは、こんなことはなかったのに、今日は余程疲れたようです。
私は、三方ヶ峰から引き返すことを考えていたのですが、妻が、「私は、ゆっくりゆっくりと、一歩また一歩と歩いて行くわ」と言いました。登山道は、急な下り坂となり、見晴岳へ向けて上りが続きました。妻は、ここは階段が大変良く整備されていて、歩きやすいそうです。見晴岳の前を通過し、約70m地蔵峠方面へ進むと、展望が開けた広場があります。
数日前には、降雪があったようで、白馬三山方面がはっきりと見えて来て、嬉しかったです。ここで、遠景の眺望を楽しみながら、昼食・コーヒータイムにしました。その後は、北方の山々を山座同定しました。高妻山・火打山・黒姫山・妙高山等々。根子岳・四阿山・横手山等々。
見晴岳から雲上の丘へ向かう途中、私が咲いている小さな花を数本見つけました。ミツバオウレンかなと思って妻に尋ねると、「ヒメイチゲ」であることが分かりました。場所は、「ピグミーの森」の標識の5m手前。登山道の進行方向右側の針葉樹の林床に咲いていました。
雲上の丘からは、眼下には、池ノ平湿原の全景。東方には、西篭ノ登山・東篭ノ登山・水ノ塔山・高峯山。蛇骨岳・黒斑山の奥には、浅間山のお釜等がはっきりと見えて、嬉しかったです。
眺望に満足して、村界の丘へ向けて歩き出すと、登山道の右手に何か動物が動いていました。なんと二ホンカモシカが、餌を食んでいるではありませんか。人間は危害を加えないことが分かっているようで、10mぐらいの距離になっても、私の方へ餌探しに近付いて来ています。そういえば、数年前も同じこの場所で、お腹の膨らんだ二ホンカモシカと出会ったのです。
雷の丘を過ぎて、しばらくして、右手の林床に注視して、歩きました。また、ヒメイチゲを発見しました。「イチヨウラン」数輪が咲く場所があるのです。パトロールしているボランティアの方が、数年前、わざわざ現地を案内してくださったのです。もちろん、時期が早すぎて咲いていませんでしたが、次回咲く頃にまた訪れたいと思いました。
駐車場に戻って来た時は、妻が、計画通りのコースを歩けて、二人共ほっとしました。私達は、池の平湿原が大好きで、先に東篭ノ登山へ行き、後で湿原歩きを楽しんでいたのです。また、季節を変えて、1年間に5回ぐらい来ていました。冬は、スキー場のカプセルリフトに乗り、スノーシュー歩きを楽しみました。これからは、少しずつ、無理をしない程度に、登山を再び楽しみたいと考えています。
※5月14日(日)8時30分~13時、チェリーパークラインは、自転車レースのため、通行止めになるそうです。
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