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山小屋を繋いで~思い出探しの甲武信ヶ岳~

秩父山地・甲武信ヶ岳( 関東)

パーティ: 1人 (あし0316 さん )

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行程・コース

天候

てんきと暮らすA(現地では曇り、霧雨)

登山口へのアクセス

マイカー
その他: 自宅2:50…京葉道武石IC…首都高速…中央道須玉IC…韮崎増富線…
原浅尾韮崎線…梓山韮崎線…毛木平P
★朝、駐車場8割埋まる。下山後林道への路肩駐車に驚く。

この登山記録の行程

毛木平P(5:47)…千曲川源流遊歩道…ナメ滝(7:10)…水源地標…甲武信ヶ岳(8:47)…甲武信小屋★朝食休憩(9:00~9:27)…巻道…三宝山(10:03)…武信白岩山…大山(11:55)…十文字小屋★昼食休憩(12:24~12:40)…十文字峠…十文字山(12:57)…十文字峠…五里観音(13:58)…毛木平P(14:22)

コース

総距離
約16.4km
累積標高差
上り約1,507m
下り約1,505m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

 向かった先は毛木平。10年前、山岳会の新人として「集中山行」で登った甲武信ヶ岳。本サイトを利用しない頃の取りこぼし山行。一緒に登った会員達は高齢で山を辞めた人、私のように会が合わずに退会した人、で会員も減ったと聞いた。そんな私が自分の登頂写真を撮らない「集中山行」の集合写真だけは今もリビングに飾っている。ところで、あれ?「ナナーズ川上店」を通過。小川山へ行く道と被っていたのを今知ったのは、他人の車でぎゅうぎゅう詰めで乗っていたせいか?(笑)帰りにカラファテさんでロープを買い替えよう。
 気温11度の川上村。レタス畑を突っ切るように舗道からダート路を超え広々とした毛木平到着。のんびり朝支度をする登山者の皆さん。ゲートをくぐり水源地遊歩道へ。白樺林の小路に小さな花々。菫、イチゴにほっこりしながらやがて道は険しくなり、千曲川信濃川を生む数多の沢を超えて源頭標到着。10年経過して色々な山を経験してきた。辛い区間の登りを超え、甲武信ヶ岳はあっという間に到着。残念ながらガスガス。甲武信小屋へ向かい、朝食。ここには娘の知人の書が飾られている。「エクストリーム書道」という。山頂で習字を書く登山のジャンルがあるらしい。今春遂に先生となった彼女の書を見るのも目的の一つ。小屋で水を補給し三宝山へ。縦走に付き物のアップダウン。十文字小屋方面から登ってきた人々と交差する。道すがら一帯の小屋の主、山中徳治さんに会う。小屋の経営は大変だろう。人々を気持ちよく迎えようと甲武信小屋ではベンチを作っていた。ご本人も一帯を歩いて回って、道を開いて、守って。感服する。ちょっとお喋りして、「シャクナゲが花盛り」の十文字小屋を目指す。
 トイレタイムのおじいさん達がいたのは尻岩。( ´艸`)いくつもの山を登って下って。鎖場が出る。岩峰らしくなってきたのが武信白岩山。「山頂」の看板に誘われ取付を探すが、霧雨も振り登攀道具もないので諦める。以前は登攀禁止だったのでは?と思うが、山頂への道でも出来たのか?事情を知る人がいれば伺いたい。痩せ尾根を登って超えて大山。シャクナゲに彩られた山頂。霧雨が降る登山となったが秩父らしくていい。レインウェアを着込むほどではないのは大樹のおかげ。都会の喧騒で乾いた身も心もしっとりと、苔の森の空気はおいしい。
 シャクナゲの多い緩やかな尾根へと下ると屋根が見えた。十文字小屋だ~。小屋の周りのシャクナゲは満開。堅牢な扉を開けると常連さん達で盛り上がっているところ。地の物を使っている、きのこうどんを注文し、(マイカーなので)呑んだつもりで余計に渡す。せっかくだから十文字山の山頂を踏み、一路、毛木平へ。八丁坂ノ頭を超えてつづら折れの細道の急坂を慎重に下っていくと、午後からのスタートか?中にはガイド山行で20人の引率。『今日は十文字小屋まで』と言っていたが、大変だな~。ひーひー言いながら登って来る人に道を譲りながらの下山。山中ですれ違った縦走テン泊の人達は疲労の色が顔に出ていたな。今日はミニマム装備なので、バテる事もなく毛木平へ下山。ダートの路肩は縦列駐車の車でびっちり。甲武信の山神様は快晴の絶景を見せてくれないが、毛木平のピストンに始まり、鶏冠尾根からマルチで徳ちゃん新道で日帰り登山、(沢からのクラシックコースは途中リタイア)と、私には様々な山行経験をした特別な山。(そろそろクラシックルートの宿題回収しないと、年取りすぎて出来なくなる)
 今、山行で寄り添う人達は山岳会から山愛好家へと変わり、自分の年齢もいつしか50代。山友が欲しくて山岳会に籍を置く時期もあったが、地元で仲間と楽しくやっている。今日すれ違ったガイドに連れられた人々はかつての私。これから四季を通じて、色々な山を楽しんで欲しいな。帰り道、カラファテへ立ち寄り、買い物完了。山を繋ぐ小屋に感謝しよう。用事があっての日帰り登山だが、山中さんの「泊ってってよ」という言葉を受け、今度は小屋泊でゆっくりと過ごしたい。


 
 

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装備・携行品

シャツ アンダーウェア ロングパンツ 靴下 レインウェア 登山靴
バックパック スタッフバック 水筒・テルモス ヘッドランプ タオル 帽子
グローブ 着替え 地図 コンパス ノート・筆記用具 腕時計
ナイフ ツエルト 健康保険証 ホイッスル 医療品 虫除け
ロールペーパー 非常食 行動食 ストーブ 燃料 ライター
カトラリー

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登った山

三宝山

三宝山

2,483m

甲武信ヶ岳

甲武信ヶ岳

2,475m

十文字山

十文字山

2,072m

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