行程・コース
天候
3日間とも晴れ
最終日、下山後、夕立
利用した登山口
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
マイカーにて前夜発、大渋滞のためサービスエリアで仮眠。松本インター下車、安曇支所駐車弱に駐車。
下山後、上高地バスターミナルからバスで安曇支所に戻り、マイカーにて帰宅。
この登山記録の行程
【1日目】
島々(07:00)・・・二俣(9:00)[休憩 10分]・・・中間ベンチ(12:22)[休憩 10分]・・・岩魚留小屋(14:00)・・・テン場(ワサビ沢付近)[14:30]
【2日目】
終日、イワナ釣り
ワサビ沢〜岩魚留沢〜中ノ沢付近
【3日目】
テン場(08:00)・・・力水(12:00)[休憩 10分]・・・徳本峠(13:05)[休憩 20分]・・・明神(15:00)[休憩 10分]・・・河童橋(16:00)[休憩 10分]・・・上高地バスターミナル(16:20)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
前夜10時に出発して登山口近くで寝て、翌朝出発の予定が、かなりの渋滞に巻き込まれ、高速道路のサービスエリアで仮眠することに。
翌朝は松本市安曇支所に駐車し、集落を抜けてゲートから登山道に入った。その時に、登山道を整備してくださっている方にたまたまお会いし、現在の状況を聞くことができた。落石の危険性があり、熊も目撃されているとのこと。道はピンクテープが貼られているので、以前に比べるとだいぶいいらしい。
最初は順調に進み、前回橋が落ちていて川に降りて歩いた場所も復旧していた。途中、ソロの登山者に抜かれる。彼は徳本峠で一泊して上高地に行くらしい。短パンだったので、朝会った方からの情報で、魚留小屋から先は草が茂っていてトゲのある草もあるようだと伝えた。結局引き返してくることもなかったので、無事に歩き通せたのだと思う。
途中、メンバーの一人が足が攣り、小休憩。渓流釣りのパーティとすれ違う。岩魚留小屋まで行って戻ってきたとのこと。早朝に出たとしてもかなりの健脚!釣果もまあまあだったようで、期待できそう。メンバーが休憩している間に竿を出してみると、3つ目のポイントでイワナをゲット。幸先がいい。今晩のおかずは期待できそうだ。
その後、ゆっくり進むが、なかなか足の攣りが回復しない。さらには自分まで足が攣ってしまった。情けないが、早目に今夜のテン場を探すことに。1日目の目標だった岩魚留小屋の近くまで来ていたので、とりあえず小屋に行ってみるが、水場から遠いので、再び川に降りて適地を探すことに。わさび沢との間に少し広い場所を見つけたので、ここに決め、タープ等々を設営。足が攣っていたメンバーは釣りとなると俄然元気になり、早々に支度をして上流へ。私は下流へ行き、ポツポツの釣果。今回は玉ねぎネットを持ってきたので、活かしたままテン場へ戻った。
夕飯にはイワナの刺身と唐揚げ、さらに塩焼き、じゃがりこで作ったポテトサラダ、味噌汁が並び、白米も上手に炊けて、豪勢な夕食となった。
夜、空には天の川。こんなにたくさんの星が見られたのは初めてかもしれない。本当に空中が星で埋め尽くされていた。川の中洲まで行って、岩にもたれかかりながらしばらく星で埋め尽くされた夜空を眺めていた。
2日目。今日は1日中、釣りの予定。最年長の釣りキチは早朝から上流へ釣りに出かけた。残りの3人は少しゆっくり支度をして上流へ。島島谷川にはたくさんの支流があり、テン場のすぐ下にはワサビ沢、上流には岩魚留沢、中ノ沢、障子川瀬沢がある。岩魚留沢の少し下流から釣り始めたが、釣りキチが既に歩いていたせいか、アタリなし。岩魚留沢を過ぎてからポツポツと釣れ始めた。釣れたイワナは玉ねぎネットに入れて活かしておく。昼ごはんも食べず、持ってきたパンをかじりながら3時くらいまで頑張って、テン場に戻ったら、釣りキチはすでに帰ってきていて、聞くと昼頃には戻っていたそう。少し休憩してから今度は下流へ。テン場のすぐ下の深みで大物がかかったが、糸が切れて逃した。ワサビ沢を越えて下流に釣り下がったが、それほど釣果は上がらず。食べる分は十分に釣れたのでよしとする。この日は空が曇っていて星空は拝めず、翌日に備えて早めの就寝。
3日目。今日は徳本峠を越えなければならないが、なぜか朝ゆっくりしてしまい、予定の時間から大幅に遅れて午前8時に出発。しばらくは道も明瞭だったが、段々と草が生い茂るようになり、草を倒しながら道を進む。赤ペンキの○印や、ピンクテープを確認しながら進む。徳本峠越えをする登山者が少ないことがよくわかる。極め付けは、力水を過ぎてから始まるつづら折りの急登。地図を見て、23ヶ所曲がり角があることを確認し、数を数えながら進み、あと4分の3、あと半分、あと4分の1と自分を鼓舞しながら登る。しかし、23ヶ所を数え終わったのに、峠はまだらしい。あの角を曲がれば、と何回か思った末にやっと峠に到着。するとそこには素晴らしい景色が広がった。明神岳、穂高の山々が広がっていた。ここからしか見られない景色。メンバーの一人は徳本小屋で1本700円のコーラを買い、飲み干していた。
ゆっくりしたい気持ちもあったが、朝の出発が遅れたせいで、既に午後2時を回っており、予定していたバスの時間が迫っていたので、下山を急ぐ。ひたすら下り降り、明神に着いたのが午後3時過ぎ。それまで誰にも会わなかったのが不思議なくらいに、人がたくさんいる。明神館前のベンチで少し休憩し、急いでバスターミナルに向かう。河童橋に到着すると記念撮影をしている人を見て、自分たちも写真を撮りたくなり、急いで写真を撮り、バスターミナルへ。すると、そこには行列が!一瞬慌てたが、最後尾の案内をしているスタッフに訊くと沢渡行きのバス待ちだとのこと。安曇支所行きは別便(新島々行き)なので、窓口でチケットを購入してくださいとのこと。こちらも多くに人が並んでいて、増便されていて3号車に案内された。
これでようやく帰途につけると安堵したのも束の間、今度は突然の豪雨。安曇支所に着いた時もかなり降っていて、とりあえずバスの待合所に駆け込んだ。下山中に降られなくてよかった。
その後、近くの温泉に立ち寄り、無事に前回のリベンジを果たし、3日間の山行を終えることができた。このクラシックルートは沢沿いの本当に気持ちの良いルートなので、ぜひ復活を期待したい。
最後に、今回、無事に山行を終えることができたのも、現在も整備を続けられている皆さんのおかげです。感謝申し上げます。
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