行程・コース
天候
晴れ
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
ロープウエイからアクセスする場合を除き、山頂にアクセスする一番の駐車場は、道路の終点にある県営「峠の茶屋無料駐車場」となる。160台程度駐車可。トイレ完備。ただし、観光者も利用するので早朝までに入ることをお勧めする。
今回は、ロープウエイ駅近くの駐車場(無料)に停めた。トイレはロープウエイ駅の中にある。登山者用ショートカットの道があるので、この駐車場に停めてもそれほど苦にはならない。
この登山記録の行程
ロープウエイ駐車場(08:20)・・・登山口(08:39)・・・峰の茶屋跡避難小屋(09:10)・・・茶臼岳(09:51)(休憩)・・・峰の茶屋跡避難小屋(09:40)・・・朝日岳分岐(11:10)・・・1900m峰(11:37)・・・清水平(11:54)・・・北温泉分岐・・・三本槍岳(12:29)(昼食~12:59)・・・北温泉分岐・・・清水平・・・1900m峰・・・朝日の肩(14:21)・・・朝日岳(14:30)・・・峰の茶屋跡避難小屋・・・登山口(15:40)・・・ロープウエイ駐車場(15:54)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
暑さの中に、ほんのりと秋の気配を感じる今日この頃。
晩夏最後の登山として選んだのは那須岳。
久しぶりの那須岳。代表する茶臼岳、朝日岳、三本槍岳を巡る。
天気予報は曇りマークだったが、那須に入ったところでフロントガラスに細かい水滴がついた。「雨か?」とドキッとしたが、濃い朝霧が集まって小雨のように水滴をつけているものだと分かった。
8時過ぎに到着。ロープウエイ駅駅正面の駐車場に停めた。
周囲は真っ白。茶臼岳の姿は完全に霧に隠れている。事前に確認した天気予報では曇りだったのであまり期待しないつもりでいたが、、朝霧であればあと一時間もすれば取れるだろう。ひょっとしたら眺望も期待できるかも知れない。
峠の茶屋無料駐車場から本格的に登山開始となる。
さすが那須岳。登山口には大勢の登山者で賑わっていた。
樹林帯を縫うように階段地獄が始まる。気温は低く肌寒くもあったが、湿度が高いためか歩き出すとすぐに大粒の汗が噴き出してきた。
登山口で既に1,465mあるので、割と簡単に森林限界を迎える。同時に急こう配だった登山道もなだらかになり、茶臼岳をトラバースするようにコルにある「峰の茶屋跡避難小屋」へ向かってゆっくりと登っていく。
左手の霧が一瞬切れて朝日岳の斜面一部が見えた。この調子であれば、山頂に着くまでには晴れるだろうと期待感も高まった。
小屋で小休止を入れて、まずは茶臼岳を目指す。
ゴツゴツした岩の登山道。茶臼岳を時計回りに巻きながら、らせん状に登って行く。浮石も多いので、足をひねらないように慎重に足を運んでいく。
ロープウエイ側に回り込んだところで、ふと見上げると頂の方に青空が広がっていた。高度を上げていくと、雲海が広がって見えた。いつの間にか、朝霧も完全になくなっていた。
茶臼岳の頂に立つと、これから向かう朝日岳や三本槍岳が綺麗に見えていた。諦めていただけに、絶景を見ることができてテンションが上がってきた。
茶臼岳のお釜を一周して次は朝日岳へと向かう。峰の茶屋跡避難小屋からS字のSを下から描くように右から巻いて、続いて左へ巻くように朝日岳の斜面へ取り付いていく。ザレ場あり、直登ありとこの部分が那須岳のコースの中で最もハードなエリアになっている。
登り切ると、切り立った朝日岳の頂に大勢の登山者が登っているのが見えた。まるで谷川岳のトマの耳のよう。
登ってしまおうかとも思ったが、朝日岳は最後のデザートに残しておくこととして、そのまま三本槍岳へ向けて縦走を開始する。ここまで来るとアップダウンも少なく、快適な稜線歩きが楽しめるようになる。1,900m峰付近で昼食を予定していたが、お腹もすいていなかったので、一気に三本槍岳まで縦走した。
一年前に、登った時がガスガスで何も見えなかったが、今日の三本槍岳は裏那須や甲子連山の美しい眺望と共に出迎えてくれた。残雪期に裏那須から甲子山を抜けて小白森山までを縦走したのが懐かしい。
頂きの石の上に腰を下ろし、眺望を愛でつつ昼食をとってから、来た道を折り返し、デザートに取っておいた朝日岳に立ち寄った。
ちょうどタイミングが良かったのか、頂からは雲一つない綺麗な茶臼岳の雄姿が見えた。まさに茶臼のようにどっしりとした重量感があってカッコいい。
気が付くと、あれほどいた登山者もまばらになっていた。急ぐ登山ではなかったので、ゆっくりと風景を目に焼き付けながら駐車場へと向かって下山を始めた。




























