行程・コース
天候
曇りのち晴れ間。山頂はガス
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
徳和の登山者用駐車場利用。無料。旧来の駐車場の上、徳和公園前に全面舗装の新しい駐車場ができていた。なお、大平高原に至る市道は2023年6月の豪雨のため一般車通行止め。開通は来年の予定。詳しくは山梨市へ。
この登山記録の行程
乾徳山登山口(06:00)・・・登山道入り口(オソバ沢ルート)(06:30)・・・国師ヶ原(08:00)[休憩 05分]・・・月見岩(08:35)[休憩 10分]・・・乾徳山(09:50)[休憩 40分]・・・月見岩(11:15)[休憩 5分]・・・大平高原分岐(12:00)・・・道満山(12:30)[休憩 10分] ・・・徳和峠(13:20)・・・乾徳山登山口(13:35)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
乾徳山には何回も登っているが、徳和からは20数年ぶりである。昔ながらの登山道を上り,下山は道満尾根を利用して徳和へ戻った。山頂はガスで真っ白。おまけに残暑で大汗も。歩きごたえのある山行であった。
駐車場から橋を渡り舗装道路を歩きだす。民家の軒先にコスモスが咲いている。乾徳神社あたりからは荒れた車道となり、やがて右手に大きな登山道入り口の看板が出てくる。ここから山道となり、スギ林の中を登っていく。何回か荒れた林道を横切るが、林道に入り込まないようにロープが張られている。
銀皛水を過ぎ、駒留の手前で木々の間から一瞬乾徳山がのぞくが、ずっと単調な樹林帯の登りが続く。錦晶水の手前で行く手に何か動くものを見つけた。よく見るとシカの親子であった。
錦晶水で針葉樹の植林帯が終わり国師ヶ原の四辻につく。分岐の左手に高原ヒュッテの建物が見えるが、今回はまっすぐ月見岩を目指す。林の中に役小角の石像がたっていた。乾徳山は武田信玄ゆかりの恵林寺を開いた夢窓国師が若き頃修業した山と伝わる。役小角像の前には前宮跡もある。昔から信仰登山が行われていたこと偲ばせる。
月見岩は草原で展望が広がるはず。しかしガスがかかり見晴らしはきかなかった。一面のススキが風に揺れていた。
月見岩から乾徳山を象徴する岩場となる。扇平を過ぎると樹林帯に入り、大小の岩が出てくる。髭剃岩やカミナリ岩などと名付けられたクサリ場が次々と現れる。しかしどの岩も手掛かりはしっかりしているので慎重に進めばクリアできる。岩につけられたクサリはすべて真新しいものに付け替えられていた。
頂上直下の鳳岩は20m程の垂直の一枚岩。乾徳山のハイライトである。しかし安心、迂回路もつけられている。
天気が良ければ富士山をはじめ、360度の展望が楽しめる山頂だが、一面真っ白で何も見えなかった。それでもしばらくのんびりしていると次々と登山者が登ってきた。
乾徳山からの下山路は北側の水のタルから高原ヒュッテに降りることもできるが、今回は月見岩まで戻り、道満尾根で下山することにした。月見岩の前をまっすぐ進み樹林帯に入ってゆく。道はしっかりしているのだが樹林帯の中で展望はない。最初はなだらかな尾根道だがやがて急降下となり、国師ヶ原からの未舗装の車道に合流する。車道は大平高原に続いているが、途中の分岐を右にとり徳和方面への山道を降ってゆく。展望のない道が続き、大平高原から続く立派な林道の脇を過ぎるとやがて道満山につく。
道満山山頂も樹林帯で何もない。行く手に徳和の採石場の音が聞こえてくると徳和峠の車道に出る。車道につけられたシカよけ策を超えると徳和の集落は近い。
前回の乾徳山もガスの中だった。次回こそ乾徳山の大展望を楽しみたいものである。
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