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2023年 八ヶ岳最高峰 赤岳

赤岳( 八ヶ岳)

パーティ: 3人 (ダイスケ さん 、ほか2名 )

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行程・コース

天候

初日:曇り 2日目:快晴(山頂付近は強風)

利用した登山口

美濃戸口  

登山口へのアクセス

マイカー
その他: 平日の為、登山口の駐車場は空いていました。登山道は問題なく歩けます。

この登山記録の行程

【1日目】
美濃戸口(10:00)・・・美濃戸(12:12)[休憩 10分]・・・行者小屋(15:45)

【2日目】
行者小屋(06:15)・・・行者小屋(09:15)[休憩 25分]・・・美濃戸(11:55)[休憩 20分]・・・美濃戸口(14:27)

コース

総距離
約16.2km
累積標高差
上り約1,622m
下り約1,622m
コースタイム
標準8時間44
自己13時間2
倍率1.49

高低図

標準タイム比較グラフ

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登山記録

行動記録・感想・メモ

今回は秋の紅葉が見頃の八ヶ岳最高峰の赤岳に挑戦しました。
長野県側の諏訪南ICから降りて、美濃戸口の八ヶ岳山荘から登山を開始しました。初日の天気は曇りで山頂付近は雲と霧で視界は良くありませんでした。当日は平日だった為、登山客の数は少なく普段より静かな山行になりました。美濃戸山荘までは舗装された緩やかな林道を登って行き、美濃戸山荘で休憩を取りました。美濃戸山荘はカギが施錠されていましたが飲み水とトイレは利用可能です。
今回は南沢の方から登り、初日の目的地である行者小屋を目指しました。美濃戸山荘から行者小屋手前までは深い渓流沿いの森の中を進んでいき、幾つもの橋を渡っていきます。美濃戸山荘から行者小屋まではとても距離が長いのでここが一番の難所になると思います。ペースを変えずにゆっくり登って行きましょう。森から出て川だった岩場の山道に入ると行者小屋まではあと一息です。ピンクのテープを目印に進んでいき、木々の間から赤い屋根が見えれば、行者小屋に到着です。チェックインを済ませて荷物を降ろした後、初日の山行を無事に終えたことを祝して乾杯しました。食事もおいしく、従業員の方々の対応もとても親切でした。
2日目の朝は快晴で初日では見れなかった赤岳を含む山々の堂々とした姿を拝めました。山頂付近は霧氷により真っ白になっており、秋なのに雪山のような風貌になっていました。朝食後、準備を完了して赤岳に向かいました。登りは比較的歩き易いと言われる文三郎尾根から登りましたが、高度が上がっていくと段々急な傾斜になり、鎖が設置された階段や岩場になっていきます。また、連日の山頂付近は強風と零度を下回る寒さで我々を含めて数組の登山者が山頂目前で引き返しました。強風の中で山頂手前の分岐点から撮影した赤岳の峰はエベレストやヒマラヤを彷彿とさせる景観でした。これ以上は立って進むことのできないほどの強風の為、話し合いの末に今回の赤岳登頂は断念しました。登山者の中には山頂まで行ったという方もいましたが、上も強風で長く滞在できないと言っていました。山頂付近の山道は霧氷により、草木や山道の鎖にエビフライのような霧氷の塊が付いていました。上に行くごとに霧氷は固く凍り付いていました。階段も滑りやすく降りる際は注意して行きましょう。
行者小屋まで降りた後、休憩した後に荷物をまとめて下山しました。9時頃には峰々は太陽で照らされて、その雄大な姿を鮮明に見ることができました。紅葉はまだ色づいた頃だったので、これから行く人は紅葉を存分に楽しめると思います。今回は南沢コースをピストンで降りて、美濃戸山荘で行者小屋で用意していただいた昼食のちまきご飯をいただきました。
今回は初めての山行を途中断念してしまう結果になりましたが、登山は時に危険を及ぼす可能性もあります。当日に山頂手前で下山したのは賢明な判断であると考えています。また、時間帯を考えて8~9時以降に登っていれば強風も止んで山頂に着いていたかもしれませんが、登山で無理は命取りになります。危険と判断したら恥じることなく止まることが大切です。山中で多くの登山者から赤岳に際はチェーンスパイクは必要かと質問されました。今の時期はまだ積雪はないので、凍結した山道に注意すれば大丈夫だと思います。また、早朝は強風が吹いているので気候や時間帯を想定して登ることも重要です。これから登る方は、万全の準備をして八ヶ岳連峰に挑戦してください。

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フォトギャラリー:58枚

八ヶ岳山荘

美濃戸口の登山道入口

八ヶ岳山荘の中。

トリカブト。

しばらくは林道を進む。

美濃戸山荘に到着。

南沢から行きました。

野鳥発見。

途中に倒木あり。下を通り抜けましょう。

チーズタルトみたいなキノコ。

少し紅葉がありました。

行者小屋に到着。

綺麗な客室でした。

記念撮影。笑

1日目お疲れ様の乾杯。

夕食。おいしかったです。

早朝。阿弥陀岳(右)と中岳(左)。

赤岳。霧氷で白く見えます。

白い赤岳を後ろに記念撮影。

モルゲンロート。

階段と鎖場あり。

凍結した葉。

朝日が差し込んできました。

分岐点に到着。強風で立てませんでした。

阿弥陀岳

赤岳。

0度以下まで下がっていました。

山なめていた僕。

紅葉と赤岳。

天候が回復して綺麗な紅葉が見れました。

行者小屋で用意していただいたちまき握り。おいしいです。

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装備・携行品

シャツ アンダーウェア ロングパンツ 靴下 レインウェア 登山靴
バックパック スタッフバック 水筒・テルモス ヘッドランプ 予備電池 タオル
帽子 グローブ サングラス 着替え 地図 ノート・筆記用具
腕時計 カメラ 登山計画書(控え) ツエルト 健康保険証 ホイッスル
医療品 熊鈴・ベアスプレー 携帯トイレ 非常食 行動食 トレッキングポール
GPS機器 カップ カラビナ ヘルメット

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登った山

赤岳

赤岳

2,899m

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