行程・コース
天候
晴れ
登山口へのアクセス
電車
その他:
中央線笹子駅から。帰りは甲斐大和駅から。笹子駅から登山口の新中橋へはバスの便あり。ただし本数は少ない。富士急バス
この登山記録の行程
笹子駅(08:45)・・・甲州街道黒野田宿本陣跡(09:00) ・・・新中橋登山口(09:15) [休憩 5分]・・・笹子雁ヶ腹摺山(11:00) [休憩 25分]・・・笹子峠(12:15) [休憩 5分]・・・県道出会(笹子隧道)(12:25) [休憩10分]・・・甲州街道駒飼宿本陣跡(13:45) ・・・大和橋西詰三差路(14:00)・・・甲斐大和駅(14:10)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
笹子峠は甲州街道最大の難所。この峠道と笹子雁ヶ腹摺山と合わせて歩いた。笹子雁ヶ腹摺山では初冠雪を頂いた富士山の姿も眺めることもできた。土曜日にもかかわらず山中出会ったのは2人だけ。天気にもめぐまれ静かな山歩きを楽しんだ。
中央線の笹子駅から国道20号線を歩き出す。車の通りは多いが、宿場町の面影を残す町並みになると黒野田宿で、江戸時代に飢饉からの救いを求めて建てられたという笠懸地蔵や黒野田宿の本陣跡ある。笹子川を渡った先には甲州街道の一里塚の石塔もあり、歴史を感じることができる。
新中橋を渡ると登山道の入り口、小さな標識に従って山道に入ってゆく。スギの植林帯の道で、ひたすら登る。送電鉄塔ではるか下に高速道路が見えるが、あとは見晴らしのない樹林帯の道が続く。尾根に出て左側が広葉樹林帯になると道は少し平たんになる。ここまでくれば頂上まではもう一登り、梢越しに富士山が見えた。
山頂手前の電波反射塔付近が最高の展望台である。初冠雪の富士山の左には三ツ峠山のアンテナ群は見え、その左には御正体山などの道志の山々が連なっていた。
笹子雁ヶ腹摺山の山頂は大月市選定秀麗富嶽12景の4番山頂となっている。山頂から富士方面は木々がうるさく見晴らしがよくないのが残念であるが、ベンチがあるところからかろうじて富士山が望めた。富士山の眺めを楽しむには電波反射塔のあたりがおすすめである。
一休みののち、笹子峠に向かった。山頂直下は急斜面だが、滑りやすいところには階段がつけられていたり、ロープがあったりするので安心である。しばらく下ると大きな送電鉄塔が立っていて、ここも富士山の展望台となっているので一休みにちょうどいい。途中尾根道と巻道に分かれているが今回は巻道をとった。峠の手前で峠に至る道が左右に分かれているが、まっすぐ峠に降りることも可能。但し、直進すると鎖がつけられた滑りやすい道で峠に降り立つ。
甲州街道一の難所といわれた笹子峠も今は昔をしのばせるものは何もない。東の大月側には降りたことがあるので、今回は甲斐大和に向かった。歩きやすい道を少し下ると今は県道となっている昔の国道20号に出る。昭和13年に完成した登録有形文化財の「笹子隧道」に寄り道し、ガードレールの切れ目から「甲州街道峠道」に入った。
昔の甲州街道を遊歩道として整備した道で、歩きやすい道である。ただし途中の沢筋で治水工事が行われているため、道がわかりづらいところがあり、2か所ほど迷ってしまった。地図や赤いテープに注意が必要である。
頬舗装された県道に出るとあとは舗装道路歩き。日影バス停を左折して旧道に入ると甲州街道の駒飼宿で、本陣跡や街道の雰囲気を残す町並みが一部残っている。あとは中央高速をくぐり、国道20号を右に進めば甲斐大和駅である
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