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行程・コース

天候

曇りのち晴れ

利用した登山口

東日原   小川谷橋  

登山口へのアクセス

バス
その他: 奥多摩駅から東日原行バス乗車、終点の東日原バス停で下車

この登山記録の行程

東日原(08:00)・・・一石山神社(08:30)・・・金袋山(10:10)・・・一石山神社(11:30)[休憩 25分]・・・東日原(12:20)

コース

総距離
約8.0km
累積標高差
上り約926m
下り約926m
コースタイム
標準2時間50
自己2時間50
倍率1.00

高低図

標準タイム比較グラフ

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登山記録

行動記録・感想・メモ

今日は、約三ヶ月ぶりくらいになる奥多摩登山に出かけてきました。日原にあります「金袋山(きんたいさん)」です。一ッ石山神社からタワ尾根での行って来いです

いつもの始発で奥多摩にGO。7:31発の東日原行きに乗車。のんびりお手洗い行ってたら運悪く私だけ立ち乗りにwいつもの川乗橋BSで大量に降りてからはのんびり着座。予定通り東日原には8:00到着です。

ほかの人がみんなミツドッケ方面へ向かう中、一路鍾乳洞の方へ。ここから30分。こっち方面へ足を延ばすのは、4年前に鷹ノ巣山へ向かった時以来です。鍾乳洞はもっと行っていないです。
朝の静かな集落散策、気持ちいいです☆

時間通りきっかり30分。入山口の一石山神社到着。来てみて分かったんですが、金袋山への道標、皆無ですねw ただ地図見れば神社から入山となっているので、上がった先、左手の脇から入っていきます。とりつく尾根も間違いはないので、この先の進行方向にだけ注意しつつ進んでいきます。

登り始めから滑りやすい急坂。下るときのことを考えると、雨の時は歩きたくないレベルです(;・∀・)
一応天気予報では雨は降るような感じではなかったので、降らないことを祈りますw またこの辺、石灰岩で崩れやすいためか、落石防御用?の工事がいたるところに施されています

そして...木の向こうの白いのは全部ガレた大小の岩。マジやべえ。。。ちなみに登り始めてから10分での光景です。「奇岩と巨樹の森」の日原ですが、さすがに体現し過ぎじゃないですかね?
基本的に一本道ですが、一か所だけ「?」な踏み跡が。下から上がっていくと最初のロープのところで左右に分かれますが、左に。右がどうなっているかは、入らなかったので不明です。
※写真取れてませんでしたスミマセン^^;

その先に石段が出てきました。なんか文明を感じるものがあると安心しますwちなみに岩がせり出してきていて、かがまないとぶつかります。左は急な崖で、油断なりません(;・∀・)
ところどころ、樹の名前を記した看板が立てられていました。でも道標がないところをみると、かつての登山道が、寂れるに任せて忘れられていっている、ということでしょうか。

やっとの思いで主稜線に出ました。平坦なところにベンチが。そこを過ぎてからしばらく、左に植林、右に自然樹の境界付近を歩きます。奥多摩でよく見る光景ですね。途中、再びの石段が。ロープで進入禁止に。すぐ左手に道があります。

そこから数分もしないで、最初のピーク「一石山」に到着です。凝った山頂標です♪
この先は等高線も間隔がゆるいので、体力的にはそうきつくないだろうと見込んでいます。そして実はワタシ結構ビビリで、誰もいない静か過ぎるところは緊張してしまうのでサクサク動きます^^;

この辺から若干踏み跡が怪しくなってきます。というかほぼ期待しちゃダメというレベルですねw
尾根筋に従って歩けばOKですが、一か所わかりずらいところが。踏み跡っぽいのがあったと思ったら消えたりの連続で、東に延びる尾根筋めがけて突っ切ったほうがいっそ楽だろうと思いそうしましたw

落ち葉も積もって柔らかいので足をとられて若干負担がありますね。8:30の入山から1時間20分、9:50に人形山に到着しました。
\(^O^)/

その後も変わらず尾根筋をたどります。しかしほんと、長大で太い尾根ですねー。
ちょっと進んだところからの景色では、孫惣谷の方面は雲というか靄?が立ち込めている感じでした。

10:10、無事に金袋山に到着しました。このユニークな山頂標が見たかったです。
(金の袋をかたどってます☆)

休憩も5分未満で早々に下山開始です。
が、先ほど上がってくるとき、一石山以降の区間が踏み跡がほとんど期待できないことを思い直します。下山苦労するかなと最初は思いましたが、すぐに考えが変わりました。
「踏み跡ないなら、自分で好きにライン作って動いたほうが確実で楽しいのでは?」

俄然ワクワク感がこみあげてきて、むしろこれからがハイライトに。要所では記憶を頼りしますが、基本は自分でどう歩くか新しく考えます。といっても尾根筋ベースなので、そう難しくないはずです^^

まずは基本通り、ベースプレートコンパスを赤矢印方向にセットして移動開始。そこを歩いている途中に、次のカーブ点を先回りでコンパスにセットします。これを先にかざしておくことで、うっかり通り過ぎるのを防ぐ戦術。まぁ通り過ぎるような支尾根はないですがw

基本的に尾根筋なぞっていれば外れることはありませんが、意識することで現在地を確実に地図上で追いかけられますね。
その先も記憶を頼りに。上って来る時も、人形山から金袋山へは二重稜線気味で地形図と若干違ってたので振り返って様子を見ていたのが役立ちました。ここは来た道をたどって人形山へ戻ります。

おそらくその先がイチバンのポイントですね。東の方へ少し移動して、乗り上げてきたときのタワ部まで行きます。そこからはシンプルに、真南にコンパスセットしてその先の尾根まで突っ切る、という進路設計にしました。

そうして歩いている途中、登りではすっかり失念していましたが、ミズナラの倒木を見つけて、立ち寄りました。思わず息をのみました...枯れてなお、尊厳が生きていると感じられました。
私がこの木の存在を知ったのは金邦夫さんの著書で、その中で著者は「誇り高い金袋山のミズナラ」と評されていました。ネット検索したら、東京都環境局のHPで樹齢は800年とのこと。それだけの長い時を生きて、そして静かにその命を終えていったことに、何も言葉は見つかりませんでした。
どうかすると、今回見逃したままになるところでした。今回、一目見ることが出来て本当に良かったです。来たかいがありました。
さて、先に進みます。

先ほど同様、コンパスの誘導で真南へ。するとちょっと進路がズレていました。尾根筋から右寄りなのが、見て取れました。そして左手の方向に、登ってきたときの自然樹との境界線がありましたのでそっちに移って解決です。

あとは難しいところはなかったです。一応の注意点は一石山手前に南向きの支尾根があることくらいですが、地形的には左手(北側)の斜面を見続けながらそのカーブに従うだけでOK。また、植林帯との境界線もそれに合わせてカーブしているので、普通にそれに流れていけば大丈夫ですね。

その先、一石山を過ぎれば、道はとたんに明瞭になるので足場の悪さに注意すれば難しいところはなかったです。ステッキ使っている場合はそれを仕舞って、両手で岩や木を支えにして降りて行ったほうが確実だと思います。

11:30、無事神社まで下山完了しました。駐車場は観光客の車でいっぱいでした。
私は長沢背稜含めこの一帯に苦手意識があったので、無事下山出来てとにかくほっとしました
(;・∀・)

実際、金袋山では緊張で胃がムカムカして咳込んでしまったくらいには豆腐メンタルです^^;
あとは観光で、小川谷林道の入り口付近まで足を延ばしてみました。その後東日原まで歩いて戻り、今日の山行が完了しました。

今回は久しぶりの日原探訪で、普段の青梅線沿線や小河内付近とは大きく違う雰囲気を堪能することが出来ました。鍾乳洞付近の燕岩や梵天岩をはじめ、深い森など、自然のすごみを全身で味わえるのが日原の良さかなと自分なりに感じられました。もっといろいろ、日数をかけて歩いてみたいです^^

そして何より、あのミズナラの倒木をこの目で見られたこと、そして下山時に自分なりにルートを編み出して歩けたことで、楽しい以上に満たされた山行に出来ました(^^)
今回はこんな感じです。

※追記※
今回は現在地ロストによるGPSアプリ起動はありませんでした。下山中、一度熊の糞を見かけて地図上に書き込むとき、参考として起動しました。結果、見立てとほぼ実際の位置が合致していて、その意味でも今回の山行は充実しました^^

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フォトギャラリー:46枚

朝は若干空がのぞく天気

入山口の一石山神社。東日原BSから徒歩30分ほどです。

街道の石段を上がってすぐ左手の脇にとりつきがあります。道標はナシです。

登ってすぐの光景。落石防護用の工事ですね。

途中、燕岩の方向。白いのは全部ガレた大小の岩。。。マジやべえ

木の解説板がありますね

途中にはベンチも

もうちょっと上り頑張ります

その先の石段にはロープで進入禁止。左手にう回路があります。

急坂登ったらこの看板が。

そのすぐ先に一石山☆

あとは尾根筋の緩やかなコース

人形山手前の分かりにくい平地

人形山♪すぐに先へ進みます

タワ尾根の大きさを実感します

西を見れば、孫惣谷に雲?靄?が

金袋山とうちゃく!神社から計測して1時間40分でした。(休憩なし)

下山開始後、最初のカーブポイント。角度はコンパス計測で117°

人形山へは二重稜線の左側。

ミズナラをようやく見ることが出来ました。

少し行きすぎました。向かって左の植樹帯との境界線がルートなのでそっちに復帰します。

秋ももう終わりですねー

詫び寂びを感じます

一石山から下りてきたところを振り返って。かなり滑りやすい急坂なので、両手はフリーの方がいいと思います。

11:30、下山完了です♪

岩がせり出しているのでかがんで通りますw

この辺にクマの?糞がありました

小川谷もいつか散策したいです

お昼近くはさすがに観光客の車がたくさん

燕岩の迫力凄いです

梵天岩も迫力ぱないです

小川谷林道入り口の表示

日原林道との合流点から

東日原までまた徒歩で戻ります

久しぶりの日原探訪、大満足です

家屋の隙間から。崩落すごい...

東日原が見えてきました

バス停到着~ここから1時間待ちw

バス停から。鷹ノ巣山の方が雲に隠れています

バス待ち時間で初めて森林館、立ち寄らせていただきました^^

青梅線で帰宅ー

アドベンチャーライン好きです^^

登り。至人形山。赤丸部分が踏み跡ほとんど期待できないので、緑線の尾根に狙いを定め、乗り上げてから西へ進むといいかと。

下山。金袋山⇒人形山。緑の屈折点を迎える前に、コンパスに方角をセットして歩きました。こうすることで通り過ぎるのを防止する作戦ですw

下山。人形山⇒一石山。(1)山頂から少し東へそれ、そこから真南に主稜線へ合流する

下山。人形山⇒一石山の注意点。(2)基本自然樹と植林帯の境界線に沿って歩けば緑の支尾根には紛れ込むことはないと思います

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装備・携行品

シャツ アンダーウェア Tシャツ ソフトシェル・ウインドシェル ロングパンツ 靴下
レインウェア 登山靴 バックパック スパッツ・ゲイター 水筒・テルモス ヘッドランプ
予備電池 タオル 帽子 グローブ 地図 コンパス
登山計画書(控え) ナイフ ツエルト 健康保険証 熊鈴・ベアスプレー 行動食
【その他】 ヘルメット

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