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水無山を経て綿向山から竜王山

綿向山( 東海・北陸・近畿)

パーティ: 4人 (おりちゃん さん 、ほか3名)

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行程・コース

天候

晴れ

登山口へのアクセス

マイカー
その他: 国道477号線の鈴鹿峠を越え、蔵王ダムを過ぎて最初の信号を左折し県道を2㎞ほど進み左に折れるとトイレがありそこで用を足す。

この登山記録の行程

登山者用駐車場(8:05)---ヒミズ谷出合小屋(8:24)---水無山分岐(8:49)---水無山(10:05)---水無山南峰(10:13)---水無氏山分岐(10:31)---表参道合流(10:49~11;00)---(11:17)綿向山(11:55)---竜王山分岐(12:08)---竜王山(13:35~13:43)---竜王山登山口(14:08)---駐車場(14:40)

コース

総距離
約10.8km
累積標高差
上り約1,192m
下り約1,192m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

 雨乞岳の西に見える素敵な山容の山は何山だろう、登ってみたいと思っていた。Sさんから綿向山と教えてもらい、水無山経由で登ろうということになる。久しぶりに師匠のKさんも参加、Uさんも参加でき4名で登ることに。
 駐車場には、すでに数台の車が止まっている。準備を整え川沿いの広い砂利道を歩いて行くが、途中何カ所か駐車場が設けられている。綿向山の標高1,110mにちなんで11月10日は綿向山の日ということで大勢の登山客が登るそうで、そのための駐車場を準備してあるようだ。しばらく歩いていると、右側に「接触変質地帯」の案内板が現れる。ここは国の天然記念物でマグマの熱で元々あった岩石が変成作用を受けたところが地表面に出て観察できるところのようだが、草や木もかぶさり僕らにはハッキリ分かり難い。
 ヒミズ谷出合小屋に着くと、右側の杉林に続く水無山へのコースへ折れる。しばらくスギ林の登山道を歩くと左側の谷に落ちる急斜面を横切る道に入る。ロープを張ったところもあり慎重に進む。山腹の横道から登り道になりしばらく登ると林道に出る。林道の少し先からまた山道に入る。怖い急斜面の道は終わりかと思いしや、また急な山腹を横切る道が出てくる。ロープを張ったところも出てくるが、Sさんが持ち替えようとしたストックが谷側に落ちてしまう。すぐ下に引っかかっていて枯れ枝を見つけ何とか回収でき大事には至らず。
 急斜面の道が終わったかと思ったころ水無山への分岐に着く。一休みの後水無山へ向かう。岩場はロープを頼って15分位で水無山の山頂に到着。山頂は木々に囲まれたいる。南峰へ足を延ばす。途中左側に崩落しているところがあり注意が必要だ。南峰からは視界が開けており鎌ヶ岳や目的の綿向山とその山腹の崩壊地の文三ハゲが目の前に。
 水無山の分岐点まで戻り、綿向山の向けて出発。文三ハゲの淵に沿って登り斜面を横切った先で表参道コースに合流する。Kさん曰く「ここから山頂までは遠足のような道だ」。合流地点で一休みしていると、下山してきたソロの登山者が、あれっ⁉という感じでこちらを見ていると、何とKさんの元会社の同僚とか。SさんとUさんも同じ会社の出身で、しばらく話がはずむ。
 お互いに気を付けましょうと別れ、折り返しの道を登って行くと、最後に階段がまっすく上に向かって伸びていて、階段を登り終わると鳥居が待っている。
 綿向山山頂の鳥居をくぐって祠に手を合わせ周りを見渡すと、10人ほどの先着の方がゆっくりとくつろいでいる。山頂は広く木が少ないので視界も広い。東には、すぐ手前に雨乞岳が見えその右側には鎌ヶ岳が見える。西側から眺める鈴鹿の山々もなかなかいい。我々も景色を眺めながら昼飯にする。山頂には石を積んで作った「青年の塔」があり、その裏にはタイムカプセルを埋めた跡があり、プレートには1970年に埋めたタイムカプセルを2070年に青年の手で青年の手で開かれると書いてある。
 腹ごしらえをした後、少し下ったところにある変形ブナを見に行くことになる。変形ブナのブナの珍変木は幸福ブナとも呼ばれ、これをくぐると幸せを呼ぶとか…当然くぐって幸せに…⁉
 予定では、山頂に戻り表参道を下るつもりだったが、後から来られた二人(男女の)が竜王山を回って下山するということで、まだ時間も早いことから我々も同じルートをとることにする。KさんとSさんは経験済みのルートとのこと。
 雨乞岳に向かうコースから分かれ、いきなり急な下りになる。15分ほど下ると傾斜が緩くなり一安心するのもつかの間また急な下りが待っている。下り終ると登り返しが始まり登り終わると下りが…いくつかのアップダウンを繰り返すなか変形ブナで会ったお二人と抜きつ抜かれつ竜王山へ向かう。関西から来たお二人のうち男性は、81歳の現役の登山ガイドだそうで若いころ8,000m峰(アンナプルナだったかな、ナンガ・パルバットだったかな?)に無酸素で登ったこともあるとか、凄い。さすが息も切らさず歩いておられる。
 やっと竜王山に到着。三角点は?女性の方が三角点を見つけ、杭に三等三角点の表示がある。頂部の四角の一辺が15㎝が三等三角点と二等三角点、18㎝が一等三角点とのことを現役81歳のガイドさんから教わる。
 竜王山からは最初急な階段の下りで始まる。下り終ったところがは千畳平と呼ばれ、奈良時代に大安楽寺というお寺があったとか。千畳平を過ぎ折り返しの道が終わって林道に出たところが竜王山登山口である。舗装道路になり駐車場に向かっていると軒先でこの一帯の田んぼで穫れたお米を売っている。綿向山や竜王山から流れ出る水で育んだお米だそうで、試食用をいただく。しばらく歩くと道の真ん中あたりに太い紐みたいな…なんか動いているような…??アオダイショウか?ヘビの日向ぼっこか⁉我々に気づき道端の茂みの中へ。駐車場から81歳の現役ガイドさんたちは先に関西へ。
 今回は水無山を経由して綿向山に登ったが、水無山への登山道は急な斜面を横切る所が多く緊張強いられるコースだった。下山は表参道を予定していたが、ガイドさんたちに続き竜王山を回るコースをたどったがアップダウンもありかなり堪えた。綿向山からの眺めは素晴らしく鈴鹿の山並みを西が側から眺められ、その山並みの向こうには伊勢湾も望めた。登山アプリでの歩行距離は10㎞ほどとのことだがもっと歩いた感じで結構タフなルートだった。

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装備・携行品

シャツ アンダーウェア ロングパンツ 靴下 レインウェア 登山靴
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健康保険証 ホイッスル 医療品 ロールペーパー 非常食 行動食
トレッキングポール GPS機器 ライター

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登った山

綿向山

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