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ミツマタの花咲く野登山へ

野登山( 東海・北陸・近畿)

パーティ: 6人 (おりちゃん さん 、ほか5名)

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行程・コース

天候

晴れ時々曇り

利用した登山口

駐車場  

登山口へのアクセス

マイカー
その他:  いつもの駐車場が満杯で、引き返して高速下の広いところに車を止める。

この登山記録の行程

スタート地点(07:58)・・・駐車場(08:07)[休憩 5分]・・・分岐(08:18)・・・仙鶏尾根分岐(10:12)・・・西峰(10:43)・・・国見のひろば(10:56)[休憩10分]・・・野登山(11:16)[休憩 3分]・・・野登寺(11:35)[休憩 40分]・・・分岐(13:29)・・・駐車場(13:39)・・・スタート地点(13:49)

コース

総距離
約9.6km
累積標高差
上り約1,046m
下り約1,045m
コースタイム
標準4時間5
自己5時間3
倍率1.24

高低図

標準タイム比較グラフ

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登山記録

行動記録・感想・メモ

 今日は、三重大学で生物学を教えている福田先生と学生さん4人の計6人で、ミツマタの花が楽しめるコースで野登山を目指す。
 いつもの駐車場に着くと、すでに多くの車が路上にまで駐車していて止める所が無い。新東名の下にある広いところに数台の車が止まっていたのは駐車できない車がこちらに停めたということか。
 道路に出て先生たちの車を誘導しここに車を止め、各自自己紹介をして出発。上の駐車場を過ぎ分岐から左へ折れる。害獣防護柵の手前で、道の前方に太くて長いものが横たわっている。近づくとゆっくり道の端に動いているではないか。何と大きなアオダイショウだ、春の陽気に誘われて日向ぼっこに出てきたのだろうか⁉
 害獣防護柵を過ぎ、林道の途中途中で、先生から植物の説明を受ながら歩く。林道が終わり沢を渡り登山道に入るとミツマタの群落の中に入ってい行く。道を進むにつれミツマタの木が広がり今が盛りと花を咲かせている。昨年よりずいぶん花が多いようだ。いい匂いがするとのことで花に鼻を近づけると確かに良い香りが....ミツマタの花がこんないい匂いだったとは...。
 十分にミツマタの花を楽しみ本格的な登りにかかる。尾根道出ると急な登りが始まる。急な尾根道の登りは、たまに少し緩くなるところもあるが、続く急登には息が切れ心臓に堪える。やっと斜面を横に行く道になるが、この道をそのまま行くと行き止まりになるようで、小さな赤い目印の所を左に折れて登り、斜面を巻いてなだらかな鞍部に出たところが仙鶏尾根分岐である。分岐から右に折れ急斜面を登るが、この最後の急登も実に辛く、道もわかりづらいので道を見極めながら登る。やっと舗装された林道に出た、一休みしよう。
 ここから、舗装された広い道を上り詰めたところが野登山の西峰で、ここが野登山の最高点だ。すぐ下にお寺さんが見える。道を引き返し左に延びる道に鎖を跨いで入り、左に山頂へ続く道を通り過ごし次にある別れ道を左に進んだ広い台地が国見広場である。実に眺めがよく、目の前には入道ヶ岳、鎌ヶ岳、御在所岳の鈴鹿の山々が連なり右側には鈴鹿や四日市の町が見えそうだが、残念ながら今日は黄砂のためか遠望が利かない。
 国見広場を後にし、電波塔の横を抜け野登山の山頂へ。山頂は木々に囲まれ見晴らしは悪いが、電波塔を過ぎてすぐの所にある「国見石」は、昔の人がここからの眺望を楽しんだ場所のようである。
 山頂から、山上のお寺(野登寺・上寺)行く途中に湿地があり、この時期いつもなら水芭蕉の花が見られるはずだが、今年はまだ早いのか水芭蕉の小さい芽が二本だけ水面から顔を出ている。ただ道脇にシロバナネコノメソウが小さな花をつけているのを先生が見つける。先月入道ヶ岳で見たが野登山にもあるんだ。
 西峰の下に見えた野登寺の参道には、小さな石の家が並んでいるが中には地蔵さんが納まっている。また、シキミという木に黄色い花が咲いているが、先生によるとこの実は香辛料に使う八角にそっくりだそうだが猛毒だそうだ。
 寺に着くと、境内に鐘楼があり記念に鐘を一突き、ゴ~ンと気持ちいい音が響く。お寺に参った後ゆっくりと昼食をとる。
 さて、下りに入る。ひたすら下りが続く。やっと傾斜が緩くなったころに小川が現れる。岸辺に白い花と小さな黄色い花が咲いているが、先生によるとミヤマカタバミとトウゴクサバノオという花だそうだ。先生のおかげでいろんな植物の名前や特徴が分かりありがたい。
 害獣防護柵まで来ると坂本の集落だ。防護策を確実に閉め、車を止めた場所まで下って行く
 
ミツマタの群落から尾根道を詰めたところが「仙鶏尾根」分岐であるが、「仙」は仙ヶ岳からとった字であることは分かるが、「鶏」は何から....?よくよく調べてみると、野登山はもともと鶏足山(けいそくさん)と呼ばれていたようで山頂近くにある野登寺(やとうでら)から野登山(ののぼりやま)と呼ばれるようになったようである。仙ヶ岳と鶏足山を結ぶ尾根が「仙鶏尾根」....そういうことだったのか!

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登った山

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852m

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小岐須渓谷を基点に自然と古刹を訪ねる

最適日数
日帰り
コースタイプ
周回
歩行時間
5時間10分
難易度
★★
コース定数
21
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