行程・コース
天候
晴れと曇り
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
県道302号でカーナビで「石水渓キャンプ場」を目指すとよい。通常であれば、高速をくぐって直ぐにある仙ヶ岳登山口バス停から右に入って石谷川沿いの林道を進むと終点(石谷川谷の大堰堤の駐車地)に5台程度駐車可能な場所があり登山口に早いが、今回は野登山を巡っての周遊につき、石水渓キャンプ場から少し登ったところの駐車場に停めさせてもらった。5台程度。トイレはそこから少し登ったところにある。
この登山記録の行程
石水渓キャンプ場付近駐車場(07:33)・・・石水渓バンガロー&トイレ(07:43)・・・白糸の滝分岐(07:56)・・・石谷川谷の大堰堤の駐車地(08:05)・・・白谷ルート分岐・白雲の滝(08:36)・・・南尾根ルートへ・・・涸れ沢・・・鞍部・分岐(09:19)・・・滝谷不動明王(09:25)・・・鞍部・分岐・・・獅子岩・・・仙の石(10:37)・・・東峰・山頂(10:40)・・・西峰・山頂(10:49)・・・仙の石(11:14)・・・仙鶏尾根ルートへ・・・昼食(~11:50)・・・仙鶏乗越・・・林道・・・野登山・山頂(13:18)・・・坂本・・・石水渓キャンプ場付近駐車場(14:45)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
※:スタート時のGPSが測定エラーだったため一部手動で補完。
久しぶりにやってきた鈴鹿山系。
今日は石水渓を起点に仙ヶ岳から野登山を巡る周遊。仙ヶ岳へのアプローチはいくつかあるが、最も変化に飛ぶといわれる南尾根ルートを使い仙ヶ岳を登る。そして、仙鶏尾根から野登山を目指し、坂本経由で周遊する。
駐車場から少し歩いてトイレを済ませてから登山道に入る。まだ本番ではなく、一つ尾根を越えるように進み、まずは石谷川谷の大堰堤の駐車地を目指す。本来であれば、大堰堤の駐車地まで車で登ってくることが出来る。林道をさらに進む。所々、崩落している箇所があるが、割と綺麗な道だ。左手には名前が示すように険しい鬼ヶ牙が見える。ほどなく林道を進むと山道に変わる。ここが登山口か。
天気は終日晴れの予想であったが、特に山頂付近は曇ったような曖昧な天気だった。前日の雨が影響してか地面は湿っており、今年最初のヤツにであった。元気にシャクトリで靴を登ってくるヤツ、いつの間にか靴下にとりついているヤツ。幸い、献血までには至らなかったが、この時期にもう出会うとは、あまり嬉しくない早期再会だ。
コース全体、荒れているところがちらほら。イタハシ谷沿いの道は梯子が壊れかけのところもあった。また、尾根の鞍部手前にある涸れ沢はかなりの急斜面を直登しなければならず、大小の岩がゴロゴロしていて非常に登りづらい。ケガをしないように慎重にゆっくり登ることをお勧めする。
鞍部に出ると仙ヶ岳は左方向だが、南尾根ルートの名所の一つ「滝谷不動明王」にご挨拶するため、いったん右の方に進む。
器用に岩を削って作った木の階段を昇り、大きな岩を乗り越えると、滝谷不動尊が出迎えてくれる。くり貫かれた岩の中にどんと鎮座されている。威厳があるが、でも、どことなく愛嬌のあるお顔をされているようにも見える。:)
反対に回ると不動尊の岩の上に出ることができる。恐る恐るだが、登ってみると、これは絶景。登ってきた里の方からさらに遠くまでが一望できる。ただし、足元はスースーしていてかなり危険だ。
折り返して仙ヶ岳の方へ向かう。ここから先、仙鶏尾根ルートを含め、尾根は全体的に痩せ尾根で、ものすごく細い道を進むことになる。時々、岩を昇ったり、崖のような急斜面を下ったりと変化に富んでいて飽きさせない。
また、縦走中、連なる鈴鹿山系の山々が随所に見えて深い山奥を歩いているような感覚が楽しめる。
南尾根を進むと左手に岩尾根のこれまた険しい岩山が見える。右手には野登山。山頂には大きなアンテナの鉄塔が建っている。前方には獅子岩。ごつごつした岩肌で、いったいどこから登るのだろうと思ってしまう。
さらに進み、獅子岩を越えると次のピークのてっぺんに大きく特徴的な岩が見える。次の目標「仙の石」だ。
仙の石は、実際に近づいてみると、実に不思議な形で大きな岩が地面の上に立っている。
侵食してできたのか、火山で飛ばされてきたのか。とにかく不思議な岩だ。
仙の石の少し行った分岐から、いったんコースを外れてまずは仙ヶ岳の東峰(955m)を目指す。と言っても東峰は直ぐに着く。眺望はない。
少し戻って今度は西峰(961m)を目指す。一度大きく降って急な坂を駆け上がる。片道約15分。東峰より少し高く、眺望もよい。鈴鹿山系でも特徴的な鎌ヶ岳が良く見える。
記念撮影をして、再び仙の石まで戻る。
眺望の良いところで昼食をとり、仙鶏尾根を使って野登山を目指す。仙鶏尾根は急な下りが続く。まっすぐ降るとそのまま尾根伝いに仙ヶ岳を降ってしまう。途中で左に折れて野登山へと続く尾根に入らなければいけない。曲がる看板を見落とさないよう注意。
仙鶏尾根は崖かと思えるような降りのポイントがいくつかある。
降り切った鞍部のところに、儚い透明のような銀竜草の群生を見た。こちらも今年初。血を吸う迷惑なヤツと違い嬉しい再会。
野登山へは鞍部からちょっと登ったらすぐに林道に出てしまう。少し拍子抜け。
林道を使って山頂を目指す。道を間違えながらぐるぐる回りつつ山頂にたどり着く。
山頂は眺望がないが、緑に囲まれていて、それはそれでよい。
山頂から直接降る道があるのでそれを使って一気に坂本の部落まで降る。
坂本の部落は意外に高い場所に位置している。高速の高い橋げたが下に見える。田んぼを抜け、茶畑を抜け進むと高速の下にある仙ヶ岳のバス停にたどり着く。
あとは車のある場所まで道を登り、軌跡で描いた円を閉じる。
周遊コース約15km。実に変化があって面白い登山だった。
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